杉咲花一覧/6ページ

【杉咲花】に関するニュースを集めたページです。

写真集『ユートピア』を出版した2018年の杉咲花
回鍋肉食べるCMが印象的な杉咲花、「そんなに大食いでは…」
 女優の杉咲花が写真集『ユートピア』(東京ニュース通信社)の発売イベントを行った。同作は杉咲本人の提案でイタリアで撮影されたが、その理由については「ご飯がおいしそうだったので」と述べた。写真集には料理をする様子やジェラートを食べる姿、エビやサンドイッチを食べる様子なども収録されている。 杉咲といえば味の素「CookDo」のCMで勢いよく回鍋肉を食べ、「食欲全開」のキャプションが出ることで知られている。そんな杉咲だが、「そんなに大食いではありません」と素の自分の胃袋について語った。 同作はローマ、ナポリ、フィレンツェ、アマルフィの4都市をめぐった“ありのままの姿を収めた一冊のフィルム・ドキュメンタリー”と版元は紹介している。■撮影/矢口和也
2018.04.04 16:00
NEWSポストセブン
ハリコミ接触事故の戸田恵梨香 共演者キラーのさすがの貫禄
ハリコミ接触事故の戸田恵梨香 共演者キラーのさすがの貫禄
 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、戸田恵梨香がモテる理由を考察。 * * *「アハハ! すごいですね」 自身が所有するクルマを“新恋人”成田凌が(あろうことか)『FRIDAY』のハリコミ車にぶつけてしまった際、同誌の記者だと名乗った男性に対し、戸田恵梨香は豪快に笑い飛ばしたそうな。「さすが、肝がすわっている」と同誌も高評価していた。 ちなみに、両手で口をおさえたり、左手を頭に載せ、途方に暮れているように見える写真ばかりが掲載されている成田。戸田より6才も年下で、当然のことながら芸能人としてのキャリアも浅い成田は、戸田と共演した『コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命』(フジテレビ系)での役柄=フェロードクター同様、終始、おどおどしているように受け取れた。 8日、成田が「ケガ人なし」の物損事故を起こしていたことが報道され、10日に行われた『メンズノンノモデル公開オーディション2017』で「私の不注意」「本当に申し訳ありません」「心からお詫び申し上げます」と謝罪していた。 その成田と戸田恵梨香の交際がスポーツ紙に報道されたのが翌日。 果たして、12日、『FRIDAY』が発売され、詳細が明らかにされた。自分のクルマを年下恋人に運転させるドライブデートも、事故後、警察官や『FRIDAY』記者の前でも堂々としていたところも、戸田恵梨香は姐さんタイプで何だかカッコイイ。 それにしても、戸田恵梨香という女優は本当にモテる。遡ると、06年から約2年置きに人気アイドルや主演俳優らと熱愛報道が続き、その都度、写真も撮られている。交際報道は1~2年。キーワードは「共演者」と「お父さん」、そして「先物買い」である。 戸田の交際相手たちには、既に結婚してパパになっている者がいたり、何本ものレギュラー番組をもつMCの達人がいたり、今期のドラマの主演俳優だったりするので、あえて名前は控えるが、これまでウワサになった男性はすべて「共演者」である。 俳優や女優の中には「共演者キラー」と呼ばれる者が少なくはないものの、ここまで毎回、共演者との熱愛報道が出る女優というのも珍しいだろう。 しかも、今回同様、なんとも味わい深いエピソードが付いて来るのも戸田恵梨香の恋愛の特徴だ。 その昔、某アイドルとツーショットで居るところを『女性セブン』が激写。記者に対してその男性アイドルがとった男前な言動が、おおいに話題になったものだ。通常、アイドルは交際を認めないものだが、彼は堂々と認め、彼女を守ったのである。 その男性については、「戸田の父親に挨拶済み」という話まであった。どういうワケか、彼女の恋人は、父の“お墨付き”をもらわないことには本格的に進展しないらしい。 そう、続いてのキーワードは「お父さん」。もっとも有名なエピソードでは、新進気鋭の俳優が戸田の父に挨拶に行ったところ、「まだ早い」と叱咤され、結果、二人が破局してしまったというものだ。既に主演女優だった娘とは「釣り合いがとれない」ということだったのか。それとも、ちょっと不良っぽい風貌のその俳優が父の好みには合わなかったのか。いずれにせよ、父の叱咤が、若い二人のブレーキになってしまったことは間違いなさそうだ。 この文脈でいうと、今回の相手=モデルで俳優の成田凌は、「まだ、まだ早い」のでは? 今回の物損事故のリアクションも、戸田を庇っているようには見えなかったし…。果たして戸田の父はどう見ているだろうか。 その成田と戸田は『コード・ブルー~』での共演シーンがことさら多かったようには思わなかったが、成田は今シリーズで初めて登場した出演者。『コード・ブルー~』では第1シリーズから主演の山下智久を始め、新垣結衣、浅利陽介、比嘉愛未らと戸田は、定期的に食事会をしていたといい、カラオケなどにも行っていたという。