流通ジャーナリストとして、テレビや雑誌等で活躍するも、去る10月3日に急逝した金子哲雄さん。独自の分析力で発信してくれたさまざまなお得情報は、今も生き続けている。その中には「買い物名言集」ともいえるものがあった。ここでは本誌・女性セブンの過去記事から3つ紹介しよう。
【トレイを斜めにして見ていますか?】
「スーパーで肉や魚のトレイを斜めにしたときに赤い汁が出るのは、鮮度が落ちている証拠。商品の回転が悪く鮮度が保たれていない、売れていない店です」(2007年5月24日号)
【肉の近くで売られているたれ、本当に必要ですか?】
「肉の近くに置かれたたれなど、関連商品があるとつい買ってしまいます。でも実は、店は肉より利益率の高いたれを売りたいんです。買うのは必要かどうか冷静に考えてからにしましょう」(2007年5月24日号)
【セット売りでお得。でも、本当に食べきれますか?】
「2個198円を買って1個腐らせるなら、1個128円を買って食べるほうがお得。買いすぎはムダの極みです。日本の食流通量は人口1億2000万人に対して4億8000万食なので、3食食べても1食は捨てている計算になるんです」(2007年5月24日号)
※女性セブン2012年11月8日号