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毒舌と悪口の境界線は? ある40代女性が毒舌キャラを封印したワケ

ズバズバと話すのに憧れるのは分かるが…

ズバズバと話すのに憧れるのは分かるが…

 ここ数年テレビでは、有吉弘行、坂上忍、マツコ・デラックスなど、毒舌の芸能人を見ない日はない。さまざまな事象をズバッと斬る芸風のタレントが大人気だ。では、一般人で毒舌キャラの人は周囲にどう思われているのだろうか。

都内在住のWさん(40代女性)は、自他ともに認める毒舌キャラだった人物のひとり。ズバズバと思ったことを言ってきた彼女だったが、ここ最近そのキャラを封印したという。

 Wさんは小中高一貫のお嬢様学校を経て、都内の短大に進み、卒業後は実家暮らしを続けながらOL生活を満喫。裕福な家庭に育ち、恵まれた容姿を持つWさんは、自他ともに認める毒舌キャラだった。Wさん自身が振り返る。

「私は小さい頃から、言いたいことを言うのが正しいことだと思って生きてきました。好きでもないものを好きと言う方が相手に失礼だと思っていましたし、『お世辞を言う人は嘘つき。私は裏表のない正直な人』だと信じて、自信満々に生きてきました」(Wさん。以下同)

 家族や周囲は、いつもズバズバと思ったことを言うWさんをあたたかく見守り、Wさんも自分のキャラが周囲に受け入れられているものと信じ込んでいた。しかし30代に入り、結婚も視野に入れて付き合っていた恋人に2回連続で酷いフラれ方をし、すっかり落ち込んだWさん。古くからの友人に悩みを相談すると、友人は「毒舌とか言われて喜んでいるうちは、絶対結婚なんかできないよ」と言い放ったそうだ。

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