つまりは、男女を超えた同志のような間柄だ。 そこに入って来た、文字通りの新人男子がHey!Say!JUMPの有岡大貴と成田凌だった。 ジャニーズとの共演も“付き合い”も多い戸田が、有岡になびく可能性は色々な意味で低く、彼女のお眼鏡にかなったのが成田凌だったというワケか。 かつて、あの矢口真里は、無名の俳優とばかりウワサになり、芸能界では“矢口あげまん説”が蔓延っていたものだが、戸田も、それに近いようなところがある。今回の成田は、いままでの相手の中で、もっとも「先物買い」だと言えよう。 戸田恵梨香がなぜモテるのかは、同性から見ると、とてもよくわかる。まずは関西人ならではの開けっ広げで、とてもオープンな性格。反面、同年代の女優の中では、太陽というよりは月のような役が多く、つまりは高い演技が求められても来たが、見事、それに応じ、演出陣からも先輩の共演者からも高評価を得てきた。 今春、木村拓哉主演の映画『無限の住人』のキャンペーンで何度も戸田恵梨香の言動を間近で見たが、ヒロインの杉咲花が若さからか、どこか、ちょこまかしていたのに対し、戸田は実に堂々としていて、無駄に笑うこともなければ、口数も多くはなかった。 それが、「戸田恵梨香は、すっかり大人の女優になった」と多くの者に言わせ、とても評判が良かった。 実際、『無限の住人』での彼女は、艶やかさと強さと寂しさが合わさったような難しい役を演じていた。アクションシーンも多かったのだが、細い身体でキレのいい立ち振る舞いを存分に見せていた。 個人的には、人より歯茎が見える、あの口元がものすごくセクシーに見えるのだが、男性はどうだろうか? そういえば、女性の美醜や女優の演技力に厳しい坂上忍は戸田恵梨香のことを「大好き」と公言し、『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)の“本気ではしご酒”で、ほろ酔いをいいことに本気で(!)迫っていたものだ。『無限の住人』と言えば、『グッド!モーニング』(テレビ朝日系)のスタジオに木村拓哉がゲストで来た際、VTRで出演した三池崇史監督と戸田に対し、番組から「素顔の木村さんはどんな人?」という質問が飛んだ。「なんで、そんなわかりきったことを聞くの?」と言わんばかりの表情で戸田が放った一言が「木村拓哉!」。つまり、木村はプライベートでも木村拓哉そのものだと戸田恵梨香は断言したのである。 これには横に居た三池監督もおおいに納得したうえ、見事に一言で言いきった戸田を「さすが」という表情で眺めていた。 同ブロックで戸田が話したのは、その一言のみ。あとをフォローするかのように三池監督のほうが遠慮しながら「誤解を恐れずに言うならば、木村拓哉は24時間、木村拓哉なんだよね」と言っていたのが忘れられない。 このエピソード一つをとってみても、思い切りがよく、頭のいい、大人の女優さんなのだと思った。 でも、いたずらっぽい表情をしばしばするうえ、身体は華奢すぎるほど華奢。「肉食系」と言うほどの脂っこさはない、そんなギャップをもつのが戸田恵梨香。 同性から見ても、「これはモテないハズはない」と、おおいに納得できるが、だからと言って「うまいことやってる感」は全くないので女性から嫌われないのだ。 アラサーになって初めて6才下に走ったことにもミョーに納得してしまう。映画化も発表された『コード・ブルー~』で、この先も共演が続く戸田恵梨香と成田凌の今後を見守りたい。
2017.10.14 07:00
NEWSポストセブン
木村拓哉が解せなかった共演者・杉咲花の「黒い服」
木村拓哉が解せなかった共演者・杉咲花の「黒い服」
 人気漫画を実写化した映画『無限の住人』が4月29日に公開される。主人公の不死身の侍・万次を演じるのは木村拓哉(44才)。その万次に復讐の手助けを依頼する両親を殺された凜は、杉咲花(19才)が演じる。撮影の裏側はどんな様子だったのだろうか。2人の対談をお届けする。木村:花ちゃんの印象は、実際に会う前と後では180度違って、一本背負いを食らった感じですね。この作品は、凜を杉咲花が担ったことが全てじゃないかと思うくらい。この役は、彼女以外考えられないんですよ。杉咲:私も万次さんが木村さんでよかったです。クランクインはいつもすごく緊張するんですけど、現場に立った瞬間、“そこに万次さんがいる”と思いました。3か月の撮影の間、いつも万次さんに守られている感覚があって。撮影日が少し開いている時にも、万次さんに会いたくなったくらいです。ところで木村さんは、もし本当に無限の命を授かってしまったら、何才の時を選びますか?木村:50才! 今までの経験値も持ちながら、そこそこ体も動けそうだし。杉咲:私は4才!木村:えっ? マジで4才?(笑い)。杉咲:物心、ついていたほうがいいですか?木村:それはそうでしょ。4才からひとりで無限に生きるって、相当、人に迷惑をかけると思うよ(笑い)。杉咲:やっぱり、4才はやめてもいいですか?(笑い)。木村:花ちゃんの素顔は基本、おちゃめなんですけど、1つ解せないことがあって…。撮影の合間の“初めましてトーク”で、食べ物は何が好きなの? って聞いたら『豚しゃぶです』って言うのでいっしょに食べに行ったんですよ。その時に何色が好きか聞いてみたら、全身、真っ黒の服を着ておきながら“白です”って(笑い)。杉咲:(爆笑)木村:しかも、この時に限らず毎日のように全身、真っ黒の服装だったんですよ! モードな子なんだろうなって思っていたのに、まさかの回答で。この子、すごいなって思いました(笑い)。※女性セブン2017年5月11・18日号
