ビジネス

外資系エリート社員 金遣い荒い「キリギリス」タイプが多い

 一言でお金持ちといっても様々なタイプの人がいる。たとえば、サラリーマンでありながら高収入を得ているお金持ちの場合はどうか。彼らが普段何を考え、どんな行動をしているのか、これまで多くの資産家たちの家計相談を受けてきた「家計の見直し相談センター」の藤川太氏が、実例をもとに紹介する。

 * * *
 一般的に最もお金持ちと見られがちなのが、外資系の金融機関やコンサルタント会社などに勤める、いわゆるエリートサラリーマンといえるでしょう。

 なかには年収数億円に上るような外資系金融機関のファンドマネージャーなどもいますが、高給取りとはいえ、年収1000万~5000万円という人がほとんどです。

 それだけ稼いでいれば相当な資産が築けそうなものですが、実際には金遣いが荒い“キリギリス”タイプが少なくありません。高級スーツに高級時計で身を固め、フェラーリやポルシェといった高級外車を乗り回す。自宅も誰もが羨むような高級マンションだったりします。

 とにかくブランド志向が強いため、子どもの教育にもお金をかける。有名私大の付属小学校のお受験はもちろん、語学力をつけるためにインターナショナルスクールや留学も当然と考えています。そういう意味では芸能人に近いイメージかもしれません。

 ただし、立場は不安定です。高収入の裏返しで、外資系企業というのはいつクビになってもおかしくない。そのため、収入がある時に使ってしまおうという“キリギリス”タイプがどうしても多いのです。

 その一方で、堅実な“アリ”タイプの高収入サラリーマンも少数派ながら存在します。

 外資系金融機関に勤めるAさんのケースです。Aさんは億近い年収を得ながらも「周りからお金持ちと見られたくない」という気持ちが強く、ごく普通のマンションに住み、車も国産車。子どもを公立校に通わせるなど、普通の暮らしを心がけています。

 親の年収も知らずに育ってきた子どもはむしろ普通以下の感覚を持っているようで、先日、Aさんがグアム旅行を計画したところ、「お父さん、そんな贅沢して大丈夫?」と心配されたほどです。

 まるで童話のような、アリとキリギリス。最後にどちらが勝つかはいうまでもないでしょう。

※マネーポスト2014年秋号

関連記事

トピックス

足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
今年1月から番組に復帰した神田正輝(事務所SNS より)
「本人が絶対話さない病状」激やせ復帰の神田正輝、『旅サラダ』番組存続の今後とスタッフが驚愕した“神田の変化”
NEWSポストセブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
女性セブン
山下智久と赤西仁。赤西は昨年末、離婚も公表した
山下智久が赤西仁らに続いてCM出演へ 元ジャニーズの連続起用に「一括りにされているみたい」とモヤモヤ、過去には“絶交”事件も 
女性セブン
日本、メジャーで活躍した松井秀喜氏(時事通信フォト)
【水原一平騒動も対照的】松井秀喜と全く違う「大谷翔平の生き方」結婚相手・真美子さんの公開や「通訳」をめぐる大きな違い
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
大谷翔平の伝記絵本から水谷一平氏が消えた(写真/Aflo)
《大谷翔平の伝記絵本》水原一平容疑者の姿が消失、出版社は「協議のうえ修正」 大谷はトラブル再発防止のため“側近再編”を検討中
女性セブン
被害者の宝島龍太郎さん。上野で飲食店などを経営していた
《那須・2遺体》被害者は中国人オーナーが爆増した上野の繁華街で有名人「監禁や暴力は日常」「悪口がトラブルのもと」トラブル相次ぐ上野エリアの今
NEWSポストセブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
運送会社社長の大川さんを殺害した内田洋輔被告
【埼玉・会社社長メッタ刺し事件】「骨折していたのに何度も…」被害者の親友が語った29歳容疑者の事件後の“不可解な動き”
NEWSポストセブン