ウォーターサーバーを徹底比較!

ボトル交換がさらにラクに! 「マーキュロップ」から足元収納型サーバーが登場

ボトル交換がさらにラクに! 「マーキュロップ」から足元収納型サーバーが登場

 ウォーターサーバーの多くは、水ボトルをサーバー上部に設置する形になっている。重力によって水をサーバー本体に落とすため、これはごく自然な構造といえる。しかし、交換の際に水ボトルを持ち上げることに苦労するケースもある。これを解決するのがボトルを下部に収納すること。このほど「マーキュロップ」が、サーバーのラインアップに「足元収納型」のサーバーを加えた。便利機能も追加されたというこの新製品を見てみよう。

◆ユーザーからの声を反映

 ウォーターサーバーに使われている水ボトルは一般的に、市販のペットボトルなどと違って容量が大きい。小さいものでも7リットル程度はある。マーキュロップの場合、12リットル入りのボトルを採用している。これは単純計算で12キロの重さとなる。同社のサーバーの高さは約99センチ。ボトルを設置するためには、12キロの物体を1メートルほど持ち上げるということになる。

 この作業は身体的負担を感じる人がいたり、場合によっては取り落としや転倒といったリスクもはらんでいる。

 同社は長年、床置き型でボトルを上部に設置するタイプのサーバーを取り扱ってきたが、今回新しく足元収納型サーバーを開発した背景として、次のような理由をあげている。

 まず、顧客の9割が一般家庭で、ボトルの交換を女性が行うことが少なくない。味や利便性への満足度は高いものの、ボトルが重いという課題が以前からあった。また、現場スタッフが高齢のユーザーから、「ボトルを持ち上げるのが辛くなってきた。飲み続けたいのに持ち上げられない」という相談を受けていたという。

 同社は「重いものを運ぶシーンを限りなく減らした運営」を実践しており、サーバーと水の最初の設置作業や、水の配送の際に2階まで運ぶ、希望があれば家の中の設置場所の移動などにも対応してきた。しかし、日常のボトルの入れ替えは原則、利用している人が行うことになる。

 このようなユーザーの使い勝手や安全を考慮した結果、生まれたのが、新サーバー「sitakara(シタカラ)」だ。

マーキュロップの足元収納型サーバー「sitakara(シタカラ)」※画像はニュースリリースから

マーキュロップの足元収納型サーバー「sitakara(シタカラ)」※画像はニュースリリースから

◆ウォーターサーバーとしての機能も強化

 では、どうやって水を交換するか見てみよう。「sitakara」は、サーバー本体前面の下部にドアがある。これを開くとボトルが入るスペースになっている。ボトルは床から数センチ持ち上げるだけでいい。内部にはボトルの口に取り付けて水を吸い上げるためのパイプがあるので、封を切ったボトルの口に取り付ければセットは完了する。

 サーバー自体の高さは110センチあり、従来型サーバーより若干高くなった。しかし、サーバーの上にボトルがないことや、シンプルな外観のため、視覚的な圧迫感は小さくなった印象だ。本体はツヤ消し加工された白色。同社では、インテリアになじみやすい色調としている。

 新しいのはデザインだけではない。ウォーターサーバーとしての機能も充実させている。

 水を出さないときも、ウォーターサーバーは電気を使っているが夜間の電力消費を抑えるために「照度センサー」が取り付けられている。これは部屋の明かりが暗くなったことを感知するもの。省電力スイッチなどで設定しなくても、自動で節電してくれるエコな機能だ。

 また、冷水タンク内を紫外線の殺菌力で衛生的に保つ「UV除菌機能」も備えている。ウォーターサーバーに使われている水は、水道水の塩素のような防腐用の薬剤が入っていないので、水の安全性確保につながる。

 お湯をさらに活用しやすくする便利機能もある。同社の従来型サーバーは、湯温が83~93度だが、より熱いお湯を使いたい場合に役立つ「再加熱機能」を搭載した。ほうじ茶をいれたりカップ麺を作ったりするときなど、少しでも高い湯温がほしいときにうれしい。また、温水には子どもが不用意に出して事故を起こさないように、長押しによるチャイルドロックが採用されている。

「マーキュロップ」の自社工場は山梨県河口湖町にある

「マーキュロップ」の自社工場は山梨県河口湖町にある

 このサーバーの受け付けは2019年2月23日から開始されているが、この日付は「富士山の日」にちなんでいる。同社の水は富士山の天然水で、採水地は富士山麓の標高1030m地点の地下。水の硬度は24の軟水のため、まろやかでクセがない味わいとなっている。また、富士山麓の水の特長である、希少ミネラルのバナジウムも入っている。この水は、2013年からモンドセレクション金賞を6年連続受賞、2014年から2018年までiTQi(国際味覚審査機構)優秀味覚賞の三ツ星を5年連続受賞している。

「sitakara」を利用するには、「あんしんサポート料」として月1080円(税込み)のほか、水ボトルは毎月2本を使うといった条件がある。その他、地域によっては保証金などがかかることがあるため、詳細はメーカーで直接確認するといいだろう。

 新しい足元収納型サーバーは、これまでボトルの設置が大変だった人や、持ち上げるのが次第に困難になってきた人などへの、一つの答えとなるかもしれない。

   
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