2017.04.29 07:00
女性セブン
時間と費用をかけた撮影に「本当に久しぶり」と話す木村
木村拓哉 「ひとりじゃないことだけは忘れないでほしい」
 4月29日公開の映画『無限の住人』(三池崇史監督)で、不死身の侍・万次を演じる木村拓哉(44才)。これまでの人生で挑戦してきたこと、そして今作の撮影裏話を聞いた。 * * * 自分の人生でいちばん挑戦したこと? 毎回、違う作品で演じることだと思います。台本を初めて手にして演技したのは蜷川幸雄さんの作品だったので、その時のことは鮮烈に覚えていますね。何も知らなかったので、“伝えなければ何もない”ということを蜷川さんにまず教えていただいた気がします。 今回の映画『無限の住人』でのいちばんの挑戦は、“自分がいかに原作に描かれた世界の万次としていられるか”。原作があるというプレッシャーの“圧”を感じなかったかというと、「まったくそんなの関係ないよ」というのは嘘になる。万次として日々、現場に立ち続けることは、挑戦しがいがありました。自分が主役であるということを意識するよりも、万次を演じきることが優先順位としては上でしたね。三池組で演じる喜びがあったし、クランクアップした瞬間に、あぁ、終わっちゃった…という気持ちがすごくありました。 万次のように、もし困難な状況にある人にアドバイスをするなら? 無理はしなくてもいいけど、踏ん張れるだけ踏ん張ったほうがいいと思う。必ずひとりじゃないと思うので、それだけは忘れないでほしいです。凜(杉咲花)は100%弱いし(笑い)、万次だって不死身の体をしているだけで、本当は弱い。弱いから愛しいし、弱いから哀しいし、弱いから食いしばって踏ん張れる。本当の人生は決して無限ではないので。一瞬一瞬を大切にしてほしいですね。※女性セブン2017年5月11・18日号
2017.04.27 07:00
女性セブン
時間と費用をかけた撮影に「本当に久しぶり」と話す木村
木村拓哉 移動距離7300kmの全国行脚はファンへの恩返し
 通勤ラッシュはとうに終わりお昼に差し掛かった時間帯にもかかわらず、JR品川駅の一角は異様な熱気に満ちていた。改札口で、新幹線ホームのグリーン車乗降口で、20~30人の女性が携帯電話片手に無駄口もきかずに待機している。 4月17日午前11時30分、彼女たちが見逃すまいと目を皿のようにして待っている、その場に現れたのは木村拓哉(44才)だった。 女性たちはいっせいに木村の後をついていくが、一定の距離は保ったまま。5人ほどのスタッフに囲まれながらも隠れる様子なく堂々と歩く木村は、やってきた「博多行き」新幹線のグリーン車にさっそうと乗車した。「この前々日も、木村くんは静岡へ行っていてグリーン車の同じ号車に乗っていたので、今回は私も相乗りできました。握手などはしませんでしたが、同じ空間にいられて幸せでした」(50代ファン) 自由席券のみを購入しグリーン車の座席券を持っていないファンは、デッキ近くでうろうろ。スタッフの動きを気にしながらも時折開く扉から覗き見ようと必死な様子だ。 さらに熱気を帯びていたのは到着先のJR名古屋駅。到着前からホームから改札口、タクシー乗り場付近まで、木村の顔写真入りのうちわなどを持った約200人の女性たちが待ちかまえていた。 30~50代の女性が中心。木村が改札を出ると、何重にもなった人だかりから「タック~ン!」と黄色い声も飛び交う。たまたま通りかかった人たちも「キムタク?」「本当に?」と黒山の人だかりに。木村は動揺することなく、クールに車に乗り込んだ。 静岡、そして名古屋へと連日のように木村が足を運ぶのは、主演映画『無限の住人』(4月29日公開)のキャンペーンのため。3月30日の京都を皮切りに、広島、熊本、新潟、札幌などに見参。この3週間で名古屋を含め10都市を訪れ、なんと総移動距離7300kmの全国行脚を行った。 木村がわが街にやってくると、地元テレビ局も大わらわ。この日の名古屋では共演者の杉咲花(19才)とテレビ6媒体の収録を行ったが、普段芸能人になれているテレビ局関係者も興奮を隠せない様子でこう話した。「木村さんが来るというだけで雰囲気はガラリと違いました。取材クルー以外のスタッフたちも一目見ようと現場に集まってきました。やっぱり特別なんだよなぁ。『無限の住人』がカンヌ映画祭に選出されたこともあって、インタビューは盛り上がっていたようです。