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2019.07.29 16:00  マネーポストWEB

パチスロ「6号機」導入で何が変わった? ユーザーの遊び方に変化も

「6号機」導入でパチスロの遊び方はどう変わったか

 年々、出玉性能に関する規制が厳しくなっているパチスロ業界。昨年10月ごろからは、一度に得られる出玉が制限されている「6号機」と呼ばれる機種が導入されるようになり、ユーザーの遊び方もかなり変化しているようだ。パチスロ事情に詳しいジャーナリストが語る。

「6号機では、1回の連続した遊技間で得られる最大出玉は差玉で2400枚となっています。またボーナスにおける最大出玉も5号機時代の450枚から300枚に減少。“一撃1万枚”といった形で大きく出玉を得ることができなくなっており、大きく勝つことが難しくなっているのです。

 しかし一方で、1ゲームあたりの純増枚数については5号機の後期が最大純増2枚だったのが、6号機では制限がなくなっています。短い時間で多くの出玉を獲得できる可能性が高まっているということですね。

 つまり、そこまで大きくは勝てないけど、短時間でそれなりの出玉を得ることができるというのが6号機なのですが、全体的なスペックで考えると、出玉性能はかなり緩やかになっているといえます。大きく負けることはないかもしれないが、大きく勝つこともあまりない、ということ。“1日で20万円くらい勝つ”といったような可能性は低くなっており、その分“夢がない”と感じるユーザーも多いでしょう」

 そんな6号機時代になって、一般ユーザーのパチスロライフはどう変わっているのだろうか。生の声を聞いてみた。

◆「勝てる気がしなくなった…」と思いつつも打ち続ける

 都内に住む会社員の男性・山本さん(仮名、30代後半)は、20代のころからパチスロが趣味で、主に週末に自宅付近のパチンコ店で打っているという。しかし、最近は「めっぽう勝てなくなった」と少々嘆き気味だ。

「基本的に新台を好んで打っていて、最近は6号機もよく打っているんですが、やはり4~5年前の5号機の時代に比べると勝てなくなりました」

 そんな山本さんが最近よく打っているのは、6号機の『Re:ゼロから始める異世界生活』(大都技研)だ。

「最大純増枚数が8枚で、出玉速度が速いのが最大の特徴です。当たりを引くまでが大変ですが、1回当たればサクッとそれなりの出玉が得られるというタイプ。短時間で遊ぶ人向けというイメージです」(前出・ジャーナリスト)

 山本さんは、アフターファイブにこの『Re:ゼロから始める異世界生活』を打っているという。

「あんまり勝てないというイメージの6号機の中では、『Re:ゼロ』はまだ夢がある方だと感じています。夕方からあまり時間がない中で打つことが多いので、一気に出玉が増えるのは単純にうれしい。ただ、勝っているかと言われれば、残念ながら負けまくってます。あまりに勝てる気がしないので、そろそろやめたほうが良いのではないかとも思っているのですが、惰性で打ってしまう。ちょっとよくない状況です」(山本さん)

◆撤去間近の旧機種を打ちまくるが、全然勝てない…

 新機種として導入されるのは6号機のみとなっているなかで、5号機と呼ばれる旧機種はどんどんホールから姿を消している。

「業界内の自主規制として、ホールに設置されている全台に対する5号機の割合を段階的に下げていくことになっているため、古い機種がどんどん消えていっているんです。そもそもパチスロ機には設置できる期間というものが設定されていて、それを過ぎた機種から撤去されていくということですね。

 そんななか、パチスロファンが気になっているのが、出玉爆発力の高い人気機種の撤去です。たとえば、『バジリスク甲賀忍法帖 絆』(エレコ)や『アナザーゴッド ハーデス -奪われたZEUS Ver.』(ミズホ)は、2019年12月頃に撤去される予定。『ミリオンゴッド -神々の凱旋-』(ユニバーサル)も2020年1月頃の撤去になりそうで、こういった機種への駆け込み需要も高まっています」(前出・ジャーナリスト)

 そんな撤去間近の機種を打っているというのは、都内在住、自営業の男性・佐藤さん(仮名、40代前半)だ。

「『バジリスク絆』、『ハーデス』、『凱旋』は、長年ずっと打ってきた機種なので、なくなってしまうのは本当に残念。だから、今のうちにできるだけ打っています。でも、撤去が近いからといって、高設定の台が増えているわけでもなく、全然勝てないのは変わらない。金銭的な余裕もなくなりそうで、この3機種が撤去するまで持つかどうか……なんて心配にもなってきました。まあでも、おそらくこの3機種が撤去されたら、心置きなくパチスロをやめられるような気もしています」

◆ほとんど打たなくなって、YouTubeで我慢

 6号機の時代になって、パチスロをほとんど打たなくなったというのは、神奈川県に住む会社員の男性・高山さん(仮名、30代後半)だ。

「出玉が規制されて勝ちにくくなったし、6号機の新機種の出玉性能について、新たに勉強するのも面倒くさい。勝つためにいろいろ努力しても、それが報われない状況になっているので、打つだけ損になってしまうのでは?という感覚で、いまはほとんど打っていません。

 でも、パチスロって、時間が経つとまた内規が変わって、出玉規制がゆるくなることも多いので、いつかまた勝てる時代が来るんじゃないかと期待しています。そのために、一応いろんな情報だけは入れておこうと思って、YouTubeのパチスロ実戦動画を毎日のように見ています。動画を見ていると打ちたくなってくることもあるんですが、逆に動画だけでもそこそこ楽しめます」

 新機種を打つ人、撤去前の機種を打つ人、そして打たずに動画を見る人……パチスロユーザーの楽しみ方はそれぞれだが、いずれにしろ6号機に時代になって勝てなくなったと感じている人が多いのは事実。ユーザー人口が減っているパチスロだが、やはり重大な岐路にあるといえそうだ。

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