ウォーターサーバーを徹底比較!

「ウォーターサーバーなんかいらない!」そんな私がヘビーユーザーになった理由は…

「ウォーターサーバーなんかいらない!」そんな私がヘビーユーザーになった理由は…

 その昔、日本は「水と安全はタダ」などと言われていた。蛇口をひねったり庭の井戸からも、クリーンで味もまずまずの水が供給されてきたからだ。しかし、1990年代頃から徐々に「水を買う」ことが一般化してきた。そうした流れの中で、ウォーターサーバーの利用者は総じて水にお金をかけることに対して積極的な人が多いように思えるが、実は使ってみるまでは否定的な意見だった人もいるようだ。どこでどのように水に対する意識が変化したのかを、東京都内のユーザーに聞いてみた。

コスモウォーター

◆妻の熱意に負けて

 日本のミネラルウォーターの生産量は、「日本ミネラルウォーター協会」の調べによると、1999年までは100万キロリットルに満たなかったが、2000年に100万キロリットルを超えてからは右肩上がりで増え続け、最近では300万キロリットル以上で推移している。また、1人当たりの年間消費量は30リットルに届こうとしている。

 製造、販売された水を買うことは、このデータを見ても今や特別なことではないことが見て取れる。それでも最初は抵抗があったという人もいるようだ。

 矢口光一さん(仮名)は58歳。自宅に4年前にウォーターサーバーを導入したそうだ。

「妻と娘が外出先でよく、ペットボトルのミネラルウォーターを買っていることは知っていました。また、レストランで銘柄を指定して水を注文していることもありました。コンビニで買うのならともかく、食事のときの水まで買うことはないだろうと、常々私は思っていました」

 そんな矢口さんなので、奥さんがウォーターサーバーを置こうと提案したときは、反対したという。

「毎日使う水を10リットルなどの単位で買うわけですよね。私にとっては無駄に思えたんです。妻の言い分は、水がおいしいことや、安全に製造されているから体にも害がないとのことでした。わが家は家計に困っているようなことはないんですが、水道水で十分と私は言い張りました

 奥さんとのウォーターサーバーをめぐる話し合いは平行線で、折り合いがつかなかった。そんなある休日、奥さんは行きたい場所があると矢口さんに言った。

夫婦間で考え方がくい違うことも

夫婦間で考え方がくい違うことも

「連れられて行った場所は、ウォーターサーバーの展示場でした。いくつかの会社の製品が並んでいました。私は『やられた』と思ったんですが(笑い)、そこでケンカをするのも大人げないと思い、一緒にウォーターサーバーを見て回りました」

 試飲もできたというので、矢口さんはいくつか飲み比べてみた。また、ウォーターサーバーの水でいれたお茶も出してくれたので、それも味わった。

確かに水の味は水道水に比べると、まろやかだし塩素のニオイもしないので、ウォーターサーバーに軍配が上がりました。それよりも、妻が展示場に連れてくるほどこだわっていたのかと感じて、降参しました」

 それからほどなく、矢口さんのお宅では「コスモウォーター」を使うようになった。矢口さんは、せっかく導入したのだからとよく飲むようになったばかりか、今では家族中で一番ウォーターサーバーを利用しているのではないかとのことだ。

   

◆水道の資料を見て

 51歳の松下奈美子さん(仮名)のお宅では3年ほど前から「クリクラ」を使っている。

「家庭用のウォーターサーバーが普及し始めていることは知っていました。でも、私の中では『なくても特に困らないもの』でした。ですから日常、意識することはありませんでしたね」

 松下さんの勤務先や知人の家にもウォーターサーバーが置いてあったそうだが、使ってはみるものの、自分とは縁遠い製品という意識だった。

「ある日、自治会の会合に参加する機会がありました。そのとき、地区の水道についての話が出たんですが、そこで配布された資料を見て、私は驚きました。老朽化した水道管の写真が掲載されていたんですが、想像以上に汚れていたんです

 家庭に供給される水道水は、浄水場でゴミなどの不純物を除去し、細菌の繁殖を抑えるために塩素が入れられる。上水道に流される水は、これにより安全性は確保されているのだが、末端の水道管が傷んでいた場合、こうした処理の効果が低下してしまう。特に各家庭に分配される金属管の場合、老朽化のチェックが後回しになることがある。

家庭用の水道管が古くなっていることも

家庭用の水道管が古くなっていることも

「水道管を取り換えればいいのでしょうが、とにかく私にとってはショッキングでした。そこで、家庭での飲み水対策を考えました。毎日ペットボトルの水を買ってくるのもわずらわしいと感じていたところ思い出したのが、ウォーターサーバーだったんです

 水道とは別に水を購入することになるが、安全や安心には変えられないと、料理なども含めて体に取り込む水は、ウォーターサーバーの水にしようと決めた。

「最初は、私には縁のないものだったのに、それ以降はすっかり『なくてはならないもの』になってしまったようです(笑い)」

   

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 ウォーターサーバーをまったく使ったことがない人にとっては、その有効性はなかなか理解できないかもしれない。しかし、何かちょっとしたきっかけがあれば、否定派から一転してファンになってしまうこともあるようだ。ウォーターサーバー未体験という人は、一度実際に触れてみてはいかがだろうか。

   
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