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2018.02.07 17:00  マネーポストWEB

吉野家以外にモンスト、スタバも… ネット騒然の「行列事件簿」トップ10

吉野家騒動以外にもこんなにある行列事件簿(イメージ)


 2月2日、ソフトバンクモバイルのスマホユーザーが吉野家の牛丼1杯を無料で食べられるクーポンを使えるキャンペーンで、大混乱が起こった。片側1車線の道路で大渋滞が起きた他、バスが1時間半遅れたという実害も出たようだ。さらにネットでは行列を批判する意見も頻出している。こうした「行列」の是非についての論争はネットの定番であると述べるのはネットニュース編集者の中川淳一郎氏だ。同氏がこれまでネットを騒がせた「行列事件簿」トップ10を紹介する。

 * * *
 ソフトバンクにとっては今回が8回目のキャンペーンで、吉野家の無料券は2回目だったそうです。前回との違いは、25歳以下の人は2杯もらえた点にあります。若者にとっては牛丼2杯無料ってのは有難いことでしょうね。ただ、380円の牛丼1杯のために1時間待ちだったりもしたわけで、「たかが牛丼1杯のため寒い中並ぶ神経が分からない」という揶揄がネットには多数書き込まれました。一方で、並んだ人からすれば「他人の行為にいちいち口出しするな」で終わりでしょう。

 さて、行列というのはインスタ映えならぬ「ネット映え」する行為であります。とにかく行列の写真とそれに連なる状況描写を見た人々は大盛り上がり。「ぎぇぇっ、なにこの行列!」という感想の後に来るのは「ご苦労なこった」「バカじゃないの」「熱中症になるぞ」などに加え、「さもしい」「貧乏人」「乞食」などとひどいものもあります。ここでは、過去にネットで話題となった「行列」トップ10を振り返ってみましょう──。

◆【1位】銀座無料ダイヤに5000人殺到事件「誠意がねーよ!」

 これがNo.1間違いなし。2009年、東京・銀座の宝石店「モーブッサン」が先着5000人に0.1カラットのダイヤモンド(5000円相当)を無料配布するキャンペーンを行ったところ、5000人が1.5kmの列を作った。店はコンセプトなどを伝えながら渡すため、1時間に30人ほどしかさばけなかったという。このダイヤは店に加工を依頼することもできるので、その加工需要を見込んだキャンペーンだったのだろう。

 あまりの混雑ぶりから整理券を配布し、後日受け取りに来ることになった人が大多数に。「聞こえねーよ。誠意がねーよ。誠意がよー。こっちはもらえるっていって並んでたんだからさ」という怒りの声や、「会社休んで来た。駐禁切られた」という嘆きの声もあった。日本法人のフランス人社長は、ニューヨークではこのキャンペーンで混乱がなかったと説明。日本の騒動は想定外だったようで、シンガポールでは同様のキャンペーンはやらないと宣言するオチがついた。

◆【2位】西友偽装肉返金事件

 2002年、西友が輸入肉を国産牛だと偽装表示して販売した件で、レシートなしでの返金に応じると発表したところ、北海道の某店に客が殺到。テレビの取材に対しては「う~ん少なくとも3~4万くらい」や「50パックぐらい買った」「だから今日来たんです、仕事休んで」といった発言があった。本来1300万円の売り上げのところ、5000万円の返金をしたという。この件がネットでとんでもなく話題となったのは、行列に並んでいる人々が「お前が肉買うかwwwww」的ルックスの人々だらけだったことも原因とされている。

◆【3位】モンストイベント幕張メッセ熱中症事件

 スマホゲーム「モンスターストライク」のイベント「モンストフェスティバル2015」が2015年8月に行われ、3万4500人が会場の幕張メッセの中に入れたものの2万人は入れず。誘導警備員が50人しかいなかったという。グッズコーナーに入るには330分待ちとなったり、熱中症のため11人が救急搬送された。自販機の中身は軒並売り切れた。運営への怨嗟の声が相次いだが、ここまで混雑したのは会場だけでもらえる「オーブ」とキャラクターのシリアルコードを入手したいというのも理由の一つ。だが、やぶれかぶれになった来場者がシリアルコードをボードに書きツイッターに投稿するなどの事態にもなった。結局運営はお詫びの意味も込め、シリアルコードをネットで公開した。

