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2018.11.17 15:00  マネーポストWEB

旅行積立 「毎月払い型」と「一時払い型」のどっちがお得?

「旅行積立」のお得な活用法は?(イメージ)


 旅行資金を増やしたいと考えていても、銀行預金の金利は雀の涙……。どうすればいいのだろう? そんな悩みを持つ旅好きの人に知っておいてもらいたいサービスが、「旅行積立」だ。

 旅行積立とは、航空会社や大手旅行会社などが提供しているお得な旅行資金の貯蓄サービスで、払い込みの半年から数年後に、特定の利率でボーナスが付いた旅行券が受け取れるというもの。ボーナス分は、年1.5~3%相当の利率でお金が増えるよう設定している会社が多く、一括で預けた場合、5%もの高利率の会社もあり、銀行に預金するよりも断然お得だ。

 旅行会社の旅行積立には、各社でかなり差があるが、どの会社も月々コツコツ積み立てる「毎月払い」と、ボーナス時などにまとまった額を預ける「一時払い」の2種類がある。たとえば日本旅行の旅行積立『ドリームプラン』の場合、毎月払い型の利率は年1.5~1.75%だが、一時払い型の利率は2年目以降2%と高利率だ。

「毎月払い型」と「一時払い型」をどう使い分ければよいか。ファイナンシャルプランナーの花輪陽子さんは、こう語る。

「毎月払い型より一時払い型の利率の方が高い傾向にあります。手元に余剰資金があるなら、一時払いで一括入金するのが最も効果的です」(花輪さん)

 実際に、「3年後に100万円を積み立てる計画」でシミュレーションしてみよう。

 2.25%と利率が高いANAの『ANA旅行積立プラン』で積み立てる場合、毎月の支払い額2万6847円を3年間続けると、払込総額は96万6492円となる。ここにサービス額の3万3508円が加算され、満期の旅行券額は100万円となる計算だ。

 一方、一時払い型にすると、利率は変わらないが、最初から一度に大きなお金を預けることで、3年後のサービス額は毎月払い型の約2倍の6万3231円になる。払込総額は93万6769円と毎月払いより少なくて済むのに、3年間預けて放っておくだけで100万円の旅行券がもらえるのだ。

「1人何件でも同じ会社で旅行積立できるため、手持ちの余裕資金は一時払い型で入金し、不足分を毎月払い型で積み立てる“ハイブリッド”式で貯めるのも賢い方法です」(花輪さん)

 このようにお得が満載にみえる旅行積立だが、デメリットも知っておきたい。

「当然のことですが、満期後の旅行券は、積み立てた会社が取り扱っている旅行商品にしか取り換えることができないケースがほとんどです。また、旅行代金の支払いの際は商品券を郵送しなければならないところもあり、オンラインで手続きが完結しない場合もあります」(花輪さん)

 万一、積立先の会社が倒産したらどうなるのだろう。

「預金なら金融機関が破綻しても元本1000万円までは保護されますが、航空・旅行会社が破たんした場合は預けた金額の半分しか保障されません。そのため、一時金で大金を入れてしまうとリスクは大きくなります。また、途中解約はできますが、返戻金は現金ではなく、旅行券で戻ってくることも注意が必要です」(花輪さん)

 旅行券は、会社によって5年や10年などの有効期限が設定されている場合もある。いずれにしても、先々必ず使う旅行費用ならメリットは小さくない。一考の価値ありだろう。

※女性セブン2018年11月22日号

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