あらゆる世界に潜入する情報番組『~あらゆる世界を見学せよ~潜入!リアルスコープ』(フジテレビ系)。昨年放送されたボートレース養成学校「やまと学校」の回で紹介された女子訓練生が、17年ぶりに卒業記念競走で優勝し話題を集めている。
優勝したのは番組内で「元ギャル」と紹介された喜多須杏奈(徳島)。女子選手ながらボートレースの最高峰・SG優出経験もある横西奏恵(徳島)以来となる女子のやまとチャンプの誕生だけに、業界ではデビュー前から大きな期待を寄せているようだ。
またメインで取り上げられた学習院大卒のお嬢様・八十岡恵美訓練生は、番組内では「男ぼれキャラ」だったものの、選手養成員で戦う「リーグ戦」の第7回では、見事準優勝。落ちこぼれキャラを払拭する成長ぶりを見せている。
ボートレース業界にとって多くの売上が見込める女子戦はドル箱。それだけにスター女子選手の育成は業界の存続を賭けた課題といっても過言ではない。そんな中17年ぶりに誕生した女子やまとチャンプは、売上低下が叫ばれる公営競技界にとってまたとない朗報となった。喜多須、八十岡ら女子4人を含む110期生は5月にデビューする。
現在ボートレース戸田(埼玉県戸田市)で開催中の『SG第47回総理大臣杯』では、彼女たちの先輩である女子レーサーが3名参戦中。中でも2年連続『女子王座』で優勝した田口節子選手(岡山)は予選の成績が絶好調だ。
女性初のSG覇者も見えてきた。美人選手&実力派増加でボートレース業界が盛り上がっている。