ウォーターサーバーを徹底比較!

【ウォーターサーバー選びのコツ】水の硬度で決めた!実例

【ウォーターサーバー選びのコツ】水の硬度で決めた!実例

 すでにウォーターサーバーを利用している、あるいは普段から水を銘柄や成分で選んで購入しているといった“水意識”の高い人だったら、水の硬度についてもくわしいだろう。カルシウムやマグネシウムといったミネラルが多ければ「硬度が高い」と評価される。実際、ウォーターサーバーの宅配水にも硬度の高いものや低いものがある。そこで今回は、硬度で水を選んだというウォーターサーバーユーザーにその理由を聞いてみた。

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◆体を意識してミネラル分を多く摂るために…

 硬度は1リットルの水の中に、カルシウムとマグネシウムが何ミリグラム溶け込んでいるかで判定される。世界標準では、120mg/L以上は硬水で、それ未満は軟水ということになっている。日本国内の水道水や井戸水は、ほぼ軟水。欧米では地質の関係で硬水が採取されるところが多い。

 水はミネラル分が多いか少ないかで、かなり特徴が表れる。硬水は比較的しっかりとした味わいがあり、軟水はとりたてて味はないものの、まろやかと評する人が多い。また、軟水のほうが抽出する働きが強いため、お茶や出汁が出やすいということは科学的にも証明されている。

 国内で販売されているウォーターサーバーの水質はほぼ軟水だが、硬度はそれぞれ若干違っている。では、その硬度でウォーターサーバー選んだ人の考え方とはどのようなものだろうか?

 東京都に住む44歳の主婦、平田啓子さん(仮名)は、1年前にウォーターサーバーを導入。硬度が高めの水「フレシャス朝霧高原」を選んだ。

「十数年前から、エビアンやコントレックスなどの硬度が高い水を愛飲してきたことが大きな理由です。硬水独特の味に親しんできたからですね。販売店で聞いたら、いわゆる硬水のウォーターサーバーはないとのことで、できるだけ硬度の高いものを選びました」(平田さん、以下「」内は同)

健康を意識して硬度が高めの水を選ぶケースも

健康を意識して硬度が高めの水を選ぶケースも

 ペットボトルの硬水を買ってもいいのでは?とも思うのだが、平田さんの家の近所には安く手に入るドラッグストアや量販店などがないため、離れた店舗で水を買って帰るのが億劫とのこと。その点、ウォーターサーバーなら届けてもらえるから、重い思いをしなくてすむ。

「フレシャス朝霧高原を選んだ理由はもう一つ、自分の体のためということがあります。もともと骨があまり強くない体質なので、ミネラルをできるだけたくさん摂ろうと考えているんです。ちょっと硬度の高い水を飲んでいるからといって、すぐに骨が丈夫になるとは思っていませんが、少しでもリスクが減らせればと。これから更年期にさしかかりますから、よりミネラルは大事になってくると思います」

 女性の場合、出産や更年期で骨が弱くなることが知られている。平田さんは自分の体質のことも考えて、日常飲む水は硬度が高めのほうがいいと、各社のウォーターサーバーを比較して、硬度が80程度のフレシャス朝霧高原に決定したという。

「料理を作ったりお茶を入れたりするには硬度が低いほうがいいということは知っています。煮物なんかは硬度がうんと低いほうがいい出汁が取れ、味も浸みこみやすいそうですね。でも硬度80くらいなら、まず影響はありません。幸い私が住んでいる地域の水は、硬度が50くらいでカルキ臭がそれほど強くないため、料理に応じて水道水も併用しています」

 最近ではご主人やお子さんも、ウォーターサーバーの水をよく飲むようになったという。

   

◆各種の水を試飲して選んだ結果…

 神奈川県に住む38歳の主婦、小林由美さん(仮名)は、「軟水がいい」ということで、硬度が低めの「アルピナ」のウォーターサーバーを選んだ。

「ウォーターサーバーとの出合いは、家電量販店の店頭でした。営業の方の話では料理やお茶には軟水が適していて、日本の水は軟水なので飲みやすいとのことでした。実際に試飲したところ、アルピナがおいしいと感じたんです」(小林さん、以下「」内は同)

実際に数種類を試飲して決めるのもオススメ

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 小林さん宅では、キッチンの蛇口に浄水器を取り付けていた。塩素やトリハロメタンを除去するためだったが、とりたてて水がおいしくなったとは感じていなかったという。

「店頭では、いくつかのお水を試飲させてくれました。その中に輸入ものの硬水もあったのですが、私としては味がやや“強い”感じがしたのです。口当たりが自分に合っていて、しかも料理にもいいということが、アルピナのウォーターサーバーを我が家に入れることにした理由です」

 小林さんは自分でも独自に水のことを調べ、最終的に選んだのは硬度1.05という超軟水のアルピナ。ミネラルの含有量が少ないと、お茶や出汁の抽出力が高すぎるかもしれないという懸念はあったが、実際に料理に使ってみたところ何の問題もなかったという。

「ウォーターサーバーを導入するために、硬度の異なるいろいろな水の試飲もしました。天然水はどれも同じようなものかと思っていましたが、それぞれに特徴があるのは面白いですね。いま使っている水に不満はありませんが、最近では他のウォーターサーバーも試してみたいという欲が高まっています(笑い)」

   

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 ウォーターサーバーを選ぶとき、料金、機能、サービス内容、ブランド力など、人によってそれぞれこだわりがあるだろう。水の硬度にこだわりたい人は、平田さんや小林さんの例を参考にしてみてはどうだろうか。同じ会社でも、硬度の異なる水をいろいろ扱っていることも少なくない。迷ったら試飲してみるというのも一つの方法だ。

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