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2018.02.22 16:00  マネーポストWEB

Apple Music、Spotify…他 定額制音楽配信サービスを徹底比較

フル尺再生可能の無料プランもあるSpotify(公式HPより)


 オリコンが、CDの売り上げにダウンロード数や定額制音楽配信サービスでの再生数を加味した総合ランキングを新設する方針であることがわかり、話題となっている。

 この新しい総合ランキングの構想は、オリコンの小池恒社長が朝日新聞の取材に対し明らかにしたもの。現在は、「シングル」と「アルバム」でCDの売り上げランキングと、ダウンロード数ランキングを別々に発表しているが、今後はそれらのデータと、Apple MusicやSpotifyなどの定額制音楽配信サービスでの再生数を合算した新たな総合ランキングを検討しているという。

 昨今のオリコンランキングの状況について、音楽業界関係者はこう話す。

「現在のCD売り上げランキングの上位には、握手券などの特典をつけている女性アイドルグループの作品や、ダウンロード配信を行っていないジャニーズ事務所所属アーティストの作品が多い。一方、ダウンロードのランキングではアイドル系は少なく、様々なアーティストが入っています。CD以外の形で音楽を楽しむリスナーが増えている現状では、CDの売り上げランキングではヒットの状況がわかりづらいのです。

 さらに、ダウンロード配信から、Apple MusicやSpotify、LINE MUSICなどの定額制音楽配信サービスへと移行するリスナーも増加中で、これらをランキングに加味しないことには、ヒットの現実は見えないといえるでしょう。現在、定額制サービスに楽曲を提供していないレコード会社やアーティストもありますが、今後は“定額制サービスで聞けないとヒットしない”という状況にもなるでしょうから、今以上に多くの楽曲が楽しめるようになるはずです」

◆主要な定額制音楽配信サービスの比較

 音楽を聴く手段としては今後主流になっていくかもしれない定額制の音楽配信サービス。いくつかの種類があるが、それぞれどんな特徴があるのだろうか。主要な音楽配信サービスを比較してみよう。

【Apple Music】
運営:Apple
月額料金:学生480円、個人980円、ファミリー(最大6人)1480円
楽曲数:4500万曲以上
無料トライアル:3か月

【Spotify】
運営:Spotify
月額料金:980円(Premium)、広告が表示される無料プランあり(シャッフル再生のみ、フル尺再生可能)
楽曲数:4000万曲以上
無料トライアル:30日間(Premium)

【Prime Music】
運営:Amazon
年間料金:3900円(Amazonプライムの料金)
楽曲数:100万曲以上

【Amazon Music Unlimited】
運営:Amazon
月額料金:980円(Amazon プライム会員は780円)、ファミリー(最大6人)1480円
楽曲数:4000万曲以上
無料トライアル:30日間

【Google Play Music】
運営:Google
月額料金:個人980円、ファミリー(最大6人)1480円
楽曲数:3500万曲以上
無料トライアル:30日間

【LINE MUSIC】
運営:LINE
月額料金:学生480円、個人980円
楽曲数:4000万曲以上
無料トライアル:3か月

【AWA】
運営:AWA
月額料金:960円、無広告の無料プランあり(月20時間まで再生可能、フル尺再生不可)
楽曲数:4000万曲以上
無料トライアル:30日間

【KKBOX】
運営:KKBOX
月額料金:個人980円
楽曲数:3500万曲以上
無料トライアル:1か月

【レコチョク Best】
運営:レコチョク
月額料金:個人980円
楽曲数:600万曲以上
無料トライアル:30日間

◆無料プランはFMラジオ代わりに

 全体的な価格帯としては月980円程度が相場となっているようだ。そのなかで、無料プランのあるSpotifyとAWAは特徴的といえる。Spotifyの無料プランは時間無制限、フル尺再生だがシャッフル再生のみで広告表示。AWAの無料プランは再生時間は月20時間まで、フル尺再生はできないが広告非表示。それぞれ使い勝手は異なりそうだ。

 楽曲のラインナップは3500万~4500万曲程度が基本。Apple MusicやSpotifyなどの海外発のサービスは洋楽に強い傾向にあり、LINE MUSICやAWAなどの日本国内発のサービスは邦楽のラインナップも充実している。また、台湾発KKBOXはK-POPなどアジア圏の音楽に強い。レコチョクBestは楽曲数こそ少ないが、邦楽に関しては日本最大級の楽曲を揃えているという。

 それぞれのサービスのユーザーはどんな印象を持っているのだろうか。Apple Musicユーザーの20代男性はこう話す。

「J-POPなどで聴きたい曲が聴けないこともありますが、オススメの楽曲から新しい発見があることも多くて、音楽の楽しみ方は広がりました」

 Spotifyの無料プランを楽しんでいるというのは20代の女性。

「基本的にパソコンでの作業中のBGMとして使っています。シャッフル再生なので、全然知らない曲などもかかるんですが、FMラジオみたいな感覚です。気になる曲があったら、YouTubeで検索してみることもありますね

 それぞれのサービスごとに様々な楽しみ方ができる定額制の音楽配信サービス。まずは無料トライアル期間を使って、自分に合ったサービスを探し出すところから始めてみるといいだろう。

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