ライフ

【58歳から元気になる方法】「年収300万円で好きなことができる」和田秀樹氏が語る定年後再就職ならではの利点

定年後に働くことのメリットとは?(イメージ)

定年後に働くことのメリットとは?(イメージ)

『80歳の壁』など数々のベストセラーを生み出す和田秀樹医師が、「58歳から元気になる方法」をテーマに、現役世代の悩みに答える。50代後半になると、どうしても頭をもたげてくる「定年後の身の振り方」。年金だけでは老後の生活が不安という人は多いが、かといって「再就職」に有利な資格やスキル、経験があるわけでもない──そんな悩みを持つ人に、和田医師の出す“処方箋”とは。

 * * *

60代以降も仕事はある

 50代半ばを過ぎると、会社員であれば数年後にやってくる「定年退職」を意識せざるを得なくなります。年金の支給開始年齢が徐々に引き上げられるなか、生活費の不足を補う目的として定年後も再就職や再雇用で働き続けることを考える人は多いでしょう。

 すでに定年後のセカンドライフについて準備してきた人は別ですが、いざ「再就職」を考えた時に、「通用するようなスキルや資格がない」と自信を持てない人も一定数いるのではないでしょうか。

 確かに、現役時代の給料と変わらない収入を得ようとすれば、希望を満たす再就職は難しいかもしれません。人口の少ない若年層は人手不足が言われる一方、中高年は多くの企業で「人余り」の現実もあります。ここではやはり、「需要と供給」の関係を考えるべきだと思います。

 では、60代の男性は、労働市場における「需要」がないと言えるでしょうか?

 答えはNOです。今の日本では、年金受給世代になっても元気で、体力も知力も現役並みという人は多いです。当然、そのような働き手を求める職場もあります。

 私が真っ先に思い浮かぶのが介護職です。要介護者の食事や入浴、排泄など日常の身の周りのケアを行う介護職は「女性の仕事」との思い込みがあるかもしれませんが、実は多くの介護現場で、男性はものすごく歓迎されています。車椅子への移乗や寝たきりの人の身体介助では特に力仕事の場面が多く、男性の活躍できる場面と言えるでしょう。

関連キーワード

関連記事

トピックス

自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
【入浴中の不慮の事故、沈黙守るワイルド恋人】中山美穂さん、最後の交際相手は「9歳年下」「大好きな音楽活動でわかりあえる」一緒に立つはずだったビルボード
NEWSポストセブン
トンボをはじめとした生物分野への興味関心が強いそうだ(2023年9月、東京・港区。撮影/JMPA)
《倍率3倍を勝ち抜いた》悠仁さま「合格」の背景に“筑波チーム” 推薦書類を作成した校長も筑波大出身、筑附高に大学教員が続々
NEWSポストセブン
結婚披露宴での板野友美とヤクルト高橋奎二選手
板野友美&ヤクルト高橋奎二夫妻の結婚披露宴 村上宗隆選手や松本まりかなど豪華メンバーが大勢出席するも、AKB48“神7”は前田敦子のみ出席で再集結ならず
女性セブン
NBAロサンゼルス・レイカーズの試合を観戦した大谷翔平と真美子さん(NBA Japan公式Xより)
《大谷翔平がバスケ観戦デート》「話しやすい人だ…」真美子さん兄からも好印象 “LINEグループ”を活用して深まる交流
NEWSポストセブン
(時事通信フォト)
「服装がオードリー・ヘプバーンのパクリだ」尹錫悦大統領の美人妻・金建希氏の存在が政権のアキレス腱に 「韓国を整形の国だと広報するのか」との批判も
NEWSポストセブン
野球人・江夏豊が球界に伝えておくべきことを語り尽くす(撮影/太田真三)
【江夏豊インタビュー】若い才能のある選手のメジャー移籍は「大いに結構」「頑張ってこいよと後押ししたい」 もし大谷翔平と対戦するなら“こう抑える”
週刊ポスト
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《私には帰る場所がない》ライブ前の入浴中に突然...中山美穂さん(享年54)が母子家庭で過ごした知られざる幼少期「台所の砂糖を食べて空腹をしのいだ」
NEWSポストセブン
亡くなった小倉智昭さん(時事通信フォト)
《小倉智昭さん死去》「でも結婚できてよかった」溺愛した菊川怜の離婚を見届け天国へ、“芸能界の父”失い憔悴「もっと一緒にいて欲しかった」
NEWSポストセブン
11月下旬に札幌ススキノにあるガールズバーで火災が発生(右はInstagramより)
【ススキノ・ガルバ爆発】「男は復縁の望みをまだ持っていた」火をつけた男は交際相手A子さんを巻き込んで死のうと…2匹の犬を失って凶行に
NEWSポストセブン
再婚
女子ゴルフ・古閑美保「42才でのおめでた再婚」していた お相手は“元夫の親友”、所属事務所も入籍と出産を認める
NEWSポストセブン
54歳という若さで天国に旅立った中山美穂さん
【入浴中に不慮の事故】「体の一部がもぎ取られる」「誰より会いたい」急逝・中山美穂さん(享年54)がSNSに心境を吐露していた“世界中の誰より愛した人”への想い
NEWSポストセブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《真美子さんのバースデー》大谷翔平の “気を遣わせないプレゼント” 新妻の「実用的なものがいい」リクエストに…昨年は“1000億円超のサプライズ”
NEWSポストセブン