ウォーターサーバーを徹底比較!

ウォーターサーバーと浄水器、両方使うのはこんな理由から

ウォーターサーバーと浄水器、両方使うのはこんな理由から

 家庭の水を少しでもおいしくしたいと考えた場合、浄水器という選択肢がある。最近販売されている浄水器は非常に性能が上がっており、小さなゴミなどはもちろん、残留塩素や塩素消毒の際の副産物で人体に有害とされるトリハロメタンまでろ過してくれる。水に関心の高い人なら一度は使ったり、使ってみたいと思ったりしたことがあるだろう。そこで今回は、以前から浄水器を使っていたものの、さらにウォーターサーバーを導入したという人たちに、その理由を聞いてみた。

コスモウォーター

◆飲料水と生活水を分けたくて

 青山奈都子さん(仮名)は、48歳の主婦。ウォーターサーバーを使い始めてから2年が経過したとのこと。それ以前はキッチンの蛇口に浄水器を取り付けていたという。

「水道水をそのまま使いたくないというのは、かなり昔から思っていました。浄水器は20年以上前から取り付けてきました。新しいタイプが発売されるたびに、ろ過機能がさらに高くなっているだろうと考え、ほぼ2年周期で浄水器を取り替えていましたね」

 各社の浄水器に関しては、営業マン並に語ることができるという青山さんだが、2年前のあることを契機にウォーターサーバーも使うことにしたそうだ。

「うちのマンションは水道水を一度屋上のタンクに集めて、各戸に分配されます。そのころタンクのメンテナンスがありました。ほどなく水道は再開したんですが、最初に出てきた水が汚れていて、浄水器が目詰まりを起こしてしまったんです。管理人から告知はあったので私の不注意なんですが、タンクを掃除すると意外と汚れが出るんだなと思いました」

 もちろんその後、水道水はキレイになったのだが、青山さんは「口にする水は別にしよう」と、考えたという。そこで、ウォーターサーバーを使ってみることを考えた。

ウォーターサーバーと浄水器を賢く使い分ける人もいる

ウォーターサーバーと浄水器を賢く使い分ける人もいる

ウォーターサーバーの水であればクリーンで安全ですし、断水で困るようなことはありません。夫の勤務先で『アクアクララ』を使っていたそうなので、うちでもそれを置くことにしました」

 青山さんはその後も浄水器は取り付けているが、蛇口の水は洗い物などに使う程度で、飲み水や料理にはウォーターサーバーの水を使っている。

   

◆ご飯をおいしく炊きたくて

 水の「性質」を気にして、浄水器からウォーターサーバーにシフトした人たちもいる。34歳の新田絵理子さん(仮名)も、その一人だ。

「浄水器は5年ほど前から使っていました。塩素などを除去して、カルキ臭くない水を飲みたかったからです。取り付けてからはフィルターを交換しながら使い続けていたんですが、そのうちにもの足りない部分が出てきたんです。それは水の『硬度』です」

 新田さんの住む地域の水は、カルシウムとマグネシウムの含有量が比較的多い水だという。硬度はやや高めで70ほど。新田さんが使ってきた浄水器には、水の硬度まで調節できる機能はない。

「水の違いに気づいたのは、ご飯がきっかけです。お米の種類を変えると、おいしく炊けるときと炊けないときに差があったからです。友人に聞いたら『なるべく硬度が低い水のほうが、銘柄によらずおいしく炊ける』とのこと。そこでうちの地域の水よりも硬度がずっと低い『フレシャス』のウォーターサーバーを使ってみることにしました」

「フレシャス」の硬度は21と、かなり低い軟水だ。新田さんは昨年夏に「フレシャス」を導入してからは満足のいくご飯が炊けることや、お茶やコーヒーの味も良くなったということで、料理にはウォーターサーバーを使い続けているという。

   

◆赤ちゃんのことを考えて

 31歳の島村明美さん(仮名)は、2年前まで浄水器を使っていたが、出産を機にウォーターサーバーを設置することに決めたという。

赤ちゃん用の水選びはより慎重に

赤ちゃん用の水選びはより慎重に

「浄水器でももちろん水道水をクリーンにしてくれると思います。でも飲み水にはもっと完全なものを求めたんです。その結果、ウォーターサーバーに行きつきました。赤ちゃんにも使える水質のウォーターサーバーを探していたところ『富士の湧水』を見つけ、妊娠中から使うことにしました。ナチュラルなイメージの名前も気に入った理由の一つです」

 以降、島村さんは飲み水や料理にはウォーターサーバーの水を活用することにし、浄水器の水はそれ以外の日常用にした。お湯もすぐに出せるウォーターサーバーは、妊娠中で体の自由がきかないときに重宝したとのこと。

水道水をろ過した水よりも『富士の湧水』のほうが、舌触りがまろやかな感じがしますね。浄水器はお風呂場のシャワーヘッドにも取り付けて、塩素が子どもの肌に影響を与えないようにするという工夫もしています。ウォーターサーバーも浄水器も適材適所で、上手に使い分けたらいいのかなと思っています」

 * * *

 高性能の浄水器は手軽に安全な水を手に入れるためには便利なアイテムだが、さらに一歩進めて、家族構成や自分のライフスタイル、生活環境によりフィットした水を求める人たちは、ウォーターサーバーの導入を考えるようだ。それぞれのメリットを考えて、上手に生活に取り入れていくのも賢い選択だろう。

   
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