被害者のAさんが住んでいた総世帯数179戸のタワーマンション
「プラトニックな関係なら…」
ガールズバーをたたむための作業はAさんが1人で行なっていることが多く、被告人はそれを手伝っていた。会話が増え、相談にも乗り、彼氏と別れたとも聞き徐々に恋愛感情が芽生えていった。
2021年9月、ストレートに「付き合って下さい」と告白した被告人は、Aさんから「いいよ」と返事をもらったという。年齢差もあるためか、被告人は驚いたようだったが、やはり素直に嬉しかったという。しかしAさんは条件を提示した。
弁護人「Aさんはなんと言ったのですか」
被告人「彼氏と別れたばかりで男性不信になっているので部屋には入れない。プラトニックな関係なら、と」
弁護人「それ聞いてどう思いましたか」
被告人「それって彼氏かな? と思いましたが、付き合いたかったので納得しました」
その後、それまでと変わらずインスタグラムの撮影など、手伝いをするという関係性が続く。
しかし、10月にAさんの入院をきっかけに大喧嘩をする。Aさんは和久井被告に、「国指定の難病を抱えており余命宣告を受けている」と説明していたという。しかし入院の事実だけ知らせ、入院先を知らせないことに対し被告人は「死ね」「(Aさんが水商売で)No.1取れたのもマクラしてたからだろ」などと口走った。