廊下まで笑い声が聞こえていました」 木村が映画のPRのためにここまで地方を回るのは過去に例がない。「今回はソロになってからの初映画ということもあるでしょうが、この映画後、芸能生活を始めて以来の長期休暇を取ることになっているそうです。その前にファンに直接恩返しをしたいという思いがあるようです」(芸能関係者) 木村キャンペーンは終わらず、大興奮は続きそうだ。 その全国行脚の最中、木村は4月10日放送の『さんタク』(フジテレビ系)に出演。明石家さんま(61才)の付き人体験をしたり、合コンをしたりと久しぶりにバラエティー全開の姿を見せた。番組ではSMAP解散から4か月経った今の気持ちについてさんまが質問したが、木村は苦笑いをしながらも「振り出しに戻ってしまう。せっかくこの時間を過ごしたので、言わなくていいんじゃないですか」と前を向いた。 それはほかのメンバーも同じだ。香取慎吾(40才)と中居正広(44才)は解散後初の共演を果たす。香取がレギュラー出演する4月22日の『SmaSTATION!!』(テレビ朝日系)に中居がゲスト出演することがわかった。「解散後、テレビでは初めての共演で、周囲も大注目です。中居くんの冠番組の番宣も兼ねたものですが、どんな会話が繰り広げられるのか、楽しみです」(前出・芸能関係者) 薫風の新たな季節を迎えている。※女性セブン2017年5月4日号
2017.04.20 07:00
女性セブン
宮沢りえの娘役・杉咲花「カメラに映らない所でもお母ちゃん」
宮沢りえの娘役・杉咲花「カメラに映らない所でもお母ちゃん」
『2016年 第90回キネマ旬報ベスト・テン』の表彰式に受賞者が登壇。宮沢りえ(43)が主演女優賞を獲得した。『湯を沸かすほどの熱い愛』で宮沢と共演し、助演女優賞を受賞した杉咲花(19)は「宮沢さんはカメラに映らないところでもお母ちゃんだった」と緊張の表情で感謝を述べた。『湯を沸かすほどの熱い愛』は、余命わずかを宣告された母(宮沢)が、絶対にやっておくべきことを決め、それを実践していく物語。そのやっておくべきことの一つが「家でした夫を連れ帰り家業の銭湯を再開させる」で、夫役を演じたのがオダギリジョー。写真は左から小松菜奈、柳楽優弥、宮沢、杉咲、竹原ピストル。別の作品で表彰された俳優とともに笑顔での撮影となった。撮影■小彼英一
2017.02.18 16:00
NEWSポストセブン
宮沢りえが語る亡き母「弱さ隠すために強く見せていた」
宮沢りえが語る亡き母「弱さ隠すために強く見せていた」
「あまりにもあまりにもあまりにも濃く、哀しいけど温かくて、えぐられるけど包まれる、言葉を失うほど心を掴まれた時間でした」(土屋太鳳)「もし自分だったら、と置き換えるとあんなに大きな愛で家族を包み込むことなんてできるのだろうか。。家族の絆、愛の深さを考えさせられた作品でした」(釈由美子)「家族の事情が一つ、一つ、ひもとかれていくのですが、血ではなく、愛だと心から思えます」(たんぽぽ川村)「こんなにも家族を愛したことがある?と、自分に周りに問いたくなった」(高見恭子) 年齢も立場も違う女性たちから絶賛の声が上がる映画『湯を沸かすほどの熱い愛』が話題沸騰中だ──。脚本・監督は今作が商業映画デビューとなった中野量太さん(43才)。新人のオリジナル作品ながら、『報知映画賞』では作品賞と新人賞を受賞したほか、主演の宮沢りえ(43才)が史上初となる通算3度目の主演女優賞、杉咲花(19才)が助演女優賞を受賞するなど最多4部門に輝いた。 続く『日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞』でもりえは主演女優賞を受賞したが、彼女にとって主演映画は、数多くの映画賞を総なめにした2014年の『紙の月』以来。次にどんな作品に主演するか注目が集まっていたなか選んだのが今作だった。「大きなチャレンジでしたが、脚本がとても面白かったので出演したいと思いました」 りえの心をこうまで沸かした物語とは、「余命2か月を宣告されたお母ちゃんと、残される家族が紡ぐ愛」という普遍的なテーマ。しかしながら、生きる力が熱く燃えたぎる。「ステージ4の末期がん」との宣告にショックを受けながらも、お母ちゃん・双葉(りえ)は、「やらなくてはいけないことがまだある」と自分を奮い立たせる。まず家出した夫(オダギリジョー)を連れ帰り家業の銭湯を再開させるのだが、その夫と一緒にやってきたのが小学生の鮎子(伊東蒼)。夫いわく、「鮎子の母は昔一度だけ浮気した相手で、鮎子はどうも自分の娘らしい」。ぎくしゃくした雰囲気のなか、長女・安澄(杉咲)とともに4人家族としての暮らしが始まる。その安澄は気が優しすぎて学校でいじめられているが、なんとか独り立ちできるよう、厳しい態度で接する。そして、いつ体調が急変してもおかしくない状態のなか、安澄をある人に会わせようと最後の力をふりしぼる。そして家族は、究極の愛を込めて母を葬ることを決意する──。◆私のお母さんは強い人だっていうけど、本当は弱い弱い人だった 撮影は2015年6月。