GENICのメンバーとして音楽活動をする一方、俳優として、これまでにもドラマ『機界戦隊ゼンカイジャー』やミュージカル『東京ラブストーリー』などの話題作に出演してきた増子敦貴。俳優として新たに挑んでいるのは、人気BLマンガが原作のドラマ『体感予報』(※放送エリアによって放送日時は異なる)。初めてのBL作品へ向き合う心境とは──!?【全4回中の第1回】
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──人気BL作品への出演オファーを聞いたときの心境は、いかがでしたか?
BL作品に触れることが初めてで挑戦者の気持ちだったので、原作は本当にたくさん読みました。原作の表情も細かく読み込みながら役作りの参考にしていました。それでも、撮影が始まるまではドキドキしながら毎日を過ごしていた感じです。
──人気BLマンガの実写化ということで、ほかの作品と比べてお芝居に対しての不安はありましたか?
真新しい役だからこそ、考えすぎないで演じられていると思います。でも、難しかったのは、原作ファンのみなさんのイメージに寄り添えるように演じることですね。すごく繊細に取り組みました。
──増子さんから見て、ご自身が演じている棚田葉のキャラクターの魅力はどんなところにありますか?
ダヨちゃん(葉)は行動1つをとっても、ちょっとおどおどしていたり、のろまなところがあるんです。愛情表現もすごく下手で、恋愛偏差値が低いんだろうな……と思わせる鈍感なところがあるんですけど、それもすべて相手役の(瀬ヶ崎)瑞貴にとってはかわいらしさを感じている魅力的な部分なのかな……と思います。
──相手役の瀬ヶ崎の魅力については、どうでしょうか?
瑞貴は、現実世界にはいないようなキャラクターですね(笑い)。骨格も、仕草1つをとっても美しい! 性格的には二面性を持っている人なんですけど、ダヨちゃんといるときは正直な自分でいるんだろうな……と思うし、何をしても瑞貴だから許されてしまうような魅力があるんです。総じて”カッコいい“という言葉に落ち着く人だと思います。