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ジュースと違う? 妊婦も飲める? ノンアルコールドリンクの基礎知識

知られざるノンアルの魅力

知られざるノンアルの魅力(撮影/横田紋子)

 2009年に世界初のアルコール分0.00%のノンアルコール・ビールが日本で発売された。当初、ノンアルコールドリンクは“代替品”のイメージが強かったが、いまではお手頃価格のまま、味のクオリティーは格段にアップしている。さらに、テレワークの気分転換や運動の後などに手に取る人が増加しているという。ビール、サワー、ワインに梅酒と種類豊富で料理とも相性バッチリなノンアルコールドリンク。その基礎知識をQ&A方式で紹介する。

■市販のノンアルドリンクはジュースとどう違うの?

 日本の酒税法は、アルコールが含まれない、もしくは1%未満のアルコール分を含む飲料をノンアルコールと定義している。そのため、ノンアルコールドリンクもジュースも「清涼飲料水」に分類される。しかし各社、味わいを「アルコールに近いもの」とし、特有の香りや苦みを再現しているため、店頭などではジュース類と分けて陳列されている。

■ノンアルドリンクはなぜお酒売り場にあるの?

 20才未満の飲用を控えるようメーカーが推奨しているため、未成年者が手に取りにくいよう、酒類売り場に置くことを販売店にすすめている。だが、もともと飲酒する人が体調不良時や運転時などに酒類の代替品として飲むことが多かったため、酒類と並べて販売するようになった、という説もある。

■ノンアルドリンクって、アルコールはまったく入ってないの?

 アルコールが1%未満のものをノンアルドリンクとしているため、「アルコール0.00%」と表示されている場合は、まったく入っていない。ただ、「ノンアルコール」「アルコールゼロ」などと表記されている場合は、微量に含まれている可能性がある。特に車の運転時などは、パッケージの成分表示を確認した上で飲用しよう。

■ノンアルドリンクは20才未満の人や、妊婦も飲める? 車の運転前に飲んでも大丈夫?

 アルコール0.00%の表示がある商品に関しては、妊婦や車の運転者が飲んでも問題はない。ただ20才未満の飲用については、法的に問題はないとしながらも、国内メーカーのほとんどが20才以上を想定して開発しており、未成年者の飲酒誘引につながることを懸念し、飲用を控えるよう推奨しているのが実情だ。

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