公開日:2022.01.20   

『グッド!モーニング』の「ことば検定」のボケ解答に早朝から林修が恥ずかしそうでホッコリする

「感染状況はどうなるのかな……」。オミクロン株の脅威によって、またも不安な気持ちで見守りがちになった朝の情報番組ですが、ニュースまとめやライフハックが組まれるなか、笑って息抜きできると各局で人気なのが「視聴者参加型のプレゼント企画」。中でも『グッド!モーニング』の「検定」シリーズは見逃せない、林修先生がおかしなことになっているぞと、テレビウォッチャー・北村ヂンが注目しました。

北村ヂンテレビレビュー
イラスト/北村ヂン

意外な激戦区・早朝の情報番組の人気企画

 民放各局で朝5時台~8時まで放送されている早朝の情報番組。

 忙しい朝の時間帯、チャンネルをそうパカパカ変えることもないため、朝一番にどの番組を見てもらうかは、その後の番組の視聴率にも影響する重要なポイントとなってくる。おのずと各局、早朝の情報番組に力が入るわけだ。

 とはいえ扱うネタは、ほとんどが前日のニュースまとめ。内容的には各局横並びになってしまうため、出演者やゲスト、その他の企画で差別化していくことになる。中でも人気なのが視聴者参加型のプレゼント企画だ。

 わかりやすいところでいうとフジテレビ系『めざましテレビ』の「めざましじゃんけん」。データ放送を使用して、リモコンでゲストやキャラクターとじゃんけんをすることによってポイントが貯まっていく。一定のポイントが貯まるとプレゼントに応募することができるという仕組みだ。

 単純なゲームだが、テレビの中の人とじゃんけんができるという臨場感で、なかなか面白い。正月に実家に帰った際、父親がアラームを設定してまで「めざましじゃんけん」に夢中になっていたのには若干引いたが。

 日本テレビ系『ZIP!』の「あっちむいてホイ」もほぼ同じ企画だ。

『グッド!モーニング』の「検定」シリーズが面白い!

 各局で行われている視聴者参加型のプレゼント企画の中で、ボクがもっとも注目しているのがテレビ朝日系『グッド!モーニング』の「検定」シリーズ。7時31分過ぎから「依田司のお天気検定」、7時46分過ぎから「エンタメ検定」、そして7時52分過ぎから「林修のことば検定スマート」が放送されている。

 それぞれ、お天気、エンタメ、言葉(雑学)のジャンルから三択クイズが出題され、リモコンのボタンで答えることでポイントが貯まっていく……という、システム的には「めざましじゃんけん」や「あっちむいてホイ」と似たようなものだが、単なる運頼みのゲームとは違い、ちょっとした豆知識を得ることができる楽しいコーナーだ。

 たとえば、今年の1月19日に放送された「エンタメ検定」で出題された問題はこんな感じ。

問題「藤原紀香、久本雅美は何と呼んでいる?」

舞台「毒薬と老嬢」に出演する久本雅美と藤原紀香からの出題。解答は三択となっており、

青・カツオ
赤・ノリオ
緑・ジャイ子

 答えは、赤の「ノリオ」。

 藤原が「気っぷがよくて男前」なことから「ノリオ」と呼んでいるんだとか……。まあ、ものすごくどうでもいいクイズではあるものの、その日のちょっとした話のタネにはなるかもしれない。

林修に羞恥プレイを強いる「ことば検定」

 この「検定」シリーズはどれも三択クイズになっているのだが、「林修のことば検定スマート」だけ、ちょっと様子がおかしい。選択肢は三つあるものの、実質的に二択クイズとなっているのだ。

 というのも、青・赤・緑の選択肢のうち、緑は明らかに正解ではない「ボケ解答」と決まっているからだ。

 ……どういうことなのか? 昨年12月29日の問題を例に見ていこう。

問題「『よいお年を』本来の使い方は?」

青・年末最後の1週間のみ
赤・大晦日には使わない
緑・酒を飲んだあと仕事

答えは「赤・大晦日には使わない」。

 大晦日にはお正月の準備がすでに整っているため、「よいお年を」を使うのは適していないからとのこと。「へぇ~っ」と言いたくなる雑学クイズだ。

 ただ、選択肢を見ていくと緑だけ、解答としての体を成していないのがわかるだろう。

「『よいお年を』本来の使い方は?」という問題に対して「酒を飲んだあと仕事」とはまったく意味不明だ。これが「ボケ解答」。

 林先生の解説によると「緑の『酒を飲んだあと仕事』は何かというと、『酔いをどうしよ?』だそうです」とのこと。

「よいお年を」→「酔いをどうしよ?」……説明されてもかなり苦しいダジャレなのだ。

 この「ボケ解答」、要はクイズ番組などで芸人さんが繰り出す「ボケ」を、三択クイズに取り入れたものなのだろう。しかし、毎日そうそう上手いボケが思いつくはずもなく、放送が進むにつれ、無理やり過ぎて意味がわからないものが増えている。

問題「初詣が広がったきっかけは?」→ボケ解答「かつらの前に(発毛で)」

問題「寒さでできた食べ物は?」→ボケ解答「メキシコ料理おまたせ(サルサ出てきた)」

問題「おとそ、名前の由来は?」→ボケ解答「面接でタメ口(落とそ)」

 ……毎朝、この調子。出勤前にクイズを解いて頭をシャッキリさせるどころか、脳みそが溶け出しそうだ。

 それでも初期には、林先生からも「きついボケをなんとか面白く解説しよう」という意欲が見て取れた。しかし「さすがにムリ!」と心が折れたのか、ある時期から、

「スタッフさんによると○○だそうです」

 のように、ボケの解説をスタッフに責任転嫁するように。さらに最近は、自分でボケ解答を言わず、

「『メキシコ料理おまたせ』は『寒さでできた』ではなく……森本さん?」

 と、聞き手の女子アナウンサーに丸投げするケースも増えている。そこまでイヤだったら「ボケ解答」自体をなくしてしまえばいいのに……。

 林先生に羞恥プレイを仕掛けることにスタッフが執念を燃やしているのか? 意外とこの「ボケ解答」は視聴者からの評判がいいのか?謎は深まるばかりだが、確かにちょっと恥ずかしそうに「ボケ解答」を読み上げる林先生はかわいらしくて、見ているとホッコリしてくる。

 みなさんも、ちょっと早く起きた朝にはテレビ朝日系列にチャンネルを合わせて「ことば検定スマート」の「緑」の選択肢に注目してみてください!

文とイラスト/北村ヂン

北村ヂン

1975年群馬県生まれ。各種おもしろ記事でインターネットのみなさんのご機嫌をうかがうライター&イラストレーター。……といいつつ最近は漫画ばかり描いています。

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