母と娘にとって大きな喜びとなったのは、中島の弟が無事に医者となったことだ。
「弟はみゆきさんとお母さんの援助で医学部を卒業し、いまは外科医として都内の病院で働いています。みゆきさんは大喜びで弟夫婦を自宅に呼び寄せ、1階に弟さんの家族が住み、2階にみゆきさんとお母さんが仲よく住んでいました。同じフロアで暮らす母と娘は本当によく似ていて、まるで姉妹のようでした」(前出・中島の知人)
だが寄る年波には勝てない。2010年頃、母親が自宅で転倒してひとりで歩けなくなり、車いす生活を強いられたのだ。中島は、自分の手で率先して母親を介護していたという。
しかし2014年に母親の体調が急変した。一日でも長く一緒にいたいと願う娘の必死の介護も及ばず、この年の末に母親は息を引き取った。
※女性セブン2020年9月10日号