2014年9月、母・光子さん(享年65)をがんで亡くしたりえは、仕事と愛娘(7才)の子育てに奮闘していたが、この頃まだ気持ちの整理が完全についていなかった。しかし“宝物”もあった。『FRaU』のインタビューでこう明かしている。《病院に入らず最期まで自宅で過ごし、人間がどういうふうに生き、そして死んでいくか、身をもってそのストーリーを娘に見せてくれたことです。いまは、病院で亡くなる人が多いから、死ぬことのリアリティーが薄まっているように思いますが、我が家は、家族全員が母の闘病に集中し目撃し、自分の人生の事件として捉えました。娘は私に『長生きしてほしい』と言うんですよ。それは、母の死からリアルに命のかけがえのなさを感じ取ったからだと思うんですね》 そういった意味で今回の“お母ちゃん”はりえにとって運命的な出合いとなったという。それは監督の中野さんにとっても同じだった。「この物語は“母”が決め手だったので、絶対に本当にお子さんがいるお母さんに演じてほしかったんです。そして、死ぬことをちゃんとわかっている人にやってほしかった。りえさんはぼくと同じ年で、ぼくらの世代のずっとトップランナーでしたから、浮き沈みも知っていましたし、双葉はりえさん以外に考えられませんでした。 最初に会って話をしたとき、りえさんは『普通の母をやりたいと。聖人みたいな完璧な母ではなくて、普通の母なら私は演じてみたい』とおっしゃいました。ぼくもそこは同感で、普通の母が死を目前に何を思ったかということを描こうと、ふたりで決めました」 双葉は、死を前にしながらも、家族のために全力で駆け抜ける強くてあったかいお母ちゃんだ。ただ一方で弱くもある。例えばこんなシーン。制服を隠され体操着で帰宅した翌朝、安澄は「もう学校に行きたくない」と態度を頑なにする。しかし双葉は心を鬼にして今までにない厳しい態度で叱責する。しかしそれが正しいかどうかは双葉自身にもわからない。心配で、心配で、娘の帰りを家の外にじっと立って待つ。「双葉は頑張って強くしているだけで、そうしないとやっていけないだけで、本当は普通の女性で弱さも持っている。そこをりえさんはわかって演じていました」(中野さん) それは光子さんがそうだったからかもしれない。中野さんにりえは、母のことをこう語ったという。「みんなが私のお母さんは強い人だっていうけど、本当は弱い弱い人だった。それを隠すために強く見せていただけであって、みんなそこをわかっていないんだよ」 母に愛され、自身も母として愛娘に愛情たっぷり注いでいる。それゆえ母としての思いを伝えることも多かったという。「学校でいじめられた娘を迎えに行って自転車で帰路につくシーンで、ぼくはいろんなせりふを書いていたんです。でもりえさんが『それはいらない』って言うんです。『ぐっと手を握るだけでいいから。それで充分』って。そういうところは、やっぱり本当の母親にはかなわないなぁと思いました」(中野さん) 中野さんは6才の時に父をがんで亡くした。充分に死を理解していたわけではないが、周りが悲しむから悲しいことなんだと幼心に感じた。当時母は34才。2つ上の兄と中野さんを懸命に育てていたはずだが、その苦労を中野さんや兄に見せたことはなかったという。「父が亡くなって、東京から、母の姉のいる京都へ引っ越したのですが、そこで祖父母も親戚も、みんな家族のように暮らしたので、そういう意味では恵まれていたかもしれません。でも引っ越した時、母が『口中が口内炎になった』と言ってたことがあったので、それはやっぱり大変だったんでしょうね。母はずるいことを良しとしないので、そういうことをするとすっごく怒りました。芯なしのトイレットペーパーを投げられ、よけたらガラス窓が割れました(笑い)。 でも母はぼくがどんなことをしても受け止めてくれていた気がします。それが無償の愛というんですかね。決して自分を裏切らないと思わせてくれるのが母なのかなって思うんです」(中野さん) りえはこれまでも愛娘に仕事場を見せてきたが、今作の試写にも連れてきた。新聞のインタビューにその時のことをこう明かしている。「(娘は)泣いていました。感受性豊かなようで、親のしていることが簡単ではないと理解し始めている。 幼いのにねぎらってくれたり。『マミーが頑張っているから、私も頑張るんだ』と自分なりの目標を見つけたり」 夫と別れ、その背中を娘に見せているりえ。娘は、最近「女優になるんだ」と言い始めているという。その愛は確かに届いている。※女性セブン2017年1月1日号
2016.12.16 07:00
女性セブン
『とと姉ちゃん』杉崎咲、戦争シーン後の撮影で感じたこと
『とと姉ちゃん』杉崎咲、戦争シーン後の撮影で感じたこと
