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【16才ご当地アイドル自殺訴訟が泥沼化】遺族側の中心弁護士は「名誉棄損」認定され敗訴確定、過去には小嶺麗奈、小澤廉らの裁判も担当

丸田憲司朗被告に対する公判が行われた東京地裁(時事通信フォト)

遺族側の請求を棄却した東京地裁(時事通信フォト)

 2018年3月、愛媛県松山市を中心に活動していたご当地アイドル「愛の葉Girls」のリーダーだった大本萌景さん(享年16)が自宅で亡くなった。自死だった。この死をめぐる裁判が泥沼化していることがNEWSポストセブンの取材でわかった。

 最初の訴訟は、2018年10月に遡る。萌景さんの死の約7か月後、「原因は所属事務所のパワハラだった」と主張する遺族らが、「愛の葉Girls」の所属先である「Hプロジェクト」や、同社の佐々木貴浩社長などを相手取り、総額9268万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴したのだ。

「提訴に伴って開いた記者会見で、遺族の弁護団は、萌景さんが死を選んだ理由として『違法・不適切な労働環境』『パワハラ』『学校と芸能活動の両立を阻害』『高校進学費用の貸付を直前で撤回』『辞めるなら違約金1億円を払えと社長が発言』といった理由を挙げ、所属先事務所を糾弾。“悪徳社長とかわいそうな地方アイドル”という構図で多くのメディアが報道しました」(社会部記者)

 しかし訴訟が進むと、遺族側の請求は軒並み棄却されていた。

「2022年6月、東京地裁は遺族側の請求を棄却。控訴審が争われた東京高裁でも控訴棄却となり、同年12月に裁判は遺族側の敗訴という形で終結しました」

 彼女の自死をめぐる裁判には“第二幕”があった。今度は、所属事務所側が遺族と代理人弁護士や関係団体など計9者を相手取り「記者会見やネット上での発言が名誉毀損に当たる」として訴えたのだ。

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