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大谷翔平、“引っ越さないまま”12億円新居売却へ フジと日テレの報道に激怒、不動産会社の情報管理体制にも不信感

大谷翔平

大谷翔平が“引っ越さないまま”12億円新居売却へ(Getty Images)

 豪邸購入が明らかになってから約1か月半。世界中の注目が集まってしまったがゆえに、大谷翔平は新居について苦渋の決断を下したという。そんな中、彼のそばで声援を送っていた愛妻が姿を消した。彼女の不在は何を示すのか。スーパースターの“静かなる怒り”を徹底取材。【前後編の前編。後編を読む

 その日、大谷翔平(30才)が第1打席のバッターボックスに入ると、観客席からは自然発生的に「ハッピーバースデー」の大合唱が沸き起こった。内野席には一文字ずつアルファベットがプリントされた自作Tシャツで、《HAPPY BIRTHDAY SHOHEI OHTANI》と掲げる集団まで出現。7月5日(日本時間6日)に30才の誕生日を迎えた大谷を、球場のファンが一体となってお祝いしたのだった。

 SNS上にも祝福メッセージがあふれかえった。MLB(メジャーリーグ機構)公式インスタグラムは「スーパースターの子供時代を写真で振り返ろう」と、幼稚園時代の大谷の写真をアップ。スポンサー契約を結ぶデータ計測機器メーカー「ラプソード」の公式インスタグラムには、《BEST HOOMAN EVR(最高の人だワン)》と書かれたボードを持つ大谷の愛犬・デコピンまで登場した。

 日米の野球ファンや関係者から盛大な祝福を受けた大谷だが、この日はそそくさと球場を後にしたという。

「いつも帰宅は早い方ですが、誕生日の日は試合が終わるや5分も経たずに帰っていきましたね。クラブハウスでも特別なイベントはなし。チームメートが数人『誕生日おめでとう』と声をかけていたのと、ロバーツ監督が『ワインを一本贈った』そうですが。おそらく真美子さん(27才)やデコピンと家族水入らずで誕生日を祝ったのでしょう」(在米ジャーナリスト)

 誕生日は3年連続の無安打に終わってしまったが、そんなジンクスも笑い話になるくらいの絶好調をキープしている。毎年調子を上げる6月はホームラン12本、24打点と大車輪の活躍。ホームラン王争いも独走状態で、オールスター戦にも順当に選出された。

「やはり真美子さんの支えがあってのことでしょう。5月には夫婦揃ってロサンゼルス市内にオープンしたばかりの日系の美容院を訪れ、リフレッシュを図りました。東京で10店舗を展開し、“美容師界の東大”と評されるほど優秀なスタッフが揃うサロンで、『日本人の美容師がいい』という真美子さんの希望で利用したと聞いています」(球団関係者)

メディア対応が一変

 そんな仲睦まじい夫婦仲が伝えられる一方、一部テレビ局の“暴走”が発端で、メディアとの関係はギクシャクし始めた。

 きっかけは、大谷の新居だった。5月下旬、地元紙『ロサンゼルス・タイムズ』によって、大谷が購入した「12億円豪邸」の存在が明らかになると、新聞各紙やテレビ各局もこぞって報道。そんな中、大谷サイドとフジテレビ・日本テレビとの間でトラブルが勃発した。両社は新居の前からレポーターが中継するなど、住所がわかるような形で報道したため、大谷の逆鱗に触れたのだ。

「特にひどかったのはフジテレビ。5月23日放送の『Live News イット!』では、男性レポーターが鬱蒼とした木々の隙間から見える敷地内のバスケットボールコートまで盗み撮り。大谷選手が隣人となることを知らなかった近隣住民たちにまで直撃インタビューを敢行し、大谷選手の新居の情報を大々的に拡散したのです」(前出・在米ジャーナリスト)

 一時は、大谷が球団を通して両社に対し、取材パスを返還するように求める事態にまで発展したと報じられた。プライベートを過度に晒す報道に、世間からの批判も殺到。日本テレビはいまだ沈黙を貫いているが、フジテレビは番組内のみならず、港浩一社長が定例会見で謝罪コメントを出すに至った。結局、社全体としての“出禁”は回避したようだが、この一件以降、大谷のメディア対応は一変したという。

「誕生日の2日ほど前でしたが、大谷選手の代理人から記者たちに『今後、翔平は試合前の取材には応じない』との通達があったそうです。表向きは試合前の準備に集中するためとのことですが、騒動の影響もあるのではないかといわれています。実際、誕生日には試合前のクラブハウスで彼に声をかける記者はいませんでしたね」(現地特派員)

 もともと、大谷は野球以外のプライベートは語りたがらないタイプで、取材嫌いとして知られる。エンゼルス時代は「積極的にしゃべってくれない」「翔平にアクセスできない」と、現地メディアから不満が漏れたこともあった。

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