 連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(NHK総合月~土、8時~8時15分ほか)で、末っ子の小橋美子役をつとめる杉咲花(18才)にドラマの裏側について聞いた。 * * *『とと姉ちゃん』に三女・美子として出演することが決まった時には、本当に嬉しかったです。家族や事務所のかたもとても喜んでくれて、“朝ドラ”の現場に参加することへの周りからの期待は大きいものなのだな…と、私のほうが少し驚くほど実感しました。 私は(子役時代からのバトンタッチで)9週目からの登場だったのですが、撮影前の記者会見で初めてキャストのみなさまにお会いした時から、撮影がすごく楽しみだったんです。 一緒に『とと姉ちゃん』という作品にかかわらせていただく喜びを、改めて感じていました。物語は戦後を迎えて、出版社編になりました。ちょっと大きな問題も起こったりしますが、美子にとっても大事な回もあるので、ぜひ毎日見てください! 撮影のなかでも、特に戦後の闇市のシーンが、とても印象に残っています。 スタジオの隅から隅まで作り込まれた大きなセットに、すごく興奮しました。戦争のシーンを撮りきった後の撮影だったので、戦争を乗り越えることができたんだ…と実感しながら、生きていることを噛み締めて毎日、撮影をしていました。 あとは戦時中に、おばあちゃま(大地真央)からもらった、おままごと道具を食べ物と変えてもらうシーンも思い出深いですね。私にとっては初めてのロケだったので、とても新鮮だったということもありますし、美子の成長が見られる印象的なシーンだと思います。 母の日に、小橋家のメンバーでお肉を食べに行ったんです。その時にサプライズで、とと姉(高畑充希)、鞠姉(相楽樹)、私の3姉妹からかか役の木村多江さんへ、お花と手紙をプレゼントしました。かかはとっても喜んでくださって、本当の家族のような時間を過ごせたので、今でも大切な思い出になっています。【PROFILE】すぎさき・はな。1997年10月2日生まれ。東京都出身。味の素『Cook Do』のCMなどに出演。今秋公開の映画『湯を沸かすほどの熱い愛』にも出演する。※女性セブン2016年8月25日号
2016.08.10 07:00
女性セブン
『とと姉ちゃん』高畑充希が「撮影があと2か月で寂しい…」
『とと姉ちゃん』高畑充希が「撮影があと2か月で寂しい…」
「やればやるほど、新しい発見がある」と、NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』の取材会で話した主人公・小橋常子役の高畑充希(24)。 7月11日の週から常子が立ち上げる出版社についてのエピソードがスタートしたが、「撮影があと2か月くらいだと思うとちょっと寂しい」と本音を。(7月8日、写真左から杉咲花、相楽樹、高畑、唐沢寿明、伊藤淳史)撮影■高柳茂
2016.07.17 16:00
女性セブン
『とと姉ちゃん』 朝ドラ史上初の「生涯独身ヒロイン」に?
『とと姉ちゃん』 朝ドラ史上初の「生涯独身ヒロイン」に?
 NHK朝ドラで今世紀最高の視聴率となった『あさが来た』に続き、『とと姉ちゃん』が好発進を遂げて早くも話題沸騰中だ。今後はいったいどんなストーリーになるのか。NHK関係者への取材から、気になる今後の展開をどこよりも早く“先取り”した。●プロポーズを拒否させた「手編みのマフラー」 朝ドラに欠かせないのがヒロインの「恋」。高畑充希(24)演じるヒロイン・小橋常子(『暮しの手帖』を創刊した大橋鎭子がモデル)の“最初”の相手役は青柳商店の若旦那・清(大野拓朗)だ。清に「思っていた以上にきれいだったから」といわれて以来、常子にとって気になる存在だった。 だが、タイピストとして働き始めた常子が心惹かれるようになったのは、帝大生・星野(坂口健太郎)。星野は大阪の大学での勤務が決まると、常子に結婚を申し込む。「星野と結婚するか、今まで通り働いて家族を支えるか、常子は悩みます。しかし、妹の美子(杉咲花)が常子のために編んでくれたマフラーがきっかけで、家族と一緒にいる道を選ぶ。史実では鎭子は一生独身を貫きますが、ヒロインが生涯独身を貫くとなれば、朝ドラ史上初です」(NHK関係者) 常子がタイピストをクビになり、出版社で働き始めたところで、時代は戦争へと突入する。そして戦後になると物語は雑誌『あなたの暮し』創刊に向けて動き出すのだが、ここでも新しい「恋」の予感が──。●「昭和の名編集長」との関係はどうなる? 常子が出会ったのは、昭和の名編集長と謳われた花森安治をモデルにした花山伊佐次だった。「2人の出会いは最大の見どころです。花山役の唐沢寿明さんは、『マッサン』でウイスキー作りのキーパーソンになった“鴨居の大将”こと鴨居欣次郎を演じた堤真一さんのように、豪快な演技を披露してくれるのでは」(朝ドラ評論家の田幸和歌子氏)『マッサン』ではエリーと鴨居の大将、『あさが来た』ではあさと五代友厚(ディーン・フジオカ)の“仲”にやきもきした視聴者も多かった。常子と花山の関係にも注目が集まりそうだ。「『暮しの手帖』の執筆者には、川端康成、井上靖、志賀直哉、井伏鱒二、三島由紀夫ら錚々たる顔ぶれが名を連ねていました。『あなたの暮し』も、文豪役としてどんな大物出演者が登場するかが本当に楽しみです。『花子とアン』の村岡花子も執筆者のひとりだったので、もしかすると吉高由里子との絡みが実現するかもしれません」(同前) 興味が尽きない今後の展開。待ちきれないファンとしては、どうしたもんじゃろのぉ……。※週刊ポスト2016年4月22日号
