国内

愛子さまの新側近は外務省から出向した「国連とのパイプ役」 国連が皇室典範改正を勧告したタイミングで起用、不安解消のサポート役への期待

ご公務と日本赤十字社での仕事を両立されている愛子さま(2024年10月、東京・港区。撮影/JMPA)

ご公務と日本赤十字社での仕事を両立されている愛子さま(2024年10月、東京・港区。撮影/JMPA)

「愛子さまは11月15、16日に、三笠宮妃百合子さまの弔問のため、赤坂御用地内の三笠宮邸を訪れ、百合子さまと最後のお別れをする『拝訣』に臨まれました。これまで葬儀関連の儀式に参加されてこられなかった愛子さまにとって、初めての弔問と拝訣になりましたが、無事にお務めを果たされました」(宮内庁関係者)

 このようなお務めやご公務のスケジュールを管理し、「秘書」のような役目を果たすのが、侍従や女官といった宮内庁の側近職員たちだ。

「“オモテ”と呼ばれる宮内庁の事務方の職員に対し、侍従や女官は天皇ご一家のプライベートや日常生活のお世話をするので“オク”と呼ばれています。距離が近いだけに、彼らが皇族方に与える影響は大きい。

 かつて美智子さまに侍従として仕えた重田保夫さんは、ご成婚間もなく、『皇太子妃』という立場の重圧に押しつぶされそうになっていた美智子さまに『妃殿下は、もう充分務めを果たしておられます』と声をかけたといいます。その言葉で美智子さまは肩の力を抜くことができ、重田さんとの信頼関係の中で次第に安心して公務に専念できるようになったそうです」(皇室記者)

 心身共に天皇ご一家を支える侍従が、11月1日付で1人、入れ替わった。新たに着任したのは、外務省から出向した細見昌史氏だ。

「過去には、国連にかかわる部署で働いていたことがあり、国連と日本政府の橋渡し役を務めていました。国連のことを国民に知ってもらう広報的な役割や、環境問題や人権保護など多岐にわたる国連の活動について、外務省内の意見をとりまとめて国連と密なやりとりをする役割などを担っていたそうです」(前出・皇室記者)

 国連といえば、10月下旬、国連が設置する女性差別撤廃委員会が、日本の皇室典範の改正を勧告したばかりだ。イギリスで長らくエリザベス女王が在位していたことからも明らかなように、王位継承においても世界のスタンダードは「男女平等」だが、その潮流に逆行するかのように皇位継承を「男系男子」に限る日本の皇室典範に、同委員会は意見を表明したのだ。

「愛子さまもこの勧告は耳にされたでしょうし、自分が置かれた立場が賛否の的になっていることは痛いほどに理解されているでしょう。もし勧告が受け入れられれば、『女性天皇』実現はぐっと近づき、『結婚後は皇籍離脱する』という未婚の女性皇族の前提が大きく変わります。

 特に、愛子さまや佳子さまといった若い女性皇族からすれば、自分の将来を大きく左右しかねない事柄だけに、戸惑われていることと思われます。勧告が物議を醸しているこのタイミングで『国連とのパイプ役』とも呼べる人物が天皇家に仕えることになったのは、天皇家として国連の立場や主張を学び、理解されることで、そのような不安が軽くなることを期待してのことかもしれません」(前出・皇室記者)

 天皇家のキーパーソンになるだろう。

女性セブン2024125日号

関連記事

トピックス

9月に成年式を控える悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
悠仁さまが学園祭にご参加、裏方として“不思議な飲み物”を販売 女性グループからの撮影リクエストにピースサイン、宮内庁関係者は“会いに行ける皇族化”を懸念 
女性セブン
V9伝説を振り返った長嶋茂雄さんのロングインタビューを再録
【長嶋茂雄さんロングインタビュー特別再録】永久不滅のV9伝説「あの頃は試合をしていても負ける気がしなかった。やっていた本人が言うんだから間違いないよ」
週刊ポスト
山尾志桜里氏(=左。時事通信フォト)と望月衣塑子記者
山尾志桜里氏“公認取り消し問題”に望月衣塑子記者が国民民主党・玉木代表を猛批判「自分で出馬を誘っておいて、国民受けが良くないと即切り捨てる」
週刊ポスト
“超ミニ丈”のテニスウェア姿を披露した園田選手(本人インスタグラムより)
《けしからん恵体で注目》プロテニス選手・園田彩乃「ほしい物リスト」に並ぶ生々しい高単価商品の数々…初のファンミ価格は強気のお値段
NEWSポストセブン
オンラインカジノを利用していたことが判明した山本賢太アナウンサー(ホームページより)
フジテレビ・山本賢太アナのオンラインカジノ問題で懸念される“局内汚染”「中居氏の問題もあるなかで弱り目に祟り目のダメージになる」
週刊ポスト
「〈ゆりかご〉出身の全員が、幸せを感じて生きられるのが理想です。」
「自分は捨てられたと思うのは簡単。でも…」赤ちゃんポスト第1号・宮津航一さん(21)が「ゆりかごは《子どもの捨て場所》じゃない」と思う“理由”
NEWSポストセブン
都内の人気カフェで目撃された田中将大&里田まい夫妻(時事通信フォト/HPより))
《ファーム暮らしの夫と妻・里田まい》巨人・田中将大が人気カフェデートで見せた束の間の微笑…日米通算200勝を目前に「1軍から声が掛からない事情」
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
2013年大阪桐蔭の春夏甲子園出場に主力として貢献した福森大翔(本人提供)
【10万人に6例未満のがんと闘う甲子園のスター】絶望を支える妻の献身「私が治すから大丈夫」オリックス・森友哉、元阪神・西岡や岩田も応援
NEWSポストセブン
ブラジル公式訪問中の佳子さま(時事通信フォト)
《佳子さまの寝顔がSNSで拡散》「本当に美しくて、まるで人形みたい」の声も 識者が解説する佳子さま“現地フィーバー”のワケ
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 食卓を汚染する「危ない輸入冷凍食品」の闇ほか
「週刊ポスト」本日発売! 食卓を汚染する「危ない輸入冷凍食品」の闇ほか
NEWSポストセブン