ウォーターサーバーを徹底比較!

【水についてもっと知りたい!】子どもと一緒に訪れたい「水の博物館」ガイド

【水についてもっと知りたい!】子どもと一緒に訪れたい「水の博物館」ガイド

 クリーンで安全、おいしい水がいつでも飲めるウォーターサーバー。現在使っている、あるいはこれから使おうと考えている人は、水に対する関心が比較的高いのではないだろうか。水はキレイであるかどうかだけでなく、含まれるミネラルの量や酸性度・アルカリ度なども水質を判断する要素だ。また、産地を気にする人もいる。では、水はどのようにして私たちの元に届き、どんな働きをしているのか──? それを細かく知ることのできる、水に関する博物館をリサーチしてみた。

コスモウォーター

◆デジタルとアナログで水について体験

 水をテーマにした博物館は、全国を見渡すと意外と多い。最初は、都市部に開設されている博物館から見ていこう。

 まず東京都。都の水道局が運営しているのが、その名もずばり「東京都水の科学館」。江東区有明という、海に近いエリアにある。施設の目的は、水の大切さや成り立ち、素朴な疑問への答えを、科学の視点からわかりやすく説明すること。水道局が母体のため、上水道に関する展示が多い。水や水道について初めて知るという人にも理解できるよう、デジタルとアナログ両面を駆使した展示に工夫がある。入館料は無料だ。

 デジタル系のイベントでは、周囲を取り囲むようなワイドなスクリーンを用いて、川などの映像を「水のたびシアター」として上映が行われている。もう一つ圧巻なのは、近年話題のプロジェクションマッピングを用いた「アクア・ツアー」。これは有明の地下で実際に稼働している「有明給水所」が、どのようになっているのかを、映像を見ながらガイドの説明を聞くというもの。水道水がどのようにして家庭やオフィスに届くのかを、現場にいるような感覚で見ることができる。

 一方、アナログ的なコンテンツでは、水道設備を簡略化したセットのある「アクア・タウン みんなで発見!くらしの水」や、水についての実験ができる「アクア・ラボラトリー」などがある。水の実験は、説明員と一緒に自分の手で実験を行う体感型イベントとなっている。そして「アクア・パーク」では、水鉄砲や船のオモチャなど水を使った遊びが体験できる。

 展示内容は全体的に子どもが楽しめようになっているが、高精細の映像や科学実験などは大人でも感心させられる。

何気なく使っている水はどこからくるのか?

何気なく使っている水はどこからくるのか?

 上水道もあれば、下水道についての博物館もある。同じ有明エリアに、東京都下水道局が運営する「虹の下水道館」がある。こちらも入館料は無料。

 この施設でもっとも特長的なのは「お仕事体験」だろう。実際の下水道やマンホールのセットを使って、メンテナンスや排水のシミュレーションができるのだ。下水道と聞くとトイレなど生活排水に関することをイメージしがちだが、集中豪雨などの水害のときに、危険を回避するために水を流す役割も持っている。そうした下水道のさまざまな機能を、仕事体験を通じて知ることができる。

 セットではなく、実際の施設である「有明水再生センター」の見学も可能だ。地下で人知れず汚水がどう処理されていくか解説してくれる。ただし時間が決まっており、土日と祝日、夏休み期間中の1日1回、11時から。

 ウォーターサーバーを使っていると、飲料水となる上水道ばかり考えてしまいがちだが、生活していく上での全ての排水は下水道へ流される。水への意識をさらに高めたいなら、どちらも知っておくべきかもしれない。

 さらに、川に特化したミュージアムもある。国土交通省の関東地方整備局荒川下流河川事務所が運営する「荒川知水資料館」。荒川と新河岸川に挟まれた、三角地帯のような場所に存在しているのが面白い。

 ここは都内を流れる荒川について知ることができる施設で、川の歴史や治水に関する展示が主だが、生息する魚の水槽や水生植物の観察池もあり、環境問題について学べる点が特長といえる。入館料は無料で、すぐ隣には水門があるほか、春には施設前の桜がキレイなので散策にもオススメだ。

地域の川に特化した博物館も

地域の川に特化した博物館も

◆大坂では浄水場の施設を流用

 大阪市にも、水環境の啓蒙活動に力を入れている施設「水道記念館」がある。同市東淀川区に、1914年に建設された柴島浄水場の旧「第1配水ポンプ場」を流用している。そのため、レンガ造りのレトロなデザインの建物が魅力の一つになっている。古いポンプ場だが、1986年まで使われたという。それからは主に学校向けの学習施設として使われたが、2年前からは土日祝日に、入館料無料で一般公開を行っている。

 上水道についてのパネル展示が多く設置してあるほか、体験型施設として江戸時代の街並みを再現したセットがあり、当時の人々の暮らしと水についてタイムスリップしたような感覚で見ることができる。また、大正時代に実際に使われていた、巨大で重厚なポンプも展示されており、日本の近代化の歴史にも触れられる。

 下水道の学習施設としては「下水道科学館」が大阪市にあるのだが、施設の老朽化が進んでいるとのことで、現在は閉館中だ。再開は未定とのこと。

 ウォーターサーバーの水は、富士山麓や長野県の山奥といった名水の産地から採水していることが多い。しかし、雨となり山を駆け下り、大地に浸み込んだり川に流れたりする水は地球上で全てつながっている。日常飲んでいる水の重要性を改めて知るために、こうした楽しく学べる博物館を見て回るのはいかがだろうか。

   
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