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“両刀使い”の億超え投資家が明かすアベノミクス株の買い方

 アベノミクスにより、続々と登場している億超え株トレーダーたち。彼らに便乗しようと、日本株投資熱が加速している。株関連本も多く出版されているが、なかでも先月発売された『億超えトレーダーが絶対に教えたくない株投資の法則』(扶桑社刊)は彼らアベノミクス長者たちの投資術を収録していることで人気を集め、品切れ続出だという。

 そこで同著にも登場しているサラリーマン億超えトレーダーのwww9945氏に、日本株投資で勝つテクニックを聞いてみた。『中川淳一郎のネットとビールの愉快な話 by NEWSポストセブン』より一部抜粋する。

 * * *
「2012年後半はアベノミクスのおかげで好調だったこともあって+72%。1億円を超えることもできました」

 現在の総資産は1億4000万円となったwww9945氏は、ファンダメンタルズ投資を基本にしながら、チャート分析による短期トレードもこなす両刀使いの投資家だ。

「銘柄探しの基本は会社四季報。CD-ROM版ではなく、紙で読みます。新しい四季報が発売されると、5日間くらいかけ、喫茶店で頭から終わりまで通読する。市場の旬のテーマに合致した銘柄にとりあえず付せんを貼っていく。今なら不動産がテーマになりそうなので、土地持ちの企業のところに貼ったりします」

 www9945氏の銘柄選定のポイントはこうだ。

【1】PER(株価収益率)10倍以下、PBR(株価純資産倍率)1倍以下。
【2】利益剰余金に比べて、有利子負債が多すぎない。
【3】株主資本比率が低すぎない。

 これらをベースに銘柄をスクリーニングしていく。そして、四季報以外にも参考にしているツールがあるという。

「個人投資家のブログは、暇さえあれば見ています。そこで面白そうな銘柄が紹介されていたら調べてみる。ただし、紹介されている銘柄を妄信して買うことはありません。ブロガーが集中して紹介するバリュー銘柄というのは崩落も早い。2008年のリーマン・ショックのとき、僕も痛い目に遭ったので、よく調べてから買うかどうか決めています。こうして選んだ銘柄をエクセルに銘柄名・株価・PER・配当利回りと打ち込んでいき、監視する。あとは値動きを注視して下がったときに、最低単位だけそっと買うんです」

 こうして選定された銘柄に、www9945氏オリジナルのトレード術を駆使して資産を増やしていったというわけだ。

 * * *
『億超えトレーダーたちが絶対に教えたくない アベノミクス株投資の法則』では、www9945氏のトレード術を図解でわかりやすく解説。ほかにも、伝説の100億円超えトレーダーcis氏のインタビューなど10人のトレーダーの手法を公開している。株の初心者から上級者まで。アベノミクス相場に乗り遅れないためにも、彼らの手法を学び、夢の億超えを目指したいものだ。

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