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【中国・日本人学校10才児刺殺事件】中国で充満する社会への不満、中国系メディアが報じた被害者父親の“悲痛コメント”に当局による工作説も 

亡くなった児童が通っていた深圳の日本人学校(写真/Reusters/ AFLO)

亡くなった児童が通っていた深圳の日本人学校(写真/Reusters/ AFLO)

 中国で発生した前代未聞の惨劇。なぜ、日本人学校は標的にされ、少年は命を落とさなくてはならなかったのか。社会への不満が渦巻く隣国の近況や、現場に募っていた危機感、遺族コメントに残された謎など、事件の背景を総力取材。 

 9月18日の朝8時頃、中国南東部の大都市・深センの住宅街で、日本人学校に通う男児が中国人の男に刃物で襲われ、刺殺される事件が起きた。犯行現場は学校からわずか200mほどの路上だった。 

「被害男児は在留邦人が多く住む自宅マンションから、家族らとともに、エレベーターに乗り合わせた別の児童や保護者と一緒に徒歩で学校に向かう途中だったようです。目撃者によれば男の子の腹部が大きく裂かれ、内臓の一部が露出するほど大量に出血していた。血だまりの中で、息子を抱えたお母さんが中国語で叫んでいたそうです」(中国在住ジャーナリスト) 

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