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飲食店経営者がコロナ禍で気づいた「前からやっておくべきだったこと」

コロナで気づいたことは少なくない?(イメージ)

コロナで気づいたことは少なくない?(イメージ)

 新型コロナウイルス騒動で甚大なダメージを受けたのが飲食業界。ようやく営業再開にこぎつけても、営業時間の短縮、ソーシャルディスタンスの確保、店内の消毒・換気など、様々な対応を求められ、苦しい状態は続く。しかしコロナ騒動がきっかけで「これは以前からやっておくべきだった」というポイントに気づいた経営者もいるようだ。

 足立区で飲食店を経営するAさん(40代/女性)は、キャッシュレス導入に踏み切った。

「ウチのお店は、これまでキャッシュレス決済を導入していませんでした。支払額が小さいので、現金で十分だと思っていましたし、私も普段から現金派で、メリットがよく分かっていませんでした。そして何より、カードやキャッシュレスでの支払いを希望する客がほとんどいなかったからです。『そのうち……』とは思いながら、後回しにしていました。

 しかし、緊急事態宣言が出ると、キャッシュレス決済を希望する方が立て続けに現れました。話を聞くと『現金を触りたくない』とのことで、納得。どうせ店もヒマなので、すぐにキャッシュレス決済ができるように手配しました」(Aさん)

 一方、単純明快な“やっておくべきだったこと”に気づいたのは、都内の某ラーメン店の店主・Kさん(40代/男性)だ。

「ウチは行列ができるほどの店ではないものの、何度かテレビや雑誌から取材のオファーを受けたことがありました。シュウマイが人気で、それを取り上げたい、と。ただ、ウチはあくまでもラーメン屋。シュウマイがピックアップされるのが嫌で、全部断ってきました。

 しかしコロナで客が激減。少しでも稼ぎを上げようと、シュウマイの持ち帰り販売を始めたところ、またテレビから取材依頼が来ました。時間もあるし、もはやこだわっていられないというわけで、それを受けたらシュウマイがビックリするぐらい売れました。やっぱりテレビの威力はスゴいですね」(Kさん)

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