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2018.05.09 17:00  マネーポストWEB

熱愛発覚でも日経平均暴落せず 「石原さとみショック」はなぜ起きなかったのか

「ガッジーラショック」とも(熱愛発覚した石原さとみ)


「かつての『堀北真希ショック』が再来するのでは──?」。個人投資家や市場関係者は固唾を飲んで、9日の株式市場を見守っていた。というのも、前日5月8日の夕方に女優の石原さとみとIT企業社長との熱愛が翌日発売の週刊文春に掲載されることが報じられたからだ。

 近年、人気女優や俳優の熱愛や結婚が報じられると、日経平均株価が暴落するケースが相次いでいた。2015年8月22日に女優・堀北真希と俳優・山本耕史が電撃婚を発表した際には、翌営業日の日経平均株価は前営業日の終値比895円安の大暴落となった。また、同年9月28日に歌手・俳優の福山雅治と女優の吹石一恵の結婚が発表された翌日は715円安と、またも大きな下落幅を記録したのだ。

 2016年1月11日に女優・北川景子と歌手・DAIGOの結婚が発表されたときも、翌営業日の日経平均は479円下落した。同年6月13日には午前中から女優の優香と俳優・青木崇高との結婚のニュースが飛び交い、その日の日経平均株価は前日終値比582円安をつけた。この相関には、多くの「実績」があるのである。

 こうしたことから、投資家たちの間で「人気女優や俳優が結婚発表すると株価が暴落する」というアノマリー(明確な根拠はないが、そうなることが多い経験則)がまことしやかに囁かれるようになった。株価との関連は偶然の一致にすぎないかもしれないが、ショックを受ける人が多いのは確かだ。

 今回、石原さとみ熱愛の一報が報じられたのは5月8日の夕方で、すでにその日の株式市場はクローズしていた。結婚ではなく熱愛とはいえ、石原は日本を代表する人気女優のひとり。9日には、イランの地政学リスクの高まりなどに加え、トヨタ自動車が2018年3月期の決算を取引時間中に開示することが予定されていたこともあり、ツイッターなどでは「石原さとみショック来るか?」「ガッジーラショック(*注)に警戒」など、暴落を懸念する声が多く投稿されていたのだ。

【*注:石原さとみは、出演した映画『シン・ゴジラ』の中でゴジラのことを「ガッジーラ」と発言していた】

 しかし、蓋を開けてみれば、9日の日経平均株価は99円安。下落はしたものの、ショックというほどではなかった。トヨタ自動車の純利益が2兆4939億円と日本企業としての過去最高を記録したことも、相場を下支えした要因となったのかもしれない。

 その一方で今回は、結婚ではなく熱愛報道にすぎなかったからショックを免れたという指摘もある。たとえば、先月の4月25日の株式市場終了後に、女性セブンが女優の剛力彩芽とスタートトゥデイ社長の前澤友作氏との熱愛を報じたが、翌日の日経平均株価は104円高と下落しなかった。北川景子の例でも、結婚発表時は479円と暴落したが、交際が初めて報じられた2014年11月27日の日経平均株価は、135円安でとどまっていた。

 もしかすると、株式市場を暴落させるのは結婚であり、熱愛レベルであれば投資家たちはまだ耐えられるのかもしれない。

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