人気料理家の絶品レシピ｜市瀬悦子さんのから揚げ、藤井恵さんのバターチキンカレー

　家で料理をすることが増えたこの1年。料理雑誌やWEBのレシピを参考に料理をした人も多かったのでは？2020年度、最も多く料理雑誌に登場した料理家や、SNSで注目を集めた料理研究家に、反響の多かった料理など、とっておきのレシピを教えてもらいました！

　料理カメラマンやスタイリスト、ライターなど撮影スタッフのみなさんの“ここが好き！”ポイントも紹介。どれも今すぐ作りたくなるものばかり。食べれば、リピートしたくなっちゃいますよ！

※選出方法：2020年4月～2021年3月の料理雑誌『オレンジページ』（オレンジページ）、『レタスクラブ』（KADOKAWA）、『きょうの料理』（NHK出版）、『dancyu』（プレジデント社）、生活雑誌『天然生活』（扶桑社）、『クロワッサン』（マガジンハウス）への登場回数を女性セブン編集部が独自に集計。

市瀬悦子さんの塩レモンから揚げ

「揚げる前にしわしわの鶏皮を伸ばして、皮目を下にして鍋に入れて揚げます。こうすることで皮の食感がパリパリになり、よりジューシーに仕上がりますよ」（市瀬悦子さん）

＜材料＞（2人分）
鶏もも肉…大1枚（300g）　
片栗粉…大さじ4　
小麦粉…大さじ2　
揚げ油…適量　
レモン（くし形切り）…適量
＜A＞
レモン汁・酒…各大さじ1　
塩…小さじ2/3　
こしょう…少量　
レモン皮（国産／すりおろし）…1/2個分

＜作り方＞
【1】鶏もも肉は余分な脂肪を取り、8等分に切ってボウルに入れ、＜A＞を加えて20回もみ込む。室温に20分ほど置く。
【2】バットに片栗粉、小麦粉を混ぜて【1】にまぶし、手でぎゅっと握る。
【3】油を170℃に熱し、【2】を入れる。ときどき返しながら中火で3分、強火にして1分ほど揚げ、油を切る。器に盛り付け、レモンを添える。

★ここが好き！
「から揚げのほかにも、大根を使ったユニークな“フライド大根”など、揚げ物のレシピがどれも感動のおいしさ！家族みんなの大好物になっています」（スタイリストH）

藤井恵さんの本格バターチキンカレー

「手軽にできる、我が家の定番カレーです。鶏肉を調味液に漬け込んでおき、あとは玉ねぎを炒めて一緒に煮込むだけ。冷凍保存もできますよ」（藤井恵さん）

＜材料＞（4人分）
鶏胸肉（皮なし）…1枚（200g）　
玉ねぎ…1/2個　
パクチー・バター…各20g　
生クリーム…大さじ4　
ガラムマサラ…小さじ1　
ターメリックライス…適量
＜A＞
トマトピューレ…200g
ヨーグルト（プレーン）…大さじ2
練り白ごま…大さじ1　
しょうが（すりおろし）…小さじ2　
にんにく（すりおろし）・塩・コリアンダーパウダー…各小さじ1　
粗びき黒こしょう…小さじ1/2

＜作り方＞
【1】鶏胸肉は3～4cm幅のそぎ切りにする。玉ねぎは薄切りに、パクチーは1cm幅に切る。
【2】ボウルに＜A＞を混ぜ合わせ、鶏胸肉を加えて漬け込み、冷蔵室で1時間以上置く。
【3】鍋にバターを熱し、玉ねぎが薄く色付くまで炒める。【2】を調味液ごと加え、煮立ったらふたをして弱火で10分ほど煮る。
【4】生クリーム、ガラムマサラ、パクチーはトッピング分を残して加え、全体を混ぜる。
【5】器にターメリックライスとカレーを盛り付け、パクチーを散らす。

★ここが好き！
「昨年の料理レシピ本大賞では準大賞受賞、『キユーピー3分クッキング』は今年3月まで18年続けられるなど、身近で手軽な料理はどれもリスペクトです！」（ライターH）

重信初江さんのエスニック鍋

「魚の旨みが凝縮された調味料・ナムプラーはぜひ気軽にお鍋に使ってみてください。だしを取らなくても深いコクが出ますよ。豚バラ肉の代わりにモツを入れても」（重信初江さん）

＜材料＞（4人分）
豚バラ薄切り肉…200g　
キャベツ…1/3玉（300g）　
にら…1/2束（50g）　
にんにく…1片　
粗びき黒こしょう…適量　
＜A＞
水…2 1/2カップ　
酒…1/2カップ　
ナムプラー…大さじ2　
唐辛子（小口切り）…少量

＜作り方＞
【1】豚バラは4cm長さに切る。キャベツはざく切りに、にらは3～4cm長さに切る。にんにくは薄切りにする。
【2】鍋に＜A＞を煮立て、キャベツと豚肉の半量を入れ、にんにくを散らす。2分ほど煮たら、にらの半量を入れ、煮立ったら粗びき黒こしょうを振っていただく。具材が少なくなったら残りの材料を入れる。

★ここが好き！
「エスニック鍋は約10分でできるのに滋味深い味わいで驚きました」（カメラマンS）「重信さんは韓国料理も絶品！　本場の味が家で楽しめます」（スタイリストK）