現行犯逮捕された山下市郎容疑者(41)。犯行後は特に暴れる様子などはなかったという
「店のほうから2〜3人の人たちが走って逃げていった後、叫び声が途絶えました。おそらく、他のスタッフの女の子たちも逃げ惑っていたんだと思います。男のものらしき声は聞こえなかったけど、怖くて外には出られなかった」
NEWSポストセブンが入手した店付近の防犯カメラ映像は、この“恐怖の一夜”の一部始終を捉えていた。
防犯カメラが捉えた容疑者の様子
時刻は1時54分。ガールズバーの店員とみられる女性が「救急車、救急車!」と叫び、切実に助けを求める様子で、画面を横切っていく。
この直後、カメラの画角外では、刺された竹内さんたちと思われる女性が救命措置を受ける一幕もあった。その様子を見ていた近隣住民が話す。
「お店の前に担架が並べられ、女性が心臓マッサージを受けていました。服ははだけてしまっていて心肺蘇生のせいかわかりませんが、体がビクビクと痙攣しているようだった。とても見ていられる光景ではありませんでしたが、消防隊が必死に処置をしていたのだと思います」
さらに同じカメラには犯行直後の山下容疑者らしき男の姿も映っている。キャップのつばを後ろ向きにかぶり、シャツの袖口からは刺青がのぞいている。2時30分を過ぎた頃、「通るよ!」という一声とともに、男が4〜5人の警察官に取り囲まれながら、連行されていった。