今年3月に“5.1”になったことで音声認識秘書機能アプリケーションソフト「Siri」が日本語に対応して話題となった、米Apple社のオペレーティングシステム・iOS。それからおよそ3か月後である6月11日、新しく「iOS6」が発表された。
今回の「iOS6」は、iPhoneシリーズでは基本的に“iPhone4S用”と言って過言ではない内容となっている。というのも、iPhone3GSとiPhone 4には対応されない機能がいくつかあるのだ。
例えば、2つの機種両方で使うことが出来ない機能は、空から市街を眺めるような3D地図機能“Flyover”や、 話し言葉で道順を教えるターン・バイ・ターンナビゲーション 、音声アシスト機能「Siri」。また3GSで対応しない機能は、ビデオ通話機能の「FaceTime」、オフラインの状態でページ全体を読むことができる「Offline Reading」など4つ。
これらの機能は全て、iPhone4Sでは対応できるようになっているため、ユーザーの中にはこれを機に機種変更を考える人が少なくないだろう。もしくは、新機能を使おうと新しくiPhoneを購入する人が現れることも予想される。
これらの状況を考慮してか、ソフトバンクモバイルが、今月の15日から7 月31 日まで“iPhoneかえトクキャンペーン”なるキャンペーンを開始した。iPhoneを新規契約したユーザー、またはiPhone4Sに機種変更した学生のユーザーが「ホワイトプラン(i)基本使用料(月額980 円)1年間無料」か「1万円キャッシュバック」のどちらかの特典を受けられるというもので、さらに、他のキャンペーンとの併用が可能。「のりかえ割」と併用すれば、さらに1年間基本使用料が無料になるため、計2年間基本料が無料になるのだ。これは金額で計算すると、2万3520円分である。
iPhone4か4Sかで、使える機能が大きく異なるiOS6。Apple社のサイトでは、利用できる端末の一覧と、機種によって利用できない機能についての説明が掲載されている。