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アベノマスク緊急アンケート 75.9%が「使わない」の理由

「小学生が使う給食用マスクみたい」と言われる安倍首相の布マスク姿(時事通信フォト)

「小学生が使う給食用マスクみたい」と言われる安倍首相の布マスク姿(時事通信フォト)

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴うマスクの品薄対策として、間もなく全世帯に2枚ずつ郵送で配布される「布マスク」。しかし、その購入費は1枚260円、経費総額は466億円にもなることが判明。“アベノマスク”などと揶揄され、その政策には疑問の声も挙がっている。

 そこで、NEWSポストセブンでは【政府が配布する「アベノマスク2枚」、あなたは使う? 使わない?】と題する緊急アンケートを行い(4月10日~13日投票)、男女1994人(男女比は6対4)から回答を得た。その結果、「使う」と答えた人はわずか24.1%にとどまり、「使わない」と答えた人は75.9%に上った。

「使わない」と答えた人の理由で多かったのは、布マスクの効果が疑わしいとする言及だ。

「布マスクは感染症対策としては効果が弱く、ウイルスの侵入を防げないという報告もあるし、使用後のマスクの処理も大変なので、できれば使い捨ての不織布マスクのほうを使いたい」(42歳女性)
「予防効果にまったくエビデンスのない状態で、自粛しながら過ごす日常生活で必要とは考えられない」(50歳男性)
「繰り返し利用できるとのことですが、洗い方にも注意がいるようですし、使い方次第では逆効果のような気がします」(63歳女性)

 WHO(世界保健機関)が当初、医療機関向けのガイドラインで〈ガーゼやコットンなど布製マスクの使用は推奨できない〉と示した情報が広がったこともあり、日本でも布マスクに対する不信感は根強い。

「言い出しっぺの安倍首相はマスクをしているけど、他の閣僚は誰も使っていない。誰もいないんですよ! これは効果がないことを立派に証明しています」(80歳男性)

 との声も。では、実際に布マスクのコロナウイルス除去効果はどのくらいあるのか。『マスクの品格』などの著書がある聖路加国際大学大学院准教授(専門は公衆衛生学)の大西一成氏に聞いた。

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