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2018.03.15 20:05  マネーポストWEB

戸松信博氏が厳選!2018年春に仕込みたい「爆騰株」(6~15位)

グローバルリンクアドバイザーズ代表・戸松信博氏


 グローバルリンクアドバイザーズ代表・戸松信博氏が厳選した「2018年春に仕込みたい爆騰期待のベスト15銘柄」。戸松氏が特に注目しているのは、高性能半導体によるAI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)といった「第4次産業革命」関連銘柄だ。以下、注目理由とともに紹介する。(6~15位編。1~5位編はこちら)

 * * *
 6位のファナック(東証1部・6954)は、世界中の生産効率向上に貢献する企業で、工作機械用FA(ファクトリーオートメーション)装置や産業用ロボットを主力製品とし、工作機械の頭脳であるCNC(コンピュータ数値制御)装置では世界トップシェアの5割を誇ります。工場の機械化・自動化需要は特に中国をはじめとするアジア地域で急拡大。今期(2018年3月期)は前期比30%以上の増収、同40%以上の増益の予想となっており、業績は絶好調といえます。

 株価は割安感が乏しくなっているとの見方もありますが、私が注目したいのは、新規事業として開始された製造業向けのIoTプラットフォーム事業です。これは工場内の機械をネットワークでつなげて、稼働データを吸い上げて分析し、結果をフィードバックすることで生産性の向上を図る仕組みで、将来的には成長のポテンシャルが大きいと見ています。

 営業利益率は30%台、自己資本比率は80%超、有利子負債はゼロという盤石の財務基盤となっており、比較的安心して投資できる銘柄のひとつでしょう。

 7位のダイフク(東証1部・6383)も工場の自動化、省力化・省人化が追い風となっています。同社が手がける「マテリアルハンドリングシステム(マテハン)」とは、工場や倉庫、店舗など拠点内での原材料や仕掛品、完成品の保管、搬送、仕分けを行なうもので、半導体や自動車の生産現場、さらには人手不足が深刻化している物流拠点での需要が急拡大しています。同社はこのマテハンの専業メーカーとして国内最大手で、50の国・地域に納入実績を持つグローバル企業です。

 想定を超える受注が相次ぎ、業績も絶好調。また株主還元にも積極的で、今期(2018年3月期)の配当金もたびたび上方修正し、過去最高の増配も見込んでいます。株価は今年1月の8000円台からほどよく調整した格好となっており、まさに「仕込み時」といえるかもしれません。

 同じく8位のキーエンス(東証1部・6861)も、工場の自動化・省人化が追い風となっている企業です。同社の主力であるFA(ファクトリーオートメーション)センサーは、人間の五感に代わる電子機器として工場の自動化に欠かせないもので、自動車、半導体から化学、薬品、食品などあらゆる分野に広がり、20万社を超える企業が導入しています。

 また同社は生産ラインを持たないファブレスメーカーで、開発に専念することができるため、次々と新製品を企画・開発。同社の製品の3割が新製品で、うち7割が世界初という高付加価値を生み出しているのが特徴です。そういった事業環境から業績も好調なうえ、営業利益率は50%を超える高収益体質で、高い自己資本比率と無借金経営という盤石な財務基盤を誇ります。

 株価も長期的な右肩上がりとなっていますが、唯一のネックは最低購入価格が600万円超と手が出しにくい値がさ株であることです。中長期的な成長が見込まれるので、投資アイデアとしては、単元未満株(S株・ミニ株)で購入という手もあります。

 9位はソニー(東証1部・6758)です。業績不振が続いてきましたが、これまで取り組んできた構造改革がようやく実り、イメージセンサの拡大やプレイステーション(PS)4の好調などでやっと業績に表われてきたようです。今期(2018年3月期)の営業利益は前期比約2.5倍となる7200億円を見込むなど、復活が鮮明となっています。

 なかでもイメージセンサはスマートフォンの高機能化に伴う需要増が引き続き継続する見通しなうえ、デンソーとの協業による自動運転、あるいはオリンパスとの合弁による医療分野など領域を拡大しているのも好材料といえますおり、需要拡大に伴い好調な状況が続く見通しです。金融分野での安定収益をベースに、PS4によるゲーム分野のヒットなど、今後の株価上昇のきっかけとなりそうな材料を複数持っていることから、この先も株価が調整したところを狙いたいです。

 10位の信越化学工業(東証1部・4063)は、塩化ビニル樹脂、半導体シリコンウェハなど複数の製品で世界トップシェアを誇る化学業界のコア企業です。半導体のもととなるシリコンウェハはさまざまな分野で需要が拡大し、価格が上昇するなど大きな追い風が吹いています。同じく世界トップシェアの塩化ビニル樹脂も含め、同社が手がけるすべてのセグメントが「第4次産業革命」による需要増に支えられ、増収増益が続いています。株価は2月の急落に伴って調整しており、まだまだ狙えると見ています。