◆【4位】スターバックス福袋行列先頭集団買い占め事件

 2016年1月2日、スターバックスの某店舗の行列の先頭にいたグループが106個の福袋を買い占めた。彼らは椅子だけを置き、近くに停車した車の中でぬくぬくと過ごし、その後開店時刻が近づくと行列の先頭に入り、一気に購入。その後、購入品を自慢げにインスタグラムで公開。48万8539円の明細を見せるなどして炎上。その後彼らはヤフオクに福袋を大量に出品したが、報復の意味もあったのか、“いたずら入札”が相次ぎこのグループは新規入札禁止をお願いする事態となった。当然ネットでは「ざまぁみろ」の声が相次いだ。

◆【5位】レベル男登場

 2006年、プレイステーション3発売時、ビックカメラ有楽町店に長蛇の列ができた。出荷台数の少なさから現場は混乱。この様子がテレビのニュースで流れたが、行列の最前列にいるエスパー伊東似の男性が叫んだ「物売るっていうレベルじゃねぇぞ!」がご丁寧にもテロップ化された。PS3にかけるこの熱意が評判となりいつしかこの男性は「レベル男」と呼ばれるようになり、AA(アスキーアート)も作られた。

◆【6位】鳥取初スタバ登場時に1000人の行列発生

 鳥取県は長らくスターバックスコーヒーがない県として知られていた。そのことを受け、「鳥取にはスタバは無いですけれども 日本一の砂場があります」と平井伸治県知事が鳥取砂丘について語った。2014年、「スタバはないけど砂場はある」ということで「すなば珈琲」がオープンし、知事も来店した。そして2015年5月、ついに鳥取1号店ができたが、徹夜組も含めて1000人が行列を作りスタバが日常に溶け込んでいるエリアの人々がその様子を微笑ましく見守る姿がネットでは展開された。なお、行列は6月になっても続いていた。

◆【7位】BSE、牛丼食べおさめ&牛丼再開大行列

 2004年2月11日、BSE(牛海綿状脳症)の影響により米国産牛肉の入手が困難となり、吉野家からは牛丼が消え、豚丼が中心に。他にもカレー丼やいくら鮭丼などを出した。2005年2月11日は1日限定で牛丼が復活。そして2006年9月18日には1日限定100万食の「牛丼復活祭」を開催し、2008年3月20日に約4年ぶりに牛丼の24時間販売が再開したのである。「最終日」「復活祭当日」「復活初日」のいずれでも店舗には長蛇の列ができたが、この様子はネットに多数アップされた。だが、揶揄するような声はほとんどなく、残念がる声や歓喜の声が多かった。

◆【8位】かっぱ寿司食べ放題で6時間待ち騒動

 かっぱ寿司で2017年6月、男性1580円、女性1480円で60分間食べ放題という企画を行った。すると、客が殺到し、中には600分待ちという報告も出た。

◆【9位】ビッグウェーブ男登場

 2008年、iPhone日本初登場時、ソフトバンクショップの表参道店の行列の先頭にいた男性のこと。モヒカン、サングラス、ヒゲ、タトゥーという特徴的なルックスと「世界的ですもんね。乗るしかないこのビッグウェーブに」と発言し「ビッグウェーブ男」「ビッグウェーブさん」と大人気に。その後もiPhone新型発売時に彼は毎度姿を現す。新しいiPhoneゲットの際、故郷の祖母に「もしもしばーちゃん? 今ね、すごい話題の電話で話してんだ」と報告するかわいらしい姿も好評だった。

◆【10位】auでダイソー、ミスド、ファミマ行列騒動

 ソフトバンクの吉野家キャンペーンばかりが話題になるが、auも無料クーポンキャンペーンを行っており、ダイソー、ミスタードーナツ、ファミリーマートで行列ができ、同様に揶揄されていた。

◆【番外編】イトーヨーカドー

 これは厳密には「行列」ではないが、2009年、「イトーヨーカドーネット通販」が価格の誤表記をし、「祭」が発生。ペットボトル飲料のケース売り(24本入り)を誤った「1本あたりの価格」にしてしまったのだった。これで注文が相次いだ。中にはオリオンビール1ケース(300円×20本)を1本分の価格で合計6000本購入した猛者も登場。見事転売に成功し、52万円の儲けが出たと報告した。

 ──行列について批判的な意見もありますが、思えば自分も小学生の時毎日夏休みの朝のラジオ体操に通いスタンプを全部押してもらえばロッテリアのポテトSサイズがタダでもらえるということで、必死にラジオ体操に行ったことを思い出しますね。まぁ、渋滞などの迷惑をかけるのであればまだしも、通常の行列には「行列が苦にならない人もいるんだな」ぐらいの気持ちで接してみてはいかがでしょうか。

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