「(高石あかりについて)朝ドラの先輩後輩として、本当の意味で私が背中を追いかけられる立場になって、本当に嬉しいです」(上坂)
「元々テレビがついている家だったと思います。音楽番組、ニュース、バラエティー、いろいろなものに触れてきたので、アイドルやアナウンサーに対する憧れがありました。
幼稚園児のときだったので鮮明に覚えているわけではないのですが、AKB48が好きで。推しは前田敦子さん。とにかくキラキラしてかっこいい、かわいいなと感じていました。自分が大人になって、もしアイドルになったらどんな気分になるのだろうと夢を広げていたこともありました。
人前に立つことはあまり好きではない方でしたが、それでも強い憧れがあったからやってみたいという気持ちが生まれていたのだと思います。今やっているお芝居もそうですし、最初は好きになるところから始まっています。その意味では、事務所のオーディションに応募していなかったとしてもいずれは何らかの形で挑戦していたのかもしれません」
その後、2021年には4回目のオーディション挑戦で「ミスセブンティーン2021」をつかみ取り、女性ファッション誌『Seventeen』の専属モデル入りを果たした。憧れにまっすぐ向き合い続けたことで成し遂げた悲願だった。
「『Seventeen』の専属モデルはオーディションには年齢制限もあるし、これから年齢を重ねるにつれてできないことが多くなってくると思っています。少しでも可能性があるのならば挑戦し続けたいと強く思います。結果が良くても悪くても、実際に得たものがたくさんあるので、その経験も大事にしたいし、これからもそう思います。挑戦することは大切にしていきたいです」
(後編に続く)
*『上坂樹里1st写真集「日日是好日」』が20歳の誕生日である7月14日に発売。発売記念イベントも行なわれる。詳細は以下URLからご確認ください。
https://www.gentosha.co.jp/book/detail/9784344044487/
【プロフィール】
上坂樹里(こうさか・じゅり)/2005年7月14日生まれ。身長160cm。神奈川県出身。趣味は読書、映画鑑賞。好きな食べ物は固いパン。2026年度前期連続テレビ小説『風、薫る』でW主演を務める。主な出演作に『生理のおじさんとその娘』(NHK)『御上先生』(TBS)、『ビリオン×スクール』(フジテレビ)など。Xアカウントは【@juri_kosaka】
撮影/三宮幹史