赤と緑の飾りつけに街中が彩られるシーズンになると、忘年会にクリスマス、なんとなくお疲れ様会など、一年を締めくくる飲み会イベントが増えるもの。“誰かが仕切ってくれるだろう”とお気ラクに構えていたら、いつの間にか自分が幹事になってしまい大慌て――という人もいるのではないだろうか。そこで、飲み会や食事会を仕切り慣れている幹事上級者に、「幹事のコツ」を聞いてみた。
「『あのお店、また行きたいね』と言ってもらえる時が、“幹事やって、良かったな”と思う瞬間ですね」そう幹事のコツとやりがいを語るのは、多い時には毎週のように、合コンや会社の飲み会幹事を引き受けている20代会社員、“合コン隊長”を自任する晃さん(仮名)。
彼のこだわりは、まず「初めて行く店でも、わかりやすいし、遅れてくる人にも便利だから」と、どんな飲み会でも駅からのアクセスしやすさを重視。特に合コンの場合は天気予報も確認して、もし雨が降りそうだったら、“駅からなるべく傘をささずに済むところ”を探す徹底ぶり。店内の様子やサービスを確認するのは、ロケーションの後だという。
「会社の飲み会だと、ある程度の流れや参加人数が決まっているので、ニ次会用にカラオケ屋も合わせて予約し、そこから遠くない店を一次会会場に決めます。
合コンでは逆にどういう展開になるかわからないから、会話が止まって静まり返っても気まずくならないように、個室を避けてにぎやかさを演出できる店がオススメ。この季節は特に、女性がブーツで来ても楽なようにテーブル席。料理やお酒を選ぶのをきっかけに、楽しく話せるようなメニューがあると、ポイントが高いですよね。デザートクーポンは、女性に喜ばれるのでよく利用します。プリントし忘れ――なんてことがないので、スマホや携帯で保存できるものを活用しています」(晃さん)
お店探しもメンバーへの連絡もマメで、幹事役を楽しんで務める晃さんだが、会社の忘年会で失敗してしまったことがあるという。
「喫煙できるのが、外の喫煙スペースしかない店だったんです。冬だったので寒くて、後で上司からも同僚からも、散々な言われようでした。それ以来、喫煙場所には気をつけています。普段会社で吸わない人でも、“飲んでる時は、吸いたくなる”ってケースがありますからね」(晃さん)
一方、ママ友ランチの幹事が順番で回ってくる30代主婦・暢子さん(仮名)は、前述の“合コン隊長”のようにマメではないので、最初は不安だったという。しかしグルメ情報サイトのアプリを使うようになってから、以前より気楽に幹事をできるようになったという。今では、“次に幹事が回ってきた時は、どこへ行こうか?”と普段からアプリでお店をチェック。お気に入りは『ぐるなびタッチ』の機能だと語る。
「他の人が幹事の時に『ぐるなび』のアプリを使っていたのを見て、私もインストールしました。良かった店や気になったところを『チョットぐ』に登録しておけば、幹事が回ってきた時にも慌てずに済みます。また曖昧な記憶で行ったことがあるお店をリクエストされても、チェックイン記録でわかるし、クーポンも『ぐるなびアプリ』で事前に保存しておけるんで便利です」(暢子さん)
さまざまなグルメ情報アプリの機能がある中、暢子さんが気に入っている「ぐるなびタッチ」は、スマホや携帯でアプリを起動して端末にかざし、お店にチェックインすることでポイントを貯められるサービス。ポイントは端末にかざせば貯められる来店ポイント形式の他、抽選でポイントが当たる店舗や、今なら初チェックインで500円相当のポイントがもらえるキャンペーン中だ。
「こうしたポイントやクーポンサービスを上手に使って、“おトク”にママ友会をやるのは、主婦が集まる会だからこそ重要ですね。
またある程度、定番化したお店を使うのも便利ですが、担当の時に毎回“別の誰かが、探してくれたお店”ばかりだと、『あの人は、自分だけラクしてる』みたいに思われますから。そういう不公平感を感じさせないように、適度に新しいお店を開拓しておく――それが私なりの“ママ友会 幹事のコツ”かもしれません」(暢子さん)