発見場所となったのはJR大宮駅から2.5キロほど離れた場所に位置するマンション
逮捕前に目撃されていた“異変”
「ニュースを見てびっくりしました。容疑者については外で見かけることはなかったから、顔を見てもピンときませんでしたけど、ご両親はよくご挨拶していたので『あそこか』とすぐわかりましたよ。このマンションはもともと分譲マンションとして売りに出されていて、ずっと同じ人が住んでいますし。
7年前、遺体をゴミ捨て場に捨てたっていうけど、それがどうも腑に落ちないんですね。(ゴミ置き場は)すごく目立つ場所にあるし、ここは築40年くらいでけっこう古い建物だけど、管理の人が丁寧で、しょっちゅう清掃とかしているから。
でもまさかそんなことが起きていたなんて……、住んでいるみなさんは怖がっていますよ」
容疑者の家族がこのマンションの一室を購入したのは1993年。男が生まれる約1年前のことだ。別のマンション住民が語る。
「(容疑者は)成人してからもずっとこちらに住んでいましたよ。会えば挨拶もしてきましたし、大人しい印象の男の子だった。でもここ7〜8年くらいは、めっきり見かけることがなくなり、『引きこもっちゃったのかな』『仕事はどうしているんだろう』とか、老婆心だけど心配していたんです。
あと、ゴールデンウィークが明けたくらいから、あの部屋には警官が連日出入りしていました。鑑識のような人もいるから、なんの事件があったのかと気になっていたんです。そしたらまさかこんなところから人の骨が見つかるなんてね。すぐそこに住んでいるから、恐くて恐くて……」
のどかな地区の一角で起きた事件に、容疑者の同級生の父親も「齋藤純って、あの齋藤純かい?」と驚きを隠せない様子でこう証言した。