2016.04.12 07:00
週刊ポスト
女優としての評価を高めている川栄李奈
2016年注目の若手女優 杉咲花、川栄李奈らの演技に期待集まる
 今年はいったいどんな女優がテレビ界や映画界を彩るのか――。朝ドラ出演女優から逸材アイドルまで、テレビ解説者の木村隆志さんが女優として活躍が期待される4人をピックアップ。彼女たちの魅力や演技力について解説する。 * * * 主演女優だけでなく、助演女優もブレイクするなど、今や芸能界最大の女優登竜門は朝ドラ。春から放送される『とと姉ちゃん』(NHK)のヒロインは高畑充希さんですが、彼女はすでに実績十分だけに、姉妹役や友人役にも注目が集まりそうです。 妹役の杉咲花さん(18歳)は、30作を超える出演歴を持つなど、すでに実績十分。『夜行観覧車』(TBS系)では暴力をふるう中学生、『なぞの転校生』(テレビ東京系)では架空の星から来た姫などの難役を次々にこなすなど、「同世代ナンバーワン」の呼び声も高い実力派です。喜怒哀楽の強弱が巧みな憑依型の女優だけに、映画業界での評価も高く、今年も『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』『湯を沸かすほどの熱い愛』への出演を予定しています。 ヒロインが居候する仕出し屋の娘役で出演する川栄李奈さん(20歳)にも注目。昨年8月にAKB48を卒業したばかりですが、直後に舞台『AZUMI 幕末編』の主演を務め、演出を手がけた岡村俊一さんから「演劇界で1位を獲れる」と絶賛されました。どんな番組やステージでも瞬時にその場の空気に染まれる勘の良さは、女優でこそ輝く資質。朝ドラ出演は前田敦子さんや大島優子さんも未経験で、AKB48卒業生初の快挙であり、所属事務所もAKBの運営会社AKSからエイベックス・ヴァンガードに移籍するなど、その可能性は広がる一方です。「1000年に1人の逸材」「天使すぎるアイドル」と言われてから早2年。いよいよ橋本環奈さん(16歳)が女優業に本格参戦します。3月公開の『セーラー服と機関銃-卒業-』は、言わずと知れた角川映画の名作であり、主演女優の登竜門。薬師丸ひろ子さん、原田知世さん、長澤まさみさんに続いて星泉役を演じることで、間違いなく話題を集めるでしょう。橋本さんの魅力は、「清楚な美少女」というルックスだけでなく、そのイメージに相反する芯の強さと弾けるようなパワー。極道の世界で闘い、タンカを切る星泉のキャラは、ハマリ役になりそうな予感がします。 現在、朝ドラ『あさが来た』に女中のふゆ役で出演している清原果耶さん(13歳)も、さらなる飛躍の一年に。朝ドラは「女優デビュー作でいきなりメインキャスト」「13歳にして15歳から20代後半の女性を演じる」というハードルの高い挑戦でしたが、堂々とした演技を披露しています。その勢いを保ったまま、3月からは3年間に渡って放送される大河ファンタジードラマ『精霊の守り人』に出演。綾瀬はるかさんが演じる主人公の少女期を演じます。“架空の世界に生きる女用心棒”という役だけに、クラシックバレエやダンスで鍛えた体幹バランスの良さが生かされるのではないでしょうか。 ここで挙げた4人の年齢は最年長が川栄さんの20歳で、最年少の清原さんは13歳。4人以外にも注目のティーン女優は多いのですが、これほど若いメンバーの活躍が期待されるのは、各芸能事務所が“本物のスター女優”を育てようとしているから。早いうちから演技経験をどんどん与えることで、「向こう数十年、事務所を支えてくれる主演女優になって欲しい」という思いがあるような気がします。【木村隆志】コラムニスト、テレビ・ドラマ解説者。テレビ、ドラマ、タレントを専門テーマに、メディア出演やコラム執筆を重ねるほか、取材歴2000人超のタレント専門インタビュアーとしても活動。さらに、独自のコミュニケーション理論をベースにした人間関係コンサルタントとして、1万人超の対人相談に乗っている。著書に『トップ・インタビュアーの聴き技84』(TAC出版)など。
2016.01.02 07:00
NEWSポストセブン
映画『海街diary』では姉妹役を演じた綾瀬はるかと広瀬すず
授賞式で再会、綾瀬はるか&広瀬すず 姉妹のように仲良い姿
 第7回TAMA映画賞の授賞式が11月21日、パルテノン多摩で開催され、最優秀女優賞を受賞した綾瀬はるか(30才)、最優秀新進女優賞を受賞した広瀬すず(17才)らが出席した。 綾瀬は、四姉妹の長女役で出演した『海街diary』(是枝裕和監督)で最優秀女優賞を受賞。同じく『海街diary』 で四姉妹の四女を演じた広瀬は、同作について「たくさん勉強させていただきました」とコメントした。久々の再会となった綾瀬と広瀬は、まるで本当の姉妹のように楽しげな様子だった。 ちなみに、最優秀作品賞は『海街diary』 と、『きみはいい子』(呉美保監督)が受賞。最優秀女優賞は綾瀬とともに樹木希林(72才)が、最優秀新進女優賞は広瀬とともに杉咲花(18才)が受賞した。撮影■浅野剛
2015.11.29 16:00
NEWSポストセブン
次世代を担う原石女優の注目株 土屋太鳳、松岡茉優、杉咲花
次世代を担う原石女優の注目株 土屋太鳳、松岡茉優、杉咲花
 新たな才能の出現は、ドラマファンにとっても何よりの楽しみだ。作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏が指摘する。 * * * NHK連続テレビ小説「マッサン」もいよいよ幕を閉じ、来週3月30日から土屋太鳳主演の「まれ」にバトンタッチ。どうにも退屈だった「マッサン」の半年間。単調なエピソードの繰り返し。ずいぶんと長く感じたのは私だけでしょうか。「国産ウイスキーを生んだ男」というテーマ自体は興味深いものがありました。しかし、最初から「ウイスキーにこだわった主人公が研究を重ねて成功する」と着地点は見えている。そこへ恋話やら失敗談やら、こまごましたエピソードを差し挟んではみるけれどすぐに解決し、また次の話題へと移り深まらない。 社会との関わりもくっきりとは見えなかった。例えばシベリア抑留の強烈なトラウマすら、本人の中でたちまち解決してしまう。時代を描くのには浅薄すぎた。そして最後は、けなげに尽くしたヒロインがあっけなく病で逝って、涙の大団円。「鴨居の大将」を演じた堤真一の、強烈な表情ばかりが私の中に残っています。といった辛口意見とは関係なく、視聴率は上々だそうで、制作陣もニコニコでしょう。 はた、と気付いた。どこまでも予定調和なこの感じ、どこかで見たことがある。良妻賢母、努力は美徳、信じれば成功する、といった凡庸。それは、NHK「朝ドラ」の神髄。 続く番組「あさイチ」で有働由美子アナが涙を流してみせるのも、何だか昔見たパターン。つまり、従来の「NHK連続テレビ小説」に戻っただけなんだ。 ここのところ「純と愛」「あまちゃん」「ごちそうさん」と、多少毛色の違うものが続いていただけであって、「マッサン」でまた元サヤに収まったということ。一つだけ新味があったとすれば、ヒロインが「外国人」だったこと。ただし、エリーさんは日本人以上にけなげで夫に尽くし優しく模範的な妻でした。となればなるほど、へそ曲がりとしては次回作に期待したくなる。 特に、「まれ」で主役を演じる土屋太鳳には注目。演技歴はさほど長くないけれど、2013年放送の「真夜中のパン屋さん」(NHKBS)で、キラリと光る才能を見せていた。 母に捨てられて、ガラスのような心を持つ女子高生。必死に生きようとする芯の強さ、けなげさと、孤独感と。矛盾を抱えた人物の緊張感が、浮かび上がっていた。 高校生といえば一番、キラキラと輝いて見える年頃。弾むような明るさと同時に、ふっと横顔をよぎる暗さを、あわせて表現するのはなかなか難しいはず。その演技力に「この若い役者さん、誰?」と驚き、初めて「土屋太鳳」という一風変わった役者名を知ったのでした。まさしく「磨けばさらに輝きそうな原石」。これから半年、その才能を多いに開花して暴れて欲しい。 もろちん、彼女だけではありません。最近のドラマの中には「磨けばさらに輝く原石」という逸材があちこちに見つかります。 たとえば、松岡茉優。「問題のあるレストラン」(フジ)では、極度に人間嫌いの引きこもり、という役を演じる一方、まったく同じ時期に放送された「限界集落株式会社」(NHK)では、農村でがんばるエネルギッシュな若者に。 農村を支えようとする正義感に溢れた鋭い眼光。それが、「問題の~」の中では、絶えずうつむきかげんにフードをかぶり眼光を隠そうという役。まったく違う人物を、鮮やかに演じわける20歳。当初、本当に同じ人が演じているのかと目を疑ったくらい。演技力には幅がありそうです。 もう一人の注目株が、杉咲花。そう、CookDoのCMでぐっさんを相手に回鍋肉をとりあうあの娘。肉をほおばった時の勝ち誇った表情。目だけですべてを物語る。驚異的な演技力です。 彼女も2013年のドラマ「夜行観覧車」(TBS)でその存在感を際立たせていました。演じたのは、親に対して荒れまくる反抗期の女子高校生。そのブチキレ具合に鳥肌が立った視聴者、多かったのでは。ほとばしるエネルギーが怖い。あそこまで強烈に、恐怖を与える演技のできる十代の女優って、他にいるでしょうか? その杉咲花さんが、明日3月29日に『化石の微笑み』(テレビ朝日)でドラマ初主演を務めるとか。これは見逃せません。 その他にも、気になる「原石」があちこちに見つかる今のドラマ。眠っている才能が羽ばたく時を待っています。あとはその才能を輝かせるための脚本と演出、ドラマ制作側の手腕にかかっているのではないでしょうか。
2015.03.28 16:00
NEWSポストセブン

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