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巨人・田中将大が復活のために思い出すべき「ノムさんの教え」 明かしていた“間違った指導”“スピードより制球と配球”の助言

田中にとってはルーキー時代の恩師だ(写真は2007年のもの)

田中にとってはルーキー時代の恩師だ(写真は2007年のもの)

 活躍の場を求めて楽天から巨人に移籍した田中将大(36)。久保康生巡回投手コーチ(66)と二人三脚で新フォームに取り組んでいるが、2月12日は2020年に84歳で亡くなった野村克也さんの命日であることから、キャンプ地で恩師への思いをこう語った。

「感謝の気持ちしかないです。この世界でやっていくためにいろんなことを教わった。ああいう時間があったから今もこの世界でやれている。ここ何年、ずっとダメなので、いいニュースを届けたい」

 再起を期す田中に対して、ノムさんが健在ならなんと声をかけただろうか。2006~2009年に楽天監督を務めたノムさんに、本誌・週刊ポストが田中についてインタビューしたのは、2013年8月のこと。プロ野球記録の21連勝(前年から)を達成したタイミングだったが、ノムさんは「マー君に間違った指導をしてしまった」と語っていた。

 田中はこのシーズンに24勝を挙げ、球団を史上初の日本一に導いた。オフにはポスティングシステムを行使してヤンキースに移籍している。

 2007年、ノムさんが監督を務める楽天に高卒ルーキーとして入団した田中は1年目で11勝を挙げた。「オレは(楽天時代に)マー君には何もしていない。ただチャンスをやっただけだよ」と謙遜していたノムさんだが、「2年目に間違った指導をしてしまった」とも振り返った。

「2年目のキャンプで“今年は自分でどういうテーマを持っているんだ”と聞いたところ、“ストレートで空振りの三振が取れるピッチングをしたい”と話した。それに対し、オレは“若いからいいんじゃないか”と言ったが、それが力みにつながり、微妙な狂いが生じて、フォームを壊してしまった」

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