当選した場合に政党に合流する可能性はあるのか(時事通信フォト)
“後追い公認”について聞くと……
もっとも、本人は当選した場合に政党に合流する可能性をこう口にする。
「国会で質問の機会を増やすために、あるいは自分の掲げる政策を実現するために、どこかと連携していくのはあり得るかもしれない」
そんな山尾氏に、自民党がひそかに秋波を送っていたという情報がある。
「山尾氏が組める政党は限られる。国民民主や立憲民主との復縁はあり得ないし、維新、れいわ、共産も無理。自主防衛で憲法9条改正など、山尾氏の考え方と親和性が高いのは意外にも自民党で、もともと自民のリベラル派議員との関係は深い。自民もアプローチしており、当選後、本人がウンと言いえば“後追い公認”で自民入りしてもおかしくない」(政治部記者)
改めて山尾氏に自民入りもあり得るか聞いた。
「どの政党なのかは完全ニュートラル。自民党からのアプローチはありません。(自民党に)そんなことを言ってくれる人がいるなら応援に来てほしいくらいです」
劣勢の自民党の手も借りたいくらい厳しい情勢のようだ。