ウォーターサーバーを徹底比較!

一家庭でウォーターサーバーを複数台活用──その理由とは?

一家庭でウォーターサーバーを複数台活用──その理由とは?

 ウォーターサーバーを愛用している人の中には、2台以上を家庭に導入しているケースもあるようだ。家族の人数が増えれば、それだけ日々使用する水も増えていくことは想像に難くないが、意外にも大家族や家の間取りがそんなに大きくない場合でも複数のウォーターサーバーを使っているという。今回は、そんな一家庭で複数台の活用の事例を調査してみた。

コスモウォーター

◆妻の仕事用にもう1台

 渋谷健司さん(仮名)は50歳の会社員。お子さんは独立したので、現在は奥さんとの二人暮らしだ。

「妻は昔、交通事故で足に大きな怪我をして歩行が困難なんです。家の中でも、車イスを使うことが多いんですよ。キッチンの水回りなどは妻の目の高さに合わせて改造してありますが、いつでもどこでも水が飲めるよう3年前に『アクアクララ』のウォーターサーバーを導入したんです。台に乗せて高さを調節しやすいので、卓上タイプの『アクアスリム』を頼みました」

 設置した場所は、奥さんが日中滞在していることが多いリビング。ウォーターサーバーを台に乗せて高さを調節し、車イスで横付けできるスペースも確保した。

「リビングとキッチンは隣接していますが、妻はちょっとしたことで右に左に移動するのが大変なときもあるんです。ウォーターサーバーはお湯も出せるので、お茶を飲むのもラクになったと喜んでいました」

 それから1年経ったころ、渋谷さんの奥さんは、昔勤めていた会社のつてで仕事を始めた。ウェブ関係のデータ整理なので、パソコンとネット環境があれば家から出る必要はない。

ウォーターサーバーは身体が思うように動かない人にも便利

ウォーターサーバーは身体が思うように動かない人にも便利

「妻はリビングだと日光が入り過ぎて、パソコンの画面が見えづらいと言うんです。そこでフリースペースにしている4畳半の部屋を仕事場として使ってもらうことにしました。ただその部屋はリビングと行き来するのは多少不便だったので、ウォーターサーバーをもう一つ、妻の仕事部屋に置くことにしたんです」

 リビング同様、台の上に卓上型のウォーターサーバーを置き、奥さんが使いやすいようにした。奥さんが喜んで使っているのを見て渋谷さんは、ウォーターサーバーは身体の自由がきかない人にとっても非常に有効なアイテムだと実感しているという。

   

◆甥の受験勉強用にもう1台

 55歳の村田悦子さん(仮名)は、「フレシャス」のウォーターサーバーを愛用してきた。コーヒーや紅茶をいれたり、水の質が決め手となる煮物などの料理に使ったりしている。

「昨年の春から、ウォーターサーバーをもう1台入れることにしました。きっかけは甥が予備校通いのため、うちに下宿することになったからです」

 甥を下宿させてから1か月ほど、生活のサイクルを観察したという村田さん。その結果、深夜まで受験勉強をしていることが多いということがわかった。ときどきキッチンにコーヒーやココアをいれに来ていることもあったようだが、かなり遠慮しているように見えたという。

ウォーターサーバーが手元にあれば勉強にも集中できる

ウォーターサーバーが手元にあれば勉強にも集中できる

「物音を立てないように、そろそろと歩いたりしているのを知って気の毒に思ったので、甥の部屋にウォーターサーバーを置くことにしました。彼専用ですから、あまり水を消費することもないでしょうし、小さいころからかわいがってきた子だったので、そのくらいのことはしてあげようと思ったんです」

 村田さんは「これがあると何かと便利でしょう」と、甥の部屋にウォーターサーバーを置いた。それ以来、甥は深夜もキッチンまで来ることはなくなり、勉強に集中しているようだった。

ウォーターサーバーはお湯が出せるので、夜食代わりにカップスープなども飲んでいるみたいです。あとは無事試験に受かることを祈るだけですね」

   

◆嫁姑のトラブル回避にもう1台

 33歳の手塚彰人さん(仮名)は、家業の食器店を継いでいる。昔からの店をリニューアルして使っているので、住居と店舗は隣接している。

「僕たち夫婦と両親が同居する4人の世帯です。ウォーターサーバーを最初に入れたのは母でした。両親が使っている部屋に置いたのです。母は『部屋にあると便利だから』と言っていましたが、実は妻と顔を合わせたくないからだと思います。お恥ずかしい話ですが、二人の仲はあまり良くないんです(笑い)」

 母親はウォーターサーバーを目立たないように使っていたそうだが、ときどき届けられるボトルを奥さんが気にするようになった。そこで手塚さんは、自分たち夫婦で使うためのウォーターサーバーも導入することにした。

「同じウォーターサーバーにするとボトルが届けられたときに、どっちのものかなどで揉めそうなので、母のとは別の会社のサーバーにしました。置き場所は店舗です。これなら『お客さんが来たときに水をサービスするため』という言い訳も立つからです。日常的には自分たちで飲んだり、料理に使ったりしています」

 こうして手塚さん宅のウォーターサーバーは2台になった。

「うちの場合はあまり自慢できるような話ではありませんが、家庭内がギスギスしないで済むなら、ウォーターサーバーを複数導入することはアリなんじゃないかと思っています

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 1台あれば、安全でおいしい水を家族みんなが楽しめるウォーターサーバーだが、状況によっては複数台あればさらに便利なこともある。サーバー本体は無料でレンタルできるものも多いので、ライフスタイルに合わせて増設を考えてみてもいいかもしれない。

   
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