ウォーターサーバーを徹底比較!

アウトドアでもウォーターサーバーのお湯を活用するならコレ!

アウトドアでもウォーターサーバーのお湯を活用するならコレ!

 アウトドアは暖かい季節だけのレジャーではない。寒いなら寒いなりの楽しみ方もある。スノーボードなどのウインタースポーツでなくても、晩秋にハイキングで紅葉を楽しんだり、クリスマスや年末の行事を屋外で行うこともあるだろう。そこで欲しくなるのが温かい飲み物だ。現地でお湯を沸かすにしても、行き帰りの道中や火がおこるまでに体を温めたいときもある。使い慣れているウォーターサーバーがあれば助かるが、持って行くのは大変…。そんなときに役立つアイテムを、ホームセンターで教えてもらった。

コスモウォーター

◆アウトドア用で人気の保温容器「ジャグ」

 お湯を持ち運ぶとなるとまず思い浮かべるのが水筒(マイボトル)だが、これは持ち歩くことを前提としているため、そんなに大容量のものは難しい。最大でも2リットル前後でだ。容量の大きいものとなると、樹脂製のポリタンクがある。ウォーターサーバーの交換タンクと似たようなものであるが、保温性はないし、熱湯を入れることはできない。

 しかし、温冷ともに使える大容量の容器が実はある。そこでホームセンターの販売員に、最近人気のある大容量容器について聞いてみた。

 神奈川県内のホームセンターで、アウトドア用品コーナーを担当するAさんはこう話す。

「水筒などよりも大きいものになると、ステンレスでできた『ジャグ』などと呼ばれるものになりますね。スポーツの大会やアウトドアレジャーでよく利用されるので、見たことがある方もいると思います。一見、卓上型のウォーターサーバーに似ていますが、加熱機能などはありません」(Aさん、以下「」内は同)

 では、人気の商品を見ていこう。

「いま一番人気があるのは、アウトドア用品の総合ブランド『キャプテンスタッグ』のウォータージャグですね。容量別に3、6、8リットルのタイプがあります。温冷ともに保温効果が高く、71度以上を6時間保っていられます。熱湯を入れて丸一日経っても、お茶をいれられるくらいの40~50度のお湯を出すことができます。よく売れるのは6リットルのものですね」

 使い方はウォーターサーバーと同じく、前面のコックを開いて注ぐ。折り畳み式の脚がついているので、地面に直接置かなくてもいい設計となっている。

キャプテンスタッグ「スポルディング ウォータージャグ(6リットル)」4320円(税込み)

キャプテンスタッグ「スポルディング ウォータージャグ(6リットル)」4320円(税込み)

「人気の理由ですが、アウトドア用品のブランドとして有名であることはもちろん、ほどよい大きさと同時にスポーティーなデザインが、手に取りやすいのではないかと思っています」

◆大勢で集まるときにうれしい大容量容器

「次に人気があるのはピーコック魔法瓶の『ステンレスキーパー』です。こちらは容量が6、8、9リットルなどたくさん入れられる製品が多いですね。売れ筋は6リットルのものです。家族でちょっとしたアウトドアレジャーをするには、このくらいの大きさがいいのでしょう。こちらも70度以上のお湯を6時間保つ能力があります」

 このシリーズの大容量タイプには便利な機能がついている。水を出すコックが2つあるのだ。同時に2つのコップに注ぐことが可能ということ。またさらに上位機種では、15リットルの水を入れることができるものもあるが、さすがに一般のお客さんで使う人は少ないため、Aさんの店舗では店頭在庫はしていないそうだ。

ピーコック「キーパー」(左)3000円前後、「ダブルコックキーパー」(右)5000円前後(ともに参考価格)

ピーコック「キーパー」(左)3000円前後、「ダブルコックキーパー」(右)5000円前後(ともに参考価格)

「アウトドアで10人を超える集まりがしばしばあるということなら、8リットル以上のジャグを用意されるといいでしょう。私事ですが、私の郷里の山形では河原などで『芋煮』を大勢で行います。当然、水を使いますから大容量タイプは重宝しますね。鍋に使うだけでなく、現地でお茶をいれたり焼酎を割ったりするのに使えますから」

 ピーコックのジャグは内容器にステンレスを用いているが、通常の水だけでなく、アルカリイオン水やスポーツドリンクにも対応しているという。

◆長距離の自動車旅行にも最適

 Aさんによると、一般の人がレジャー用に求めるのはほぼ、この2商品になるという。

「ウォータージャグ的な製品としては、タイガー魔法瓶から『業務用ポータブルクーラー』というのが発売されています。一般の方も買うことはできますが、容量が9.5リットルと大きいので、4~5人のご家族で使う場合は持てあましてしまうかもしれません。『大は小を兼ねる』という考え方もありますが、9リットルの容器に3リットルしか入れず空間ができると、お湯が冷めやすくなるので、使い道に適った大きさのものを選んでほしいと思います」

タイガー「ポータブルクーラー」8100円(税込み)

タイガー「ポータブルクーラー」8100円(税込み)

 Aさんに、ウォーターサーバーのお湯を入れて使うなら、どのような利用法がいいかを聞いてみた。

「大量のお湯が冷めにくいのがウォータージャグの最大の利点です。レジャーの計画の段階で、すぐにお湯を使う必要があるものは何か? また、人数を把握しておけば無駄なく、お湯を持って行けます。冷たくても構わない水は普通の水筒やボトルでいいでしょう。ウォータージャグは長距離のマイカー旅行にも便利ですよ

 * * *

 キャンプでも旅行でも、現地ですぐに良質な水が手に入るとは限らない。地域によっては料理に向いた軟水ではないこともあるだろう。また、すぐにお湯を沸かせる環境でないこともある。そんなときに保温性の高いジャグのような容器があれば、楽しいひと時を止めることなく過ごせるはず。戸外でも自宅のウォーターサーバーの、安全安心でおいしいお湯が活用できるアイテムの一つとして覚えておきたい。

   
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