子どもたちのお弁当を作ったり、家事をして応援してくれた誠さん
誠さんは東海林さんの立教大学時代のサークル・ESS(English Speaking Society)の後輩。3学年下で、東海林さんは誠さんからの猛アプローチを受け、ニッポン放送入社3年目の1959年に結婚した。誠さんの晩年、闘病生活を支えるのでは苦労したが、東海林さんは誠さんへの感謝の思いでいっぱいだ。
「とても優しい人でした。私がリポーターを始めてしばらくした頃、『これからもずっと続けるの?』と聞くから、しばらく考えて『続ける』と答えると、『だったら日本一のリポーターになれ』と言って、子どもたちのお弁当を作ったり、家事をして応援してくれた。彼が夫じゃなかったら、“リポーターの東海林のり子”はいなかったわね」