◆誰もが知っているような有名企業の株価に割安感

 続いて11位はパナソニック(東証1部・6752)です。白物家電などエレクトロニクス分野から照明システム、防犯カメラ、そして車載分野まで幅広い事業展開をする総合電機メーカーの同社は構造改革を進めたことで、現在では収益化が加速するフェーズに来たと見られます。

 なかでも注目は米テスラとの協業を中心とした電気自動車の車載電池事業で、同社はこれを含む車載事業の売上高について、今期(2018年3月期)に1.6兆円(前年比23%増)、来期(2019年3月期)に2.0兆円(同25%増)を計画しています。すでに来期の目標売上高のうち93%は受注済みと公表されていることから、達成が見込まれる状況となっています。

 株価は昨年4月の1200円台から11月には1800円へと50%上昇し、2月の株安で調整していますが、今後の車載分野などでの高成長を考えれば、まだまだ上昇余力はあると見ています。

 12位の日本電産(東証1部・6594)は、パソコンやデータセンタに使われるHDD用モータの世界トップメーカーで、積極的なM&Aによって事業規模と事業領域を拡大しています。その結果、2001年3月期から2016年3月期までの過去15年間の営業利益の年間平均成長率は15%にも上っています。

 M&Aによって子会社化した企業が持つ技術を融合させた製品展開が可能であり、IoT、サービスロボット、省エネ家電、掃除用ロボット用モータ、自動運転技術、ドローンなど、押し寄せる「第4次産業革命」の波に乗った成長が期待できます。

 株価は右肩上がりで高値更新を続けていますが、将来性を踏まえるとまだまだ高値更新が見込めるため、たとえば25日移動平均線まで調整した時は「買い」といえるでしょう。

 13位の浜松ホトニクス(東証1部・6965)は、「光」にまつわる電子部品や電子機器の研究開発・製造・販売を手がけ、真空管を使う「光電子増倍管」と半導体を使う「光半導体素子」からなる光センサが主力。光電子増倍管は医用機器から産業機器、学術向けや自動車向けなどさまざまな業界で使われ、世界シェアは90%超と市場をほぼ独占しています。その技術力は高く、ニュートリノの観測装置「スーパーカミオカンデ」に使われたほか、「ヒッグス粒子の発見にもかかわるなど4つのノーベル賞受賞研究に貢献してきたほどです。

 それだけオンリーワン技術を持つ研究開発型企業でありながら、営業利益率が約17%と製造業としては突出した高利益体質でもあり、今後も世界有数の技術力で存在感を高めつつ業績拡大が期待できると見ています。

 14位の三益半導体工業(東証1部・8155)は、半導体シリコンウェハの研磨加工が主力で、研磨加工技術を軸に、加工受託、装置の製造開発・販売のほか、テストウェハの再生事業では世界トップシェアを誇ります。10位で紹介した信越化学工業(4063)が筆頭株主で、信越化学向けの売り上げは45%に及びます。信越化学同様、今後もグローバルで好調な半導体需要の恩恵を享受していくと見て間違いないでしょう。

 15位の太陽誘電(東証1部・6976)は、スマホの高機能化などに欠かせないセラミックコンデンサの世界的メーカーで、自動車のIT化を背景とした車載電子機器市場や産業機器向けなど幅広く展開。米アップルのiPhoneにも提供していると見られることからアップル関連銘柄のほか、独自性の高い高性能な高周波フィルタを展開していることから次世代通信規格「5G」関連株としても注目されます。「第4次産業革命」に欠かせない超小型で高性能な部品を手がける同社の見通しは今後も明るいといえます。

 これまで私はどちらかといえば、知る人ぞ知る隠れた高成長銘柄の発掘に力を注いできましたが、2月の世界同時株安によって視点を少し変えてみました。こうした混乱によって、ほぼ間違いなく高成長が期待でき、なおかつ盤石な財務基盤を持つ、誰もが知っているような有名企業の株価に割安感が高まっていることが浮き彫りとなっています。乱高下のいまだからこそ、しっかりとした銘柄に目を向けたいものです。

【6位】ファナック(東証1部・6954)
27230円(100株単位)

【7位】ダイフク(東証1部・6383)
6710円(100株単位)

【8位】キーエンス(東証1部・6861)
66410円(100株単位)

【9位】ソニー(東証1部・6758)
5400円(100株単位)

【10位】信越化学工業(東証1部・4063)
11300円(100株単位)

【11位】パナソニック(東証1部・6752)
1688.5円(100株単位)

【12位】日本電産(東証1部・6594)
17205円(100株単位)

【13位】浜松ホトニクス(東証1部・6965)
4275円(100株単位)

【14位】三益半導体工業(東証1部・8155)
2030円(100株単位)

【15位】太陽誘電(東証1部・6976)
1880円(100株単位)

*株価は3月14日終値

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