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2019.02.15 07:00  マネーポストWEB

12年前の“消えた年金”を泣き寝入りせず取り戻す方法

「消えた年金」がないか「年金加入履歴」から確認を


 2007年、つまり12年前に日本中を揺るがした「消えた年金」騒動だが、まだ取り戻すことができる。年金受給前の人は、59歳の時に年金機構から封書で届くねんきん定期便の中の「年金加入履歴」を調べたい。社会保険労務士の蒲島竜也氏が語る。

「職歴、勤務先の会社名と勤続期間や標準報酬(給料)などの一覧が記されています。加入履歴が連なっていく合間に〈空いている期間があります〉と書かれていたら要注意です」

 その期間に自分が失業中だったか、会社に勤務していたり自営業だったかを思い出してみよう。失業中でも、国民年金に加入していたり、会社員だった妻の「扶養家族」になっていたのであれば、加入記録に漏れがあり、将来もらえる年金額に影響が出る“未支給予備軍”の可能性が高い。

「すでに年金を受給している人も、年金事務所に行けば本人の加入記録(被保険者記録照会回答票)を確認できます。年金機構の『ねんきんネット』に登録すれば、自宅のパソコンで記録もチェックできます」(同前)

“消えた年金記録”があれば、年金記録訂正請求書を提出し再裁定を申し立てる。

 本人が社員証や給与明細などの“証拠”を示し、その会社に勤務し、厚生年金に加入していたことを証明しなければならない。だが、昔のことで勤務していた当時の資料も残っておらず、会社もなくなっている場合など、立証は難しいケースもある。それでも、泣き寝入りしてはいけない。

 年金記録訂正請求書には、当時の事業主、同僚、経理担当者などを記入する欄があり、昔の上司など「勤務の事実」を証言してくれる人が見つかれば、記録訂正につながる可能性が高まるからだ。

 2007年の「消えた年金」は時効が停止されている。どんなに昔であっても、記録が訂正されて年金額が増えれば、これまで未支給だった年金が一括で取り戻せる。

※週刊ポスト2019年2月15・22日号

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