一挙手一投足が日本中を沸かせるスター・大谷翔平(29)に、女性の影が報じられたことは一度もない。だがアナハイム現地女性ファンの間では、日本からエンゼルススタジアムに駆けつける日本人女性・Aさんの存在が話題になっているという。ファンの一人がこう話す。
「大谷選手にはファンが多く一人一人に対応するとキリがないので、基本的にサインボールなどはもらえません。そんななかAさんは、個人的に水原通訳とやりとりをして、大谷選手のサインボールをもらっているんです」
そのAさんの姿を捉えた動画がある。場所はスタジアムの屋外。長い黒髪とキリッとした目元が印象的なAさんがカートに近づくと、運転手からボールを手渡される。戻ってきたAさんはファンの前でボールを誇らしげに掲げた。そこには大谷のサインが、17番の背番号とともに記されていた。
「サインが書かれた箇所は『スウィート・スポット』と呼ばれ、有名な選手ほどなかなかここに書いてくれません。まして背番号つきとなると珍しく、もはやプレミア品ですよ」(前出のファン)
なぜAさんは個人的なやりとりをすることに成功しているのか。
「Aさんははじめに、ロスに住む一平さんの父親に近づいたと聞いています。父親とはLINEを交換して、一緒に野球観戦に行くほどの仲だとか。その人脈を活かして、大谷のサイン入りボールを手に入れたようです。その過程で一平さん本人にも近寄った」(同前)
このファンによると、Aさんはまず水原氏の誕生日である「31」の背番号入りユニフォームを自作し、それをカートの運転手を通じて水原氏に渡した。後日、戻ってきたユニフォームには水原氏のサインが入っていた。続けてAさんは、水原氏宛の手紙とボールを運転手に託した。そして返ってきたのが“プレミア品”のサインボールだったというのだ。
Aさんに問い合わせると、こう応じた。
「私は過去数回しかアナハイムに行ったことがありません。そのなかで、一平さんやお父さんと交流があるような言い方を現地でされますが、全く交流はありません」
真相やいかに──ファンの間に渦巻く愛と嫉妬も、スターならではの宿命かもしれない。
※週刊ポスト2023年9月15・22日号