公開日:2021.03.28 / 更新日:2021.04.06    1

猫が母になつきません 第246話「おとなだもん」

さびはもともとはとても甘えん坊。夜眠くなると先にベットに上がって「一緒に寝て」とにゃーにゃー鳴くので毎晩寝かしつけていたほどでした。しかし、わびがやって来てからはその甘えん坊ぶりはすっかりなりをひそめ、とくにわびの前では甘える姿などいっさい見せなくなりました。年齢は1歳しか違いませんが、わびが生まれてまもなく母猫においていかれてしまって、その後ずっとかいがいしく面倒をみていたさびからすると「人に甘えている姿なんぞ見せられん」ということらしい。猫の《ふみふみ》は仔猫の時のなごりで、母猫のおっぱいを前脚で押して母乳が出やすくする動き。家猫は母のような存在の飼い主と一緒にいるときにリラックスしてふみふみしたくなるとか。ふかふかのベッドで一緒にごろごろしていて気持ちよくなったさびのふみふみモードがオン!でも赤ちゃんみたいなところなんて見せられない!本能と必死に闘っているさびの前脚がおかしな動きに…。おとなだって甘えたい時もある。強がるさびの気持ちもよくわかる。ふみふみ、ふみふみ。

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作者プロフィール

nurarin(ぬらりん)/東京でデザイナーとして働いたのち、母とくらすため地元に帰る。典型的な介護離職。モノが堆積していた家を片付けたら居心地がよくなったせいかノラが縁の下で子どもを産んで置いていってしまい、猫二匹(わび♀、さび♀)も家族に。

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  1. kuman より:

    いつも楽しく読ませていただいています。
    我が家の保護猫はふみふみをしません。
    4月で5歳になるオス猫です。
    職場の施設の隅で、母猫と兄弟猫と3匹でいるのを見つけてご飯をあげてまし。
    母猫が次の出産に向けて子離れしてか、子猫を置いて建物から出て行きました。
    4ヶ月になった子猫の懐いている方を里親を探してあげようとと家に連れて帰りました。それから5年近く我が家にいますが、一度もふみふみをしません。
    4ヶ月たっぷりと母猫の愛情を受けて育ったので、甘えん坊じゃないのかな?と思ったりします。
    残った兄弟猫は何故か懐いてくれず、そばによれば逃げてしまいました。
    母猫と我が家の猫は懐いてくれていたのですが‍⬛黒ちゃんはダメだったので職場でそのままご飯をあげてましたが、母猫が現れて‍⬛ちょっとに怖い、きつい声で怒る様に鳴くと‍⬛は小さく消えいる様な声で少し鳴きました。それから職場を出て行きました。
    信じてもらえないかも知れませんが、我が家の子猫を母猫の前で抱き上げると、母猫はすぐその場から消えてました。
    まるで「その子をお願いしますね」という風でした。母猫が子供を人間に預けるって事があるんだと私は信じてます。
    母猫から人間に飼われた時の心構えを教えられたのでは思うほど、静かで落ち着いて、悪戯とかしません。
    パソコンに向かったり、読書をしたり、電話をしたりと私が他の事をすると終わるまで離れて静かに待ちます。終わる気配を感じると、猫じゃらしを咥えて来て、私の目の前にポンと置きます。
    長々と書いてすみません。

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