ウォーターサーバーを徹底比較!

東京都内に900か所の給水スタンドが!? スマートに使う「マイボトル」最新事情

東京都内に900か所の給水スタンドが!? スマートに使う「マイボトル」最新事情

 この数年、世界的に環境問題の課題としてプラスチックごみの削減が叫ばれてきた。それに伴い、プラスチックストローの廃止やドリンク容器のラベルレス、スーパーのレジビニール袋有料化などさまざまな取り組みが行われている。そうした一連の動きの中で、外出先に飲料を入れて持ち歩く「マイボトル」を推奨する動きがここにきてまた広がりを見せているようだ。

コスモウォーター

◆東京に給水スタンドが誕生!

 日本のプラスチック系の廃棄物は、年間900万トン。この中には自販機やコンビニで気軽に買えるペットボトル飲料の容器も含まれている。プラスチックやビニールはご存じのとおり腐食し分解して土に還ることはないので再利用するようになってきているが、実際のところ川や海に流出するものも少なくない。漂流するうちに砕け、マイクロプラスチックと呼ばれる微細な粒になる。これを生物が飲み込んでしまい体内に蓄積すると、消化できずに新たな食物を摂取することができなくなって死に至ることから、生態系に悪影響をもたらすことが指摘されてきた。また、プラスチックごみは焼却処分されることもあるが、このとき排出されるCO2の量も膨大だ。

 そのために少しでもプラスチックごみを減らそうというのが、世界的な流れになってきているのだ。アメリカのサンフランシスコ空港のように、ペットボトル入りのミネラルウォーターの取り扱いをやめた事例もある。

 国内に目を向けると、ペットボトルの消費量を削減する取り組みの一環として、東京都水道局では以前から「スマイルボトルプロジェクト」というキャンペーンを立ち上げている。そして、この夏からはサンリオのキャラクター「ハローキティ」をアンバサダーに、特設サイトを開設し一層のアピールを行っている。

 このプロジェクトの内容は、非常に明快。外出するときに自前のボトルに水を入れていき、水分補給の際はそれを飲もうというもの。さらにボトルが空になったときのために、「Tokyowater Drinking Station」という給水所を都内に約900か所設置した。これは公園の水飲み場のようなものではなく、マイボトルへ給水しやすい蛇口と衛生状態を整えた設備だ。また専用アプリと連携しており、水道に関する情報を入手できたり、AR(拡張現実)を利用した映像を見ることが可能となっている。

「Tokyowater Drinking Station」は都内に900か所ある

「Tokyowater Drinking Station」は都内に900か所ある ※東京都水道局サイトから

◆「ウォータースタンド」でもマイボトル推奨

 飲料水に関する企業でも、マイボトル使用を推奨しているところがある。その一つが「ウォータースタンド」。広い意味ではウォーターサーバーの一種だが、水のボトルをサーバーにセットするのではなく、自宅の水道栓に本体を直結し、浄水された水を供給するタイプの機器だ。一般的なウォーターサーバーのように、温水や冷水を出すこともできる。もとの水が水道水であるから、水の交換ボトルを注文したり設置したりといった手間がかからない点がメリットで、水のランニングコストについては水道代と同じということになる。

 水道水を利用するというと、蛇口に取り付ける小型の浄水器を思い浮かべる人もいるかもしれないが、浄水の方式に大きな違いがある。一般的に小型浄水器でろ過に使用されているのは「中空糸膜」というフィルター。これは1000分の1ミリ程度の網の目を持っていると考えるといい。ここに水を通すと、目の大きさを超える物質はせき止められる。

 一方「ウォータースタンド」は、いくつかのフィルターを通して水を浄化する。その中でも強力なろ過機能を持つのがRO膜だ。これの網の目は1000万分の1ミリという超微細なもの。これくらいの大きさになると、ウイルスや一部の放射性物質などほとんどの有害物質を通すことがない。ウォーターサーバーメーカーでは、「アクアクララ」「アルピナウォーター」で水の生成に使っている。

  RO膜を通すとほとんどの不純物を除去できる

RO膜を通すとほとんどの不純物を除去できる

「ウォータースタンド」では、こうして浄水された水をマイボトルに入れて持ち歩く生活スタイルの普及を提案している。プラスチックごみの削減になるという環境への配慮も、もちろんあるが、私たちの日常生活にもさまざまなメリットが考えられるという。

 一つは、保温ボトルであればいつでも飲みたいときに好きな温度の水を飲むことができるという点。温かいのがよければ温水、冷たいのが好みなら冷水、ナチュラルな温度がいいなら常温の水を入れていけばいい。もう一つは経済的な視点。外出先でその都度飲み物を買っていたとしよう。1本150円のドリンクを毎日買ったら、1か月に約4500円の支出となる。1年間ではなんと5万4000円! ときどきはお茶やコーヒーなど違った味のものを飲みたくなることもあるだろうが、それでもマイボトルを上手に併用すれば飲料代を節約することは難しくないだろう。ただ、浄化された水は殺菌のための塩素が除去されているため、そのままの水道水よりも傷みやすい。朝入れたものなら、昼過ぎには飲み切ってしまう方がいいかもしれない。

 行政や企業まで広がってきたマイボトル運動。毎日でなくても、生活に取り入れることで地球と自分の未来に役立ちそうだ。

   
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