ウォーターサーバーを徹底比較!

ウォーターサーバーのおいしい水で冷た~いお茶を楽しむ! 最新「水出し茶」まとめ

ウォーターサーバーのおいしい水で冷た~いお茶を楽しむ! 最新「水出し茶」まとめ

 ウォーターサーバーに使われている水は、そのまま飲んでもおいしいのだが、水道水のようなクセがないためお茶の味と香りを損なうことがない。でも暑い時期に熱いお茶は…という人には「水出し」という手がある。お茶パックを水に入れておくだけで完成する麦茶は昔からあるが、調べてみると現在では、実にいろいろな種類の「水出し製品」が出ていることがわかった。

コスモウォーター

◆冷たい日本茶が水だけで簡単に

 日本国内で提供されているウォーターサーバーの水には、共通した点がある。それは「軟水」ということ。軟水とは、水に含まれるミネラル分であるマグネシウムとカルシウムの量が少ない水のこと。具体的には1リットルあたり120ミリグラム以下だと軟水となり、それ以上だと「硬水」だ(世界保健機関基準)。ウォーターサーバーに使われている水は、0に近いものから50前後の軟水が多い。

 軟水の一番の特長は、ミネラルの味が抑えられてまろやかなこと。特にカルシウムには独特な味があることが、カリフォルニア大学の研究で示されている。例えば硬度1468のフランスのミネラルウォーター「コントレックス」では、ほのかな渋みや苦みを感じる人が少なくない。

 また、硬度が低いと食材などに浸透しやすいことも知られている。同じ軟水でも硬度70よりも30の水の方がよく浸透し、お茶やエキスを抽出しやすい。ウォーターサーバーの水はお茶をいれるのにも非常に合っている水質なのだ。当然、水出し製品からも味や香りを引き出しやすい。

 まずは、水出しの日本茶を見てみよう。

「お~いお茶」で知られる伊藤園の「ワンポットティーバッグ」シリーズ。これには、抹茶入り緑茶、抹茶入り玄米茶、ほうじ茶があり、いずれもお湯出しと水出しに対応している。熱いお湯でないと上手く作ることができないと思われがちなほうじ茶が、ボトルの水につけておくだけで楽しめるのはうれしい。

 また、これ以外にも水出しの緑茶は、静岡、京都、熊本などお茶の名産地のメーカーから、ご当地オリジナル商品が数多く発売されている。中でもユニークなのは京都の「お茶の光露園」の冷茶ティーバッグだ。緑茶のフレーバーティーともいえるもので、モモ、ブドウ、リンゴ、ユズの香りをブレンドした4種を用意している。

伊藤園「ワンポット緑茶」540円、「ワンポット玄米茶」486円「ワンポットほうじ茶」432円(すべて税込み) 画像は公式サイトより

伊藤園「ワンポット緑茶」540円、「ワンポット玄米茶」486円「ワンポットほうじ茶」432円(すべて税込み) 画像は公式サイトより

◆紅茶やハーブティーを水出しで

 日本茶より、紅茶の方が好きというも多い。ただアイスティーの場合、お湯から作ったのでは冷まして冷蔵庫に入れて冷えるまで時間がかかってしまう。そんな人にピッタリなのが「日東紅茶」の「水出しアイスティー」だ。水出し用にブレンドした茶葉に、ベルガモットの香りを加えたアールグレイティーなので、さわやかな味わいを楽しめる。フレーバーティーとして、ピーチティーをベースにローズヒップとハイビスカスをブレンドした「ピーチティー&ローズヒップ」もある。

 一般的に紅茶をいれるときは熱湯を勢いよく注ぐことで、お茶の葉をポットの中で躍らせて香りを引き出す「ジャンピング」を行うことがコツといわれている。水出しではそれができないが、ジャンピングさせなくてもしっかりとした紅茶の香りが立ち上るように作られているので、まったく問題はない。

日東紅茶「水出しアイスティー アールグレイ」「水出しアイスティー ピーチティー&ローズヒップ」ともに345円(税込み) 画像は公式サイトより

日東紅茶「水出しアイスティー アールグレイ」「水出しアイスティー ピーチティー&ローズヒップ」ともに345円(税込み) 画像は公式サイトより

 紅茶と同様に愛好家が多いハーブティーにも、水出し製品がある。アロマやハーブ製品を専門に扱う「生活の木」では、各種のお茶を取りそえている。ミントやカモミールといった人気のハーブをブレンドした冷水用のティーバッグのほか、アフリカ産のマメ科の植物の葉から作られる健康茶のルイボスティーまである。専門店らしく、これら水出し茶を作るための、フィルターを備えたボトルも用意されており、日常的にハーブティーを楽しみたいならセットで購入しておくといいだろう。

◆水出しコーヒーも手軽に

 夏の定番ドリンクといえば、アイスコーヒーも忘れてはいけない。硬い豆をひいたコーヒーは、お湯でじっくりと抽出する必要がありそうだが、冷水でも本格的なアイスコーヒーを作ることが可能だ。

 その一つが「キーコーヒー」の「グランドテイスト 香味まろやか水出し珈琲」。水出しコーヒーを作るには一般的にはガラス製の大きな器具が必要とされるが、これはバッグタイプで4時間ほど水に入れておくだけでOKだ。アイスコーヒーが手軽に作れる水出しの需要は多いようで、大手の「UCC」や、1924年創業のコーヒーの老舗「ハマヤ」、カフェの「タリーズ」などでもラインナップしている。

 水で抽出したコーヒーはお湯でいれたものより苦みや渋みが少なく、味も香りもまろやかになるという人もいる。ふだんはシャープなキレのあるコーヒーを好む人も、ときには水出しのマイルドさを味わってみてはどうだろうか。

キーコーヒー「グランドテイスト 香味まろやか水出し珈琲」429円(税込み) 画像は公式サイトより

キーコーヒー「グランドテイスト 香味まろやか水出し珈琲」429円(税込み) 画像は公式サイトより

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 食材に浸透しやすい軟水を使ったウォーターサーバーの水は、今回紹介したような水出しのお茶の魅力を存分に引き出してくれるはずだ。清涼感を演出するオシャレなグラスなども用意して、夏のひとときを楽しんでみてはいかがだろうか。水出しのお茶は、製品の特性から夏季限定販売のこともあるので、不明なときはメーカーや販売店に在庫を確認してみよう。

   
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