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コインランドリー投資が人気、主婦や共働き世帯の利用者増で

2017.04.02 12:30

 少子化・人口減少による空室率の上昇、不動産価格の高騰による利回り低下、建物の老朽化、空き家の増加と

 少子化・人口減少による空室率の上昇、不動産価格の高騰による利回り低下、建物の老朽化、空き家の増加と、かつてのアパート・マンション投資は難しく、儲かりにくくなっている。そこで、近年脚光を浴びているのが、不動産を活用した新しい投資だ。なかでも注目を集める「コインランドリー投資」について、三原淳氏が解説する。

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 コインランドリーというと、「銭湯の隣にある薄暗い建物」「学生時代に漫画を読みながら時間つぶした場所」など、学生向けのアパートや下宿、銭湯の近くといった、昔ながらのコインランドリーをイメージされるかもしれません。しかし、今やその暗いイメージは一転。実はコインランドリーの店舗数はこの20年で1.6倍に増えているのです。

 近年、コインランドリー投資が人気化している理由は、週末のまとめ洗いや雨の日の洗濯・乾燥だけでなく、羽毛布団やじゅうたんなどの大きな物も洗える利便性に気づき、主婦や共働き世帯の利用者が圧倒的に増えているためです。

 天気が悪い日だけでなく、花粉が多い時期もありますし、高層マンションでは景観や安全性の問題から外に干せないところがほとんど。最近では長期滞在される訪日観光客の方の利用も多いようです。

 1週間分の洗濯物が1回で済むほど、今の業務用洗濯機は大容量化しています。また、業務用乾燥機が劇的に進化しているのも見逃せません。家庭用は電気乾燥機ですが、業務用はガス乾燥機。あっという間に乾くし、仕上がりのふっくら感もまったく違います。乾燥機だけ使いに来る方も多くいらっしゃいます。

 これだけ人気化し急増しているコインランドリーでも、まだ日本の人口の4%にしか利用されていません。一度使っていただければ、ほとんどの方には違いを感じてもらえると思いますが、利用してもらうには、やはり立地が絶対条件となります。

 コインランドリーがある場所は、駅近くよりも住宅街の近く、都心よりも郊外、4人以上の家族が多い地域、生活道路沿いにあり、車が停めやすい、洗濯・乾燥を待っている間に買い物ができるスーパーが近くにあるなど、利便性の高い場所への出店がポイントになります。出店ラッシュが続き、ニーズの高いエリアはどんどん減っていて、今では陣取り合戦のようになっているのです。

 また、昨今は駐車場の広いコンビニやスーパー、大型ショッピングモールに併設する形での出店も増えています。投資家目線でいうと、すでに集客できている場所に出店するわけですから、テナントに賃料を払っても十分利益になりやすいのです。

 普通の会社員や投資家の方がコインランドリー投資を始めようと思ったら、物件情報の提供や、オープン後のメンテナンス、コールセンター対応など、一連をサポートしてくれるフランチャイズに加入するのがいいと思います。

 標準的なモデルケースとして、洗濯機3台と乾燥機7台の購入代金などで1200万円ほど、店舗の取得費用・内装やインフラ工事で600万円ほど。初期費用として計1800万円くらいかかりますが、日本政策金融公庫から融資を受けることもできます。

 このモデルケース店舗の場合、軌道に乗れば1か月60万円くらいの売り上げになります。賃料、ローン返済、光熱費、洗剤代などがかかり、ローン返済期間中は10万~15万円、返済終了後は毎月30万円くらいの利益になっていきます。成長産業で、まだ競争相手が少ないのがコインランドリー投資なのです。

【PROFILE】三原淳:2000年からコインランドリー経営を始め、現在4店舗を運営。その成功体験を生かし、物件探しから運営・管理までコンサルティングも行なう。

マネーポスト2017年春号

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