芸能

『新婚さん』降板報道も元祖バラドル・山瀬まみが30年以上活躍を続けられる理由

山瀬まみもあ然

長きに渡り安定した活躍を続けている

 51年続く長寿番組『新婚さんいらっしゃい!』(テレビ朝日系)で司会を務める桂文枝(78才)が、3月いっぱいで同番組を勇退。1997年に7代目のアシスタントに起用され、25年にわたって文枝を支えてきた山瀬まみ(52才)も、同じく番組を卒業するものと見られている。後任として井上咲楽(22才)の名前も浮上している。

 山瀬は1985年、ホリプロスカウトキャラバンで優勝して芸能界入り。デビュー当時はアイドル歌手として売り出されたものの、徐々に活動の場をバラエティ番組に移し、浮き沈みの激しい芸能界で30年以上活躍し続けている。

「山瀬がデビューした1980年代は、松田聖子を筆頭に小泉今日子、中山美穂、中森明菜、菊池桃子、斉藤由貴、南野陽子など、女性アイドル全盛期。アイドルは常にアイドルらしい振る舞いを求められ、話す内容も“アイドルのコード”に沿ったものしか許されない時代でした。

 そんな中で山瀬は、アイドルとしては今ひとつ結果を残せなかったものの、特徴のある声や話し方、さらにアイドルらしからぬ明け透けとしたトークが話題となり、バラエティ番組に引っ張りだこに。同時期には松本明子、井森美幸、森口博子など、同じスタンスの女性アイドルが次々と現れ、彼女らとともに『バラドル』と呼ばれました」(ベテラン芸能記者)

 今でこそ、アイドルがトーク番組で笑いを取ったり、体を張ってレポートしたり、被り物姿でコントに挑戦するのは当たり前だが、厳格なアイドル像が求められた当時、バラドルは画期的だった。その後バラドルという単語が消えても、バラドル的な女性タレントは次々と登場している。そんな元祖バラドル・山瀬にはテレビ界で1つの“伝説”がある。

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