ウォーターサーバーを徹底比較!

ウォーターサーバーの水をマイボトルで持ち歩く際に注意すべきこととは…?

ウォーターサーバーの水をマイボトルで持ち歩く際に注意すべきこととは…?

 ウォーターサーバーを選ぶ人は、「水がおいしいから」というのが理由であることが少なくない。実際、使われている水はミネラルバランスのいい天然水であったり、口当たりのいい水質になるよう精製されたりしている。そんなウォーターサーバーの水をいつでも飲みたいという場合は、マイボトルに入れて持ち運ぶことになるのだが、その際、注意すべきこともある。今回は東京都内のウォーターサーバー愛用者の人たちに、水を持ち歩くときどんなことに気をつけているかを聞いてみた。

コスモウォーター

◆早めに飲み切る!

 ウォーターサーバーの水は安全性を確保するために、人体に有害な影響を及ぼす可能性のある化学物質や放射線などがゼロもしくは影響のないレベルになっているか、厳正な検査が行われて出荷される。乳幼児や妊婦さんらの体にも優しい水といわれるのは、そうしたことをクリアしているからだ。

 一般的な日本の水道水の場合、消毒と腐敗防止のために塩素が投入される。ただ、塩素濃度自体は人間が飲んでも問題ない量ではあるのだが、ある種の化学反応を起こすと「トリハロメタン」という物質を作り出す可能性がある。これには発がん性があることが、世界各国の研究で明らかになっており、WHO(世界保健機関)でも認めている。

 ウォーターサーバーの水には塩素はもちろんのこと、防腐効果のある薬剤は一切入っていない。当然、発がん性物質などが発生する素地はない。これは大きなメリットなのだが、ボトルから出した後は「水が傷みやすい」ということでもある。そのため、ボトルに入れて長時間持ち歩くときは気をつけなければならない。

 それでは、実際のウォーターサーバーユーザーの声を聞いてみよう。

 38歳の川岸清彦さん(仮名)は、「アルピナウォーター」を愛用している。

「妻の希望で2年ほど前に導入しました。日常の飲料水としてもよく飲んでいます。その他、体を動かした後にウォーターサーバーの水でリフレッシュしています」

 川岸さんはフットサルチームに入っており、毎週末、練習や試合に出かけている。そのときにウォーターサーバーの水を持って行くのだそうだ。

「塩素の入っていないミネラルウォーターなどが、水道水に比べて傷むのが早いことは知っていました。そこで、使うボトルは特に密閉性の高いものを選びました。多少値段は高くても、お気に入りの水を安全に持ち運ぶには必要だと思ったんです」

 川岸さんはマイボトルを使うたびにしっかり洗い、洗剤や熱湯で消毒し、完全に乾燥させているとのこと。

「それともう一つ、初夏から夏の終わりにかけては、できるだけ早く飲み切るようにしています。フットサルをやっている間にボトルが空になってしまうこともありますが、そのときはコート近くにある自動販売機でスポーツドリンクを買うなどしています」

 気温や湿度が高くなると、雑菌の繁殖スピードも速くなる。川岸さんは、そのあたりのリスクも考慮しているようだ。

    ウォーターサーバーの水を入れる場合は密閉性の高いボトルを選びたい

ウォーターサーバーの水を入れる場合は密閉性の高いボトルを選びたい

◆口をつけない!

 40歳の伊東節子さん(仮名)は、ウォーターサーバーを使い始めて4年目という。

「友人がウォーターサーバーを使っているのを見て、わが家にも置きたいと思ったんです。いくつか見た中で『コスモウォーター』がいいと思い、ずっと使い続けています。飲み水以外に、料理にも使っていますね」

 伊東さんは、せっかくのおいしい水なので、お子さんが遠足に行くときに持たせる麦茶なども、「コスモウォーター」の水で作っている。

「家族で遠出するときも、大きめの水筒にウォーターサーバーの水で作ったお茶やコーヒーを入れて行きます。水の傷みに関して注意している点は、“直接口をつけない”ということですね。私自身、昔から水筒に口をつけて飲むのは行儀が悪いと思い、必ずコップに移して飲んでいました。でも、これは結果的に衛生面でもいいことがわかりました」

 人間の口の中には多くの雑菌が住んでいることは、よく知られている。水筒やペットボトルに口をつけると、それらの菌が飲み口に移り繁殖する恐れがある。これについては「全国清涼飲料連合会」でも、『清涼飲料水ハンドブック 開栓後はお早めに』という冊子で注意を呼びかけている。

「ですから水筒から必ずコップに移して飲むように、子どもには言い聞かせています。水筒のフタをコップ代わりにするときは、その都度洗うことも習慣になっているみたいです」

 伊東さんはウォーターサーバーを使っている友人らにも、水を持ち運ぶ際は水筒から直接飲まないことをすすめているとのこと。

   

◆知らなかった人も…

 28歳の三井愛菜さん(仮名)も、お気に入りの水をマイボトルで持ち歩いている。

「昨年、母が『うるのん』のウォーターサーバーを契約してきました。私はいつもペットボトル入りのミネラルウォーターを買っていたので、ありがたかったですね」

ただ三井さんは、ウォーターサーバーの水もペットボトルの水も水道水も、同じように考えていたという。今回取材を受けて初めて、その違いを知ったそうだ。

塩素の入っていない水の方が“あしがはやい”ということなんですね!? これからの季節、早めに飲み切るなど注意していきたいと思います」

    水道水は傷みにくいが塩素が気になる人もいる

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 おいしいお気に入りの水は、いつでもどこでも味わいたいもの。しかし、ウォーターサーバーの水を持ち歩くときは、塩素の入った水道水よりもかなりデリケートであることを頭に入れておくといいだろう。

   
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