膵臓がんだったことを告白(インスタグラムより)
「アナウンサーとしての最後の仕事は11月2日の男子ゴルフ大会『フォーティネットプレーヤーズカップ』最終日の実況でした。菅谷さんはアナウンス部次長の管理職も務めていて、アナウンサーたちのシフトを管理していて、『この時期は箱根駅伝や高校サッカーの取材でアナウンサーの予定は立て込んでいる』と同僚の体調を気遣いながらシフトを組んでいました。
ただ、バラエティー番組で活躍していた頃とくらべると、病気を患ってからは少し痩せていた印象で、会食についても回数を少なくしていて、スタッフらとの会にも最近はほとんど参加していなかったと聞いています。体調を優先して会食も控えていたくらいだったのに、残念です」
同局は「2022年にすい臓がんを公表して以降も、アナウンサーとしても管理職としても前向きに取り組む姿を直前まで見ていただけに、あまりに突然の訃報に接し、社員一同、ただただ驚くとともに悲しみに包まれております。故人の功績に深く感謝し、ご遺族の皆様に心よりお悔やみ申し上げます」と、コメントを発表した。
「治療の経過や日常がつづられている菅谷さんのインスタグラムには、がんを公表した2022年8月から10月26日の最後の更新まで、多くの投稿に“すい臓がん”“がんサバイバー”というハッシュタグが付けられています。
菅谷さんは生前、『自分の経験をアナウンサーとして伝えていきたい』と周囲に語っていました。つい数日前まで元気で話していたのに、本当に信じられません」(同前)
菅谷さんの名実況は永遠に語り継がれるにちがいない。
