夫婦の日常も様々だが、あらゆる夫婦のエピソードが、漫談家の綾小路きみまろにメールや手紙で続々と寄せられている。今回寄せられたのは、家電メーカー勤務のご主人(45歳)。家計は奥様(47歳)の担当でしたが、ここ1年はご主人がやっています。
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家計簿は女房に任せっきりだったんですが、1年前、「パソコンで管理してる人が多いらしいぞ。ウチもそうしたら?」というと、「いいの! 私は手書きが好きなんだから!」と頑なに拒否したんです。
「ちょっと見せてみろよ」家計簿をチェックすると、「韓流代3万円」とあったんです。「キム・ヒョンジュンや、ユ・スンホのグッズを買ったの」まあ、それは許そう。でも、合計額が合ってないのはなぜだ? 足すと26万円なのに29万円になってるじゃないか? 「バレた?」ペロっと舌を出す女房。わざと計算間違いしてたんだ!
「パソコンだときちんと計算されちゃうから困るのよ」
「これからはオレが管理する。お小遣いも希望通りにあげるから」
「ほんと!?」
最初の1~3か月は3万円だったんですが、高校生の娘の「ママも美魔女になって!」の一言で、とんでもないことに。
「私、フィットネスとエステに通うからお金ちょうだい! あと、近所の奥様たちに変身した私を見てもらいたいから、できるだけ顔を合わせたくないの。ゴミ出しはアナタ、お願いね!」
きみまろさんのフレーズにありましたけど、「妻はエステに、夫はゴミ捨てに」の我が家です。
※週刊ポスト2